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「そんなに、一樹が好きなのか?でもまあ、あいつはいい男だしな。しかし、残念だがお前とは釣り合わない。一樹のことは忘れろ。そもそもお前……一樹とは最後までやったのか?」
玲二に訊かれて、裕也はビクンと反応した。
ここでいう「やったのか」という意味は、身体を交えたかどうかということを尋ねていると思う。
でも、身体を交えるなんて、どこまでのことを指しているのだろう……?
オーラルセックスなら経験はあるけれど、一樹とひとつになったことは一度もない。いや、たとえアレを口に含んだだけでも身体を交えたことになるのかもしれない……。
だいたい、最後まで受け入れられないのは気持ちに踏ん切りがつかないせい。
一樹が物騒な職についていることは、人一倍正義感が強い自分には、どうにもこうにも引っかかる部分で好きなのは違いないけれど、どこか心の奥底で敬遠してしまうところがある。
一樹には、まっとうな道を歩んでほしい。そう心のなかで願っている。
あれこれと考えているうちに問いかけから大きく脱線してしまい、結局、なんて答えればいいのかわからなくなってしまった。黙り込んでいる裕也の姿に、玲二はなにか感づいたように冷笑した。
「ふん、ガキの恋人ごっこか。一樹もよく我慢しているもんだな。まだ、経験ないんだろ?俺が教えてやるよ、大人の付き合いっていうものをな」
玲二が拳銃を右手に持ったまま、裕也の上に覆いかぶさってきた。
シーツを乱暴に剥ぎとり、早急に顔を近づける。たまらず顔をそむけるが、それで玲二から逃げられるわけもない。
むしろ、嫌がる素振りを見せたせいで玲二を怒らせてしまった。
「おとなしくしてろってんだッ」
いやいやと首を振っている裕也の髪を左手で乱暴にわしづかみにして引っ張り上げる。裕也は悲鳴をあげたが、玲二はお構いなしに唇を合せて塞いだ。
「…や……やめて」
涙を流して懇願する裕也の声も、玲二の耳には届かない。今度はシャツに手をかけて強引に左右に引っ張り、シャツのボタンがブチブチと勢いよく弾け飛ぶ。はらりとはだけたシャツからは、裕也の薄い胸が露わになった。
――犯される。
戦慄が全身を走り抜けた。
・+☆+・
22/50話
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どきどきです。。。助けに来ますよね。。。
2009/5/7(木) 午後 11:09 [ 1 ]
気になります。。玲二くん、酷いですね。。
2009/5/8(金) 午後 6:28 [ - ]
89さま〜☆
コメありがとうございます。
23話で一樹の登場です。
玲二がすんなり帰ったのは、物足りないかも……
それに…少し、お話がダーク過ぎるかな☆
裕也×玲二も考えたけれど、無理やりやっちゃうのはちょっとまずいかなぁと思って、やめました。
いつもコメくれて、ありがとうございます。
コメの返答遅くなってゴメンなさい。
りゅうさま〜☆
コメありがとうございます。
いや〜、玲二はワルですから。
次は、元恋人の一樹の命をも狙います。怖いです(^^)
読んでくれて、すごく嬉しいです。
2009/5/8(金) 午後 10:41