素敵な夜景に踊らされて☆萌えガク

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その日の夜。

ベッドに寝そべりながら、裕也はいつものごとく窓から見える夜景を眺めていた。

かたわらの一樹は、なにか深い考え事をしているようで仰向けになって天井をぼんやりと眺めている。先ほどから言葉数が少ない。

「なぁ、裕也」

沈黙していた一樹がボソリと小さく口を開いたが、それでも静かな寝室では声がよく通る。

「ん……」

「もしさ、おれがヤクザをやめたらどうする?」

「どうするって……?俺は普通に嬉しいけど」

「そうか……。ヤクザってものは、人から恨まれる仕事だ。これからも、いつなんどき命を狙われるのか分からない。そのことは、俺は別にいい。ただ、俺と一緒にいる裕也までが巻き込まれるんじゃないかと心配なんだ。裕也に万が一のことがあれば、俺は……、俺は……」

押し殺すような声が気になり、くるりと身体の向きを変えると、眉をよせて心配そうな表情で自分を見つめる一樹の顔があった。

真剣に自分を心配してくれている……。一直線に伝わる一樹の気持ちが裕也の心をジンと熱くさせた。

「俺だって、一樹になにかあったらやだよ。いつまでも、一緒にいたいんだ」

声を高くして熱い口調で話す裕也に、一樹がコクンとうなずいた。

「俺も……だ。ずっと一緒にいたい気持ちは、俺も同じだ。二人のこれからを考えると、俺はこの稼業から足を洗ったほうがいいのかもな」

「それは、いつ?」

「まだ、足を洗うかどうかは決めていない。玲二のことは、俺のせいで裕也に怖いおもいをさせてしまって悪かったと思っている。やはり、こんな商売はやめるべきなんだな。二人のためにも……」

一樹の眉がふっと下がり、今度は愛情に満ちた瞳で見つめられる。たくましい腕が一瞬伸びたかと思うと、すぐに肩を掴まれ抱き寄せられた。

広い胸のなかは、いつになく包容感があってふぅと息を漏らしてしまうほど心地が良い。「愛してる」なんていう甘い声でささやかれ、うっとりとしてしまって目を閉じると、柔らかい唇が重ねられた。


・+☆+・
28/50話

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閉じる コメント(3)

新しいパソコンでかいたんですか?早く続きがよみたぁい。

2009/5/17(日) 午後 3:31 [ 1 ]

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89さま〜☆
コメありがとうございます。

いえ、これは昔のパソコンで書きました。
使い慣れているので、まだまだメインで使いたいと思います。
新しいパソコンのほうは…ぼちぼちと使っていくつもりです。

2009/5/17(日) 午後 3:38 ふつか

突然のことで、驚いてます。
こちらこそ、仲良くしていただきありがとうございました。

また、復活されるんですよね?
わたしの大切なブログお友だちと、しばらくお別れになるのは、すごく寂しい気持ちで一杯ですが、また出会えることを信じて、お待ちしています。

お疲れさまでした。

2009/5/19(火) 午後 2:09 ふつか


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