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まさむに掴まれた両肩が痛い。
すごく力んでいるのがわかる。
おいおい、大丈夫か?
緊張からか、険しい表情をみせているまさむに克己は圧倒されそうになる。
「ちょ、ちょっと……おま……ッん……」
猛牛が突進してくるような勢い……というべきか。鼻息を荒げて唇を尖らせ、まさむは一直線めがけて克己の唇を奪った。
「ちょっと、お前待て」と、まさむを制止させようとしたけど遅かった。
言い終わらないうちにまさむに唇を塞がれ、克己は不意をつかれたようなかたちになってしまった。
「ッんん」
まったくタイミングが合わずして、まさむに口を塞がれたため息苦しさを感じる。
しかし、克己は口を離すことなく今までのキスの経験で磨いたテクニックを駆使して、まさむの口内を舐めまわす。
ファーストキスをしている男に経験者の俺がヘタクソだとでも思われもしたら……
そんなこと、俺のプライドが許さない。
克己に、ヘンなプライドがむらむらと湧きだって、ますます激しくまさむの口腔を犯した。
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