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仰向けになっているのは、まさむ。覆いかぶさっているのが克己。
克己は、まさむに甘くささやく。
「まさむ。お前の顔を見ていると俺はたまらなく好きになる」
「俺も……克己くんのことが、好きで好きで……」
赤い顔をしたまさむは、うつろな目で見上げ、克己の肩に腕を回してぎゅっと抱きしめた。
まさむの汗ばんだ肌が密着する。
まさむ……
克己は、まさむの温かい肌を感じながらうっとりとして目を閉じる。
まさむの胸に耳を当てれば、心音が聞こえそうなぐらい静かな教室。
夕日が静かに二人を照らして陰影をつくる。二人の一つになった影が、ゆっくりと悩ましく動く。
そんな二人の時間が永遠に続きそうに思えた。
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