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恭介先生は、ドアを開けて「入れ」というような仕草で首を振る。
克己は、おずおずと個室の中へと入る。
相談室には、小さな机が1つあり小さなソファーが机は挟んで向き合って置いてある。
後ろでバタンとドアが閉まる音が聞こえ、ふっと振り返る。
ドアがぴったりと閉められた。
これで、外界と遮断されてしまったわけだ。先生と2人だけの密室。
狭いこの部屋で、恭介先生にしばらく怒られるんだな。
そう思うと、頭が痛くなる。
小さくはぁと息を吐き、肩を落とした。
「克己。そこに座れ」
指を指されたソファーに座る。
恭介先生は、部屋の壁側のソファーに座った。
「さて、克己。」
恭介先生に改めて自分の名前を呼ばれ、はっとして身を正す。
「どうして、まさむとあんなことをしていたんだ」
「どうしてって……最初、まさむに告られて。それでエッチしようということになって……」
まさむとのふしだらな行為を見られた克己は、恥ずかしいのと緊張でしどろもどろに話す。
「じゃ、克己は告白されたら、だれでもあんなことをするのか?」
「そ、それは……違います」
克己は首をふって否定した。
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