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「せんせ……」
ドクンドクンと心音が高鳴る。
肩が触れ合うほど近くに、恭介先生がいる。並んで座る2人の周りに、濃厚な空気が漂いはじめ、これからおきる出来事を予想させた。
俺、先生とエッチするのかな?
教師と生徒という間柄なのに、身体を交えるなんて。そんなことが、世間にばれたら……
克己も恭介先生も、ただではすまされない。
克己は緊張のあまり顔をうつむかせたが、恭介先生はそれを許さなかった。
克己のあごを人差し指でクイッと持ち上げたかと思うと、すぐさま克己の唇を奪う。
「あッ…ン」
突然のキスに驚き、軽く声をあげる。
しかし、恭介先生のねっとりとした熱い舌が絡むと、緊張して硬くなっていた身体の力がふぅっと抜けた。
クチュクチュっと粘液が跳ねる音をたてて、2人の舌が絡みあう。
先生……うまいよ。こんなに感じるキスなんて……初めてだよ。
だれかさんとは……違う。
のぼせた頭のなかで、ぼんやりと人影が映る。
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