|
恭介先生の表情が除々に険しくなっていく。 「まさむのことは、忘れるんだ。克己は、先生と一緒にいるほうが幸せなんだぞ。それなのに、どうして逃げるんだ?」 声を荒げる恭介先生を見ることもなく、踵をくるりと返してドアのノブに手をかける。 「せんせ…さよなら」 克己は恭介先生に背を向けたまま、そういい残して部屋を出た。 バタンと閉めたドアにもたれかかり、心を落ち着かせようと目をつむる。 まだ唇に、恭介先生とキスをした感覚が残っている。 唇を重ね、先生のやわらかい舌が自分の口内を犯していた感覚。 恭介先生とのキスが、汚く思えて手の甲で拭い取った。 まさむ……ごめん。 愛している人を裏切ってしまう自分が許せなくて、唇を噛む。 それに……恭介先生のキスに、感じてしまった自分にもいやになる。 克己は、重い頭を抱え、ふらつく足で教室に戻った。
|
キスに溺れて〜☆萌えガク
[ リスト ]




