|
「まさむ、もしかして、俺を待っていてくれたのか?」 「うん。一緒に帰りたくて」 さすが、まさむ。ほかの薄情な連中とは違う。 嬉しくて、顔をほころばせる。 苛立っていた気持ちがすぅっと消えていく。 「でも…」 克己とは相反して、まさむの表情が固くなる。 「でも、克己くん、遅かったね。今までどこに行っていたの?教室にもいなかったし……」 ストレスから開放されて緩みかけていた身体が、びくっと震えて強張った。 「そ、それは……先生と話しをしていたからさ」 「もしかして、恭介せんせ?」 視線をそらした克己に、まさむが覗きこむように見つめる。 「そう、そう。きょ、恭介先生と話しをしていて。今、やっと終わったとこ」 言葉がしどろもどろになってしまう。 まさむには秘密にしている、先生とのキス。 まさむに対しての罪悪感が克己の心を苦しめる。 ごめん… 心のなかで謝るが、顔にはださないようにする。
|
キスに溺れて〜☆萌えガク
[ リスト ]





