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自宅に戻った克己は、そのまま自分の部屋へ行く。 ドアを開き、力尽きたようにばったりとベッドに仰向けになった。 まぶたをそっと閉じる。 なんだか、ぎこちない会話だったな。 さっき、2人で帰っていたときを、思い出す。 学校の門の前では、まさむは「克己くんを信じる」と言っていたけど…… いつもの、まさむじゃなかったような気がする。 信じていると言っても、心の奥では、どこか疑いの念をもっている。 そんな風に感じた。 まさむのことは好きなのに…… 「俺、まさむとうまくやっていけるかな」 まさむに愛想つかされるんじゃないかという心配が、頭を横切る。 それもこれも、先生のせいだ。 「せんせい……か」 恭介先生の姿を思いだすと、キスのことも思い出してしまう。 すごく上手なキス。 なにもかも忘れ、快感に身をゆだねてしまいそうになる自分が怖い。 ゴロンと寝返りをうつ。 「はぁ…」 ため息をついて、懸命に恭介先生のことを忘れようとするが、どうしても頭から離れることはできなかった。
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キスに溺れて〜☆萌えガク
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