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自分の席に戻ると、椅子に座り先ほどのことを思い返していた。
校内一カッコいいといわれている翔と会話を交わしたことや握手したこと。
他人から見れば、たいした事ではないかもしれないけれど、海斗にとっては思いがけない出来事で、自然と気持ちが高ぶってしまう。
机に置いた手のひらを、じっと見つめる。
軽く握手しただけなのに、翔の肌に触れた手のひらの感覚が忘れられない。
翔くんの手のぬくもり……
心の奥から、じわりと暖かいものがこみ上げる。
「ハハッ」
嬉しさと、照れくささが混じった笑いで顔を緩ませる。
胸がドキドキと高まり、翔の笑顔を思い出すと幸せな気持ちで心がいっぱいになる。
そんな自分の気持ちに、もしかして……という思いが頭に浮かぶ。
俺、翔くんのこと……好きになっちゃたのかな。
ときめく胸の中で高ぶる甘酸っぱい感情に、自分が恋をしていることに気がついた。
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