美男子に憧れて〜☆萌えガク

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「今日のキスは、いつもより激しいね」

普段より濃厚なキスに戸惑いながら尋ねると、翔はニヤリといたずらっぽく笑った。

「今日の海斗は、すごくかわいいからさ」

そう言って、海斗の大きくなったズボンの膨らみに手をあてて、ゆっくりとなぞりだす。

自分のカチカチに固くなって大きく膨らんだモノに、翔の人差し指がズボンのラインに沿ってなめらかに這い、それが何度も上下に往復する。

「…くッ……う…」

ぞくぞくとした快感が継続的に送り込まれると自然と声が漏れてしまい、海斗は慌てて口を閉じた。

今は2人だけとはいえ、ここは野外だ。密室の部屋とは違い、いつどこで、自分の悩ましい声を聞かれるかわからない。

「う……んッ」

声を押し殺し、脱力してしまいそうになる身体を、懸命になんとか持ちこたえようと歯を食いしばるけれど、股間から伝わる快感が強くて、たまらず、翔に持たれるように倒れこんでしまう。

と同時に、顎をすくわれて再び唇を奪われた。

「ん……んん」

息苦しくなって熱い息を漏らしたけれど、塞がれた唇は離してはくれない。翔と長い口づけ。

最初は息苦しく感じていたキスも、次第に頭がぼんやりとして心地よいキスへ変わり、身体の芯も火照りだす。

急激に強まる欲情が、抑えきれない。

もっと愛しあいたい、と。

翔の腕に優しく抱えられながらキスをされて、すっかり上気してしまった顔を持ち上げ哀願する。

「翔……お、俺……も、我慢できない。して」

陽の光が当たり輝きを増している翔の髪が眩しくて、潤んだ目を細める。

「撫でられて気持ちよさそうにしている子猫のような顔だな。たまらなくそそられる」

翔も興奮してるのか、額が少し汗ばみ淫欲にまみれた顔で見下ろした。

それは、海斗の期待に充分応えてくれることを予想させるものだった。


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「おいおい、俺がいるってこと忘れちゃいないか?」

かたわらで、腕を組んだ孝介がイラついた様子で立っていた。

すっかり忘れていた。

孝介の存在を思い出し、海斗はきつく抱きついていた手を緩めて、渋々翔から離れる。

「なんだか、俺……邪魔だったか?」

しかめっ面で話す孝介の顔がおもしろくて……一気に場の空気が変わり、和やかな雰囲気に押されて、海斗と翔は顔を見合わせて笑った。



放課後、体育館裏で、翔と海斗は近いうちにやってくる別れを惜しむかのように抱き合っていた。

翔に背中に手をまわされて抱き寄せられて、軽くキスをされたあと、耳元で「愛してる…」なんて甘く囁かれれば、一気に気持ちが高ぶる。

「俺も好きだよ」

背中にまわした腕に力を入れてぎゅっと強く抱きつくと、耳たぶをカプッと噛まれてぞくぞくするような悪寒がはしり声をあげてしまう。

「…ッあ…ん」

片方の手で抱きしめられ、もう片方の手で衣服の上から胸を愛撫されて、立っているのも辛いほど身体が気だるい。

「んんッ……」

翔に唇を奪われたかと思うと、すぐさま口腔をむさぼるようなキスをされ、それがあまりにも激しいキスなものだから、思わず海老ぞりで身体をそらせる。

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「い、いや、それはだな……同じクラスの仲間だし、その……やっぱし、そういうのは見過ごせないわけで……」

翔は、しどろもどろに話す孝介にフッとわずかに笑みをこぼしただけで、なにも言わない。

そして、おもむろに首から下げているネックレスをはずし、海斗の前に差し出した。

「これを、受け取ってくれないか?」

「え?」

はずされたばかりのシルバーのネックレスを前に、海斗は受け取っていいものかどうか分からず戸惑ってしまった。

「これは、昔、母親に買ってもらったものなんだ。俺の宝物さ。今まで、大事に身につけていた物だけど、これを、ぜひ海斗に受け取ってほしいんだ。頼む……」

「そんな大事な物を俺に……どうして?」

「離れても、これを見て、俺を思い出してほしいんだ。俺は今でも海斗を愛している。海斗は、これから新しく恋人ができるだろう。でも、わずかなあいだの恋人同士だった俺を……これを見て、たまに思い出してほしいんだ」

「翔……」

翔のこと……忘れるわけないじゃん。

目頭がじんと熱くなる。

感極まり、震える両手を差し出して、翔の手からこぼれ落ちるネックレスを手のひらで受けとめて、輝きを放っているネックレスをまじまじと見つめた。

「ありがとう。大事にするよ」

潤んだ目で見上げると、少し寂しげな笑みを浮かべた翔と目が合い――それが、たまらなく切なくて、思わず翔の首筋に抱きついた。


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しばらく、海斗の話しを聞いていた孝介だったけれど、何か思いたったように、突然口を開いた。

「よし、俺が翔に話しをつけといてやるよ。海斗を悲しませるヤツは俺が許さんッ。今から、翔とやらのところに行くぜ」

そう言って、早急に席を離れる孝介に、海斗も慌てて立ち上がる。

「ちょ、ちょっと待ってよぉ。なに話しをするつもり?孝介は、ヘンなことしなくていいから」

まだ、食べ残しがある皿をトレイごと食堂の返却口に置いて、急ぎ足で孝介を追いかける。

「俺がなんとか話しをつけて、別れないようにしてやるから……心配すんなって」

「心配するよぉ。孝介は、そんなことしなくてもいいから。俺が、我慢すればいいだけだし……」

「我慢する必要はないだろッ。俺が、翔をぶっ飛ばしてやるッ」

「わわっ、ちょっとやめろって」

すっかり熱くなっている孝介をなんとか引きとめようと腕を引っ張るけれど、ぐいぐいと前に進む孝介の足を止めることができない。

結局、そのまま引きずられるように、翔のクラスに着いてしまった。

「おい、翔はどこだぁ?」

翔のクラスに着くといなや、孝介は教室内に響き渡る声で叫ぶ。

声に圧された生徒たちの手が止まり、しんと静まり返った教室内で、何事か?とでもいうようにお互いの顔を見合わせている。

「……俺だ」

孝介と海斗の前に現れたのは……翔だった。首にぶら下げた、シルバーのネックレスが日に焼けた肌に映えている。

「一体……どうしたというんだ、海斗?」

「いや、その……孝介が……翔と話ししたいって……」

翔に訝しげに尋ねられて、海斗は口ごもってしまう。

「孝介……?」

翔が、そんな人物は知らないと言いたげに眉を潜めると、孝介が声を荒げる。

「俺だよ、俺が孝介だ」

「俺に何の用だ?」

「海斗と別れるんだってなッ。ちったぁ、海斗のことも考えてやれよ。遠く行っても、連絡ぐらいは取れるだろ?」

「そんなこと、お前に関係ない。これは、海斗と俺の二人の問題だ」

「なんだとぉ」

冷静さを失なった孝介は、今にも突っかかりそうな勢いで翔を睨んでいるが、睨まれた本人は気迫にひるむことなく、いたって平然としている。

「っていうか、なんでお前がそんなに怒ってんだ?」

「うっ……!」

翔に訊かれ、孝介が固まった。

たしかに、翔の言うとおりだ。なぜ俺たちのことに、首を突っ込んでいるんだ?

不思議に思い、海斗は言葉を失なって固くなっている孝介の顔を見る。


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そんなに見られると、本当に心のうちを見透かれそうで、気持ちに動揺がはしる。

心臓の鼓動が少し速まり、顔がほんのりと熱い。

そんな海斗のわずかな心境の変化を読み取ったのか、孝介はニヤリといやらしい笑みを浮かべた。

「もしかしてさ……恋の悩みか?」

「え!」

スバリ自分の心のうちを言い当てられて一瞬驚いたが、すぐに恥ずかしい感情が湧きだして、ボッと顔が熱くなった。

小さく背中をかがめて、赤くなった顔をうつむかせている海斗の姿が孝介にはおもしろくてたまらないようで、海斗の背中をパンパンと叩きながら高い声をだした。

「図星だったみたいだな。へー、海斗が恋の病にかかっているとはなぁ。で、相手は誰よ?なぁいいだろ?教えてくれよ。ほかの連中には、黙っててやるからさ」

「シッ。孝介のバカ。声が大きいってばッ」

「じゃ、誰か教えてくれよ」

今度は、耳元で声を潜めて尋ねてきた孝介に、海斗は観念して力なく答える。

「…翔……」

「…ん?」

「隣りのクラスの、佐伯翔のことだよ。実は俺たち、付き合っているんだけど……その……あの……もうすぐ、翔が引越しすることになって……」

ボソボソと途切れ途切れになりがちな海斗の話しに、孝介はうなずきながら真剣に聞いている。

「それで……翔が別れようと言い出して……なんでも、二人会えなくなっちゃうから、きっぱりと別れたほうがいいって……俺……それがイヤで……」

膝上に置いた手をギュッと握り締める。


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