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今回は長い長いお話ですよ〜♪



毎日、ピアノを弾いていると思わぬことに出くわす。
それは、演奏に関して、自らの意に反したことを、いつに間にか、やってるときがあ〜る!!

そんな無意識に起きた、小さな出来事が、思わぬ方向に進んでった、本当の話なのであった〜!!!
(ジャジャジャ〜ン!!!)



ある日のお客様…かんぽの積み立て旅行ご一行様(年齢層は50代〜60代の男女)



かんぽやJAの積み立て旅行は、どこの温泉旅館ではお馴染み。特に、今頃と紅葉の時期が多いのである。

無論、この手のお客様には、演歌、ポップスがウケる!!
若大将やサブちゃん、ちゃっと洒落たご婦人からは、江利チエミなんてリクエストもくる♪
これなら、ぜ〜んぶ、譜面なしで出来ちゃうよ!! (^^)V



「オイラの一番得意なパターンだなあ…」



そんな時、過去に何十回と弾いている、谷村新ニの『昴』のリクエストだ。



「え!これも楽勝じゃ〜ん」



楽勝!!そんな気持ちが、一瞬の気の緩みを生んでしまい、その後、思わぬ事件へと発展するのであった…

イントロから、メロディーへと、頭で考えなくとも、指は自然に鍵盤の上を動いていく。
そりゃそうだ。あの、25年前、ニッカウィスキーのCMが流れたときから弾いているんだから…



♪…眼を閉じて何も見えず…悲しくて眼を開ければ…荒野に向かう道より…他に見えるものは無し…♪



弾いてる自分も、気分良く、目を閉じていた…瞼の裏に、あのCMの、万里の長城や桂林の景色が写っているようだった…ってのは、さすがに言いすぎ!(笑)だが…確かに気分は良かった。



「クスクス…クスクス…」



あれ?お客から小さな笑い声が聞こえる。
演奏の手を休めずに、目を開け、様子をうかがった…
前のお客がニヤニヤしてこっちを見ている。

「えっ、何があったんだろう?」
…手は動きながらも、意識はそちらに向かっていた。

そして、間もなくその訳がわかったあぁぁぁぁぁ〜!!



「…あ…、なんと曲が変わってる!!!…」



やっと、その手が止まった。演奏中に、自ら手を止めたのだ。これはピアニストとしてあるまじき行為。
村上ファンド並みのルール違反だ!!



「お客様。大変申し訳ありませ〜ん!!昴と言ったのに、途中で曲が変わってましたね。
 …いつの間にか、川の流れのようになっちゃいました!!!スイマセンでした〜〜^_^;」



そう、『昴』から『川の流れのように』に変わっていたのである。



※解説するとこうなる。まずは、『昴』から。

…眼を閉じて何も見えず…悲しくて眼を開ければ…荒野に向かう道より…他に見えるものは無し…

ここまでは、普通に弾いていたのだが、この後、

…ああ、砕け散る〜…のところを、『川の流れのように』の途中、…でこぼこ道や〜…と弾いたのだ。この部分は、とても似ている。というよりは、同じだ!!そして、その後は曲が変わったままとなった。

(※音楽関係者の方はお解りだと思うが、キーをCで弾いた場合、歌いだしからその部分まで、両方の曲ともメジャーで、いったんC(トニック)で解決をしてから、マイナーになる。しかもその部分の「Am・Em」という、コード進行も同じだ!!)



とにかく、大失敗をやらかした。だが、実は気付いたのは一部のお客で、大部分は気付いてなかったのだ。その位違和感無く、2曲はつながったようだ。

とにもかくにも、仕切りなおしで、『昴』を弾いて、無事その日のステージは終わったんだが…

その夜、漫談家は考えた…

…自分でも無意識に間違えて弾いちゃうくらい、似てるんだよなあぁぁ…
そして、凄い事を思いついた!!



「この2曲をひとつの曲にしよう♪」



2曲はその部分以外でも、メロディや進行が似ている。これを利用して、初めは『昴』、途中から『川の…』、サビからまた『昴』というように、2曲を交互に弾きながらも、1つの曲としてつなげてみよう!これは面白い!『温泉ピアノ漫談家』ならではの1曲だ!!



次週、再び、かんぽの団体旅行。



MC  『今日はお客様に面白い曲を聞いていただきます。
     男性がカラオケでよく歌われる今日の代表的なもので、昴があります。』

お客   フンフン(うなずく)

MC  『女性はよく、川の流れのようにをよくお歌いになられます。』

お客   フ〜ンフ〜ン(大きくうなずく)

MC  『実はこの2曲はとても似ている曲なんですよ!で、今日はこの2曲をひとつの曲にまとめた
     新たなる1曲を聞いていただきます!!
     (ちょっと間)その名も……昴の流れのように、で〜すぅぅ!!』

お客  『お〜お〜』というどよめきと笑い、そして拍手!!



練りに練ってアレンジした、『昴の流れのように』が弾き終わる…



お客   拍手!!大喝采!!



…失敗は成功の母!瓢箪から駒!嘘から出た真?はちょっと違う…身から出た錆、はもっと違う…

漫談家はこうやってまたまた、お客様を「笑音楽へといざなう」のであった…



※これは一度聞きに皆さん温泉にいらっしゃ〜い!!



\(^o^)/!!

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