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8月3日
写真は理想的に生育した畦際の稲株です。茎の太さに驚きます。
V字農法の周囲の田んぼの稲たちは中干しが終わり出穂を待っています。
これらの稲は苗の時期からすくすくと育ち中干しにより栄養成長を止め茎は細いまま強制的に生殖成長期(幼穂形成)に入ります。
また、それまで水根だった根が畑根に変わりますので酸欠が続くと根が腐ってしまいます。そのため今後は水を入れたままにすることができません。しかし、幼穂形成期にはたくさんの水分が必要ですのでこの時期の水管理が重要ポイントとなるわけです。
中干しをするとで出穂のばらつきが少なく一斉に穂が出てきますので登熟が均一な良質米になるのです。
フユコの田んぼのイネは「への字」成長です。ようやく分けつが充実して茎数が確保されてきました。田植え後からの過酷な生育条件は稲自身に生殖成長を自覚させてくれるようです。
根は水根のままですのでこの生殖成長期(出穂から登熟期)を丈夫で最良な状態で過ごすことになります。この丈夫な毛根の働きにより一穂の粒数が多くなり粒は大きくミネラル分の吸収率が良く美味しいお米になるのです。
しかし、出穂期が長くなり登熟度の歩留まりが悪くなります。したがって稲刈りを遅くしなければなりません。
慣行農法(V字農法)は即効性の化成肥料がもたらした効率的な農法といえます。有機肥料が主だった昔は代かき田植えをしても「への字」成長になりやすく充実した出穂期を迎えることが難しかったのだと思います。しかも家畜堆肥は即効成分の含有率が安定しませんので施肥の難しさが伝統的になってしまったのではないでしょうか。
また、当地は重粘土質ですので代かきをした田んぼは必ず中干しをしないと落水しても秋の弱い日差しでは乾燥が不十分のため収穫作業が困難になります。V字農法は中干し後の田んぼは水も少なく乾燥気味にしますので秋の収穫作業が容易になります。
代かきをしないフユコの田んぼは落水するとすぐに乾きます。中干しによる根にストレスもありません。美味しいお米や収穫量に関わる大切な登熟期のイネが丈夫なのです。これが私が不耕起栽培を試みているひとつの理由でもあります。
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フユコの田んぼは通勤途中でいつも見せてもらっています。
太い茎で驚きました。穂が出るのが楽しみです。
2007/8/4(土) 午前 8:24 [ トナリ ]
トナリさん コメントありがとうございます。
今年は草だらけの田んぼになってしまいました。
近郊の田んぼはそろそろ出穂すると思います。今年のフユコの田んぼは8月15日ごろと思います。
2007/8/5(日) 午後 9:22