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決して、核容認の意図ではありません。 色んな考えがあって、暮す国が違えば、その温度差もあるのだという事を常日頃感じてるので、載せて見ました。 在日MLからの転送です。(以下の投稿はカナダ在住の方からです。) 日本の雑誌にこんなんが出ていると日本からメールが入りました。 週刊現代(06.10.28)
おじさんは白馬に乗って 連載 第20回 「北」の言い分 高橋源一郎 この世の中でいちばん邪悪なもの、それは何?
「北」である。 世界の嫌われ者、理性や議論などまったく通用しない、悪魔そのもののような国、それはどこ? 「北」である。 世界中みんなが「止めろ!」と言っても、それを無視して、核実験を強行したのは? 「北」である。 罪なき人たちを勝手に「拉致」し、彼らの人生を目茶苦茶にしたのに、そんなこと知らない、誰かが勝手にやったのだと居直っているのは? 「北」である。 政府に文句を言う人たちを問答無用と強制収容所に入れ、残虐な拷問をしているのは? 「北」である。 一部の特権階級に権力と富が集中しているばかりか、しかもその頂点にある独裁権力を世襲で譲ろうなんて古代や中世の王様のようなことをやっている人がいるのは? 「北」である。 「北」は悪い。「北」はひどい。「北」は最低。 だから、「北」のことを少しでも擁護するようなやつは、最低最悪の悪魔の手先…。 というような雰囲気が蔓延していることを、タカハシさんは重々承知している。 だが、この世に、議論の余地なく最低最悪などというものがあるだろうか。 タカハシさんは、そう思った。そして、この、世界最大の嫌われ者にも、その行いの背景に、なにかしらの理由があるのではないか、と考えたのである。 たとえば、「北」の一庶民は、こんなことを考えていはしまいか。 絶対に核兵器は必要なのです「はい、聞きました。ついに、我が国が核実験に成功したのだそうです。ああ、ほんとうに嬉しい。えっ? 世界中が反対している? アメリカはするでしょう。あの国は、我が国を攻め滅ぼそうと、そればかりを画策しているのですから。ロシアや中国やイギリスにフランスも? ちょっと、お訊きしたいのですが、わたしたちのような貧しい国には核を持つ権利はないのでしょうか? アメリカや、その他の大国が核を持ち、それから、インドやパキスタンやイスラエルも持っている。あの人たちが持って良くて、わたしたちが持っていけない理由はなんなのでしょうか? 危険だから? わたしたちの国が危険ですって? では、またお訊ねしますが、わたしたちの国が、どこかよその国を侵略したことがあるでしょうか? 朝鮮戦争? あれは、そもそも、一つの国の中での内乱です。アメリカは、国連決議を無視して、イラクを侵略しました。アフガニスタンには何百万トンもの爆弾を降らしました。その前には、ベトナム全土を焦土としました。世界でいちばん危険なのは、あの国ではないのですか? しかも、数限りなく、核兵器を持っている。そんなに、核が心配なら、まずアメリカ政府に対して非難決議を出すのがまともな考え方ではないのですか? 中略 イスラエルが核兵器を持っていることは公然の秘密です。でも、どうして誰も文句を言わないか知っていますか? それは、アメリカが後ろ楯にあるからです。アメリカがオーケイと言えば、なんでも通るのです。 ご覧なさい、パレスチナの人びとが受けている屈辱を。自分たちの政府の人間が勝手に逮捕されても、文句を言うだけ。いきなり爆撃され、いきなり戦車がやって来て、自分たちの国民を殺しても、ただ抗議をするだけ。そして、その文句を聞き届けてくれる者はどこにもいない。せいぜい、国連か、アラブの国のどこかが、抗議声明を出すだけ。もちろん、そんなもの、イスラエルは洟(はな)もひっかけない、それもこれも、核兵器がないからです。核丘器さえあれば、あんなにバカにされないのに。核兵器さえあれば、生まれ故郷を追われ、なんの権利もなく、地上をあてもなく彷徨(さまよ)う必要だってなかったのです。パレスチナの人たちだって、絶対そう思ってます。インドやパキスタンが核武装を目指した時、アメリカは強硬に反対しました。けれど、いったん、彼らが核を持ってしまえば、アメリカも黙認するしかなかったのです。力だけに信奉するアメリカは、力にだけは弱いのです。力がなければ無視される。なにを言っても相手にされない。世界政治に正義なんてありません。 以降削除 |
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2006年10月24日
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4コマ漫画、チャンドリより、
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