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イギリスに「ロイズ」という組織があります。
「ロイズ保険組合」と言った方がわかりやすいと思います。
400年近い伝統のある、世界最大の保険組織です。
この組織はイギリスの貴族や大富豪と大きな関わりがあります。
このロイズ保険組合の保険は、主に損害保険会社が保険金支払いのため
に掛ける保険(再保険)です。まぁ、ここまでは普通です。
この保険の変わっているところは、ロイズ保険組合が引き受ける保険では
なく、ロイズ保険組合の名の下に、無限責任を負うアンダーライターと
呼ばれる保険請負人が引き受ける保険であるところです。
このアンダーライターの多くが、貴族や大富豪なのです。
要は、貴族や大富豪が保険を引き受けて、問題がなければ保険の掛け金
は貴族や大富豪の収入になり、問題が発生した場合は、保険金の支払い
を行うという、ギャンブルのようなモノなのです(ちょっと極端に書いています)。
無限責任を負うので、巨額の保険請求が発生した場合には全財産を処分
してでもこれの支払に応じなければなりません。
そのため、アメリカで発生した同時多発テロ事件(911)の保険金支払いで
破産したアンダーライターもいるそうです。
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