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あぁ、山田詠美さんが山田詠美たる作品だなぁ。 あるがままを脚色せずに表現されています。 今年はなんて嬉しい年なんだろう。 私の尊敬する作家さんが相次いで力作の長編小説を出版してくれる。 村上春樹さんの『1Q84』しかり、白石一文さんの『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』しかり。 そして、この作品。 40年ほど前、静岡県のある街、4人の少年少女のそれぞれの学び取っていく術が描かれています。 その中で重要なもんが性について。 性というもの、性の目覚めに真っ正面から取り組んでいます。 方言というものが良い味を出しています。 私はいま愛知の東三河に住んでいて、作中の方言に馴染みがあるので親近感を覚えます。 それもあってか、山田詠美さんの真骨頂の人間描写、心のひだが見事に表現されています。 主人公の仁美が憧れ続ける心太はなんとも山田詠美さん好みの男の子。 でも、意外だったのは、彼にほころびや裏の面など人間的な弱い面をしっかり描いたこと。 より立体的に。 この作品のしくみで終始、死の香りが漂っています。
良い意味で。 この作品では青春時代が描かれているのですが、そこから彼らの死へ行き着く課程、人生を想像するのが愉しい。 |
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この作品知りませんでした〜。チェックです。
白石さんのも気になりますね。
2009/7/8(水) 午後 4:46
SILLYさん、この作品は力作ですよ。余り取り上げられていないのが残念ですが。白石一文さんのこの作品はお薦めです。山本周五郎賞も取りましたし。
2009/7/8(水) 午後 11:13
初めまして。
「学問」
読み終えたあと、かたまっていました。
山田詠美さんと同世代で、よかったと思っています。
作品と一緒に歳をとれそうです。
nageさんと好みの作家が似ています。これから参考にさせていただきます。
2009/9/6(日) 午後 0:42 [ 伊豆元乙女 ]