今朝の朝刊はNY原油上昇、132ドル台”とまたまた最高値の更新である。我々、消費者もその背景を冷静に見ておく必要がありそうである。原油(石油)価格も本来は「需要と供給」で決定されるべきであるが、現実には「実需と関係のない投機」に依って最近の価格高騰をもたらしている。
供給面:
第一・二次中東戦争やイライラ戦争の時や、最近ではイラク北部のトルコ空爆、ベネズエラの米エクソンへの輸出停止、ナイジェリア政情不安など供給面の不安要因で価格は急上昇したことは何回もあり、現役時代はオイルマネーを貯め込む産油国市場を追いかけたこともある。しかし、中東・アフリカや南米の産油国は新油田開発、生産増強などもあり現在では生産能力はほぼ一定である。実際は生産(増産)余力があっても、石油輸出国機構(OPEC)の政治的な判断や市場価格の調整などで生産高は決められ価格が形成されているのが実情であろう。
需要面:
景気が上向きの場合や寒波襲来、各国の石油備蓄量の減少などの際には実際の需要が増えるので価格が高騰するのは理屈通りである。ここ数年のBRICSの経済発展で原油が逼迫し価格の高騰を招いている事もよく知られております。夏になれば、バケーションシーズンで需要も膨らみ、高騰の要因になる。しかし、ここ一年の景気低迷で真の需要は伸びていないにも関わらず、異常な高騰は“市場の思惑の材料となり投機”という仮需要が招いている高値更新であろう。
投機の対象:
07年8月のサブプライム問題が深刻化するに従って、投機マネーが「質への逃避先」として原油に投機矛先が向かっている。よくTVのニュースなどで引き合いに出されるニューヨークの原油先物市場で代表的な指標(WTI)は日量30−40万バレルの生産高に対して、200倍も300倍もの一日何億バレルも取引されている事からも分かる。一年前のWTI相場は63ドル台だったが、、、、今日は$132!いや、速報は$133かな?
今年正月気分も醒めやらぬ1月2日に原油は100ドルを突破した。最高値札付け役は、リチャード・アレンズと言う男だったが、将来孫に「おじいちゃんが100ドル歴史を作ったんだヨ」」と語るために(5−600ドルの)損失覚悟で歴史を作ったと言う。全く、たまらない話でええ加減にしろ! 馬鹿たれ!、、、、と言いたいが、、、、半年も経たずしてさらに30ドルも上がっている! たぶん130突破もこんな男がおったのだろう。
上記の通り需給関係では130ドルになる理由はないと素人ながら考えているが、サブプライム問題などで行き先を失った投機マネーの原油に投入されるのは当分続くのであろう。真面目な米国最大のカリフルニア州職員公的年金基金でさえ、運用資金を株式から原油など商品に投資比率を上げたと報道あったが、原油は正に需給でなく投資や投機の対象となり今の価格が形成されつつある。
米国では原油が10ドル上がればGDPを0.4%前後引き下げる程、大きな影響ある。原油価格の高騰は米国の経済の重しとなるので注目が必要である。これは日本に取っても同様で10ドルの値上げで東証一部上場企業の連結営業利益を0.5%程度減少させると大和総研は試算する。 今朝の日経平均も重足で前日比▲250、円も102円70銭台の円高!
自己防衛:
ここまでガソリンが高騰するとは思っていなかったが、環境にやさしい車ということでプリウスにした。
約300日の実走結果は:総走行距離>→10,374km、消費ガソリン>→469リター、ガソリン代>→¥65,250、リター当たり走行距離>→22.12km、KM当たり燃費>→6円29銭
最近は燃費をあげる運転の術もわかってきたので、リター25KMを目指している。プリウスにして、随分、節約できたと思っていたが、車を庭石でこすって修理代がなんと10万6千円、、、、、、
原油の経済学と馬鹿げた話の巻でした!
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40年くらい前はナフサはバーレル2ドルくらいだった。原油もそんなモンではなかったのではないでしょうか。統計を調べていないでいい加減な話です。自動車は燃料に限らず、かなりのカーケミカルは原油をベースにしています。
世の中の変化、反応を固唾をのんで見守っています。
2008/5/22(木) 午後 0:00 [ sdw**355 ]
全く同感です。とんでもない世の中ですね。
実は私、enthusiast54です。
2008/5/22(木) 午後 3:53 [ izu*ko5* ]