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『質への逃避 Fly to Quality』 “金よ頑張れ”
最近の大幅な円高は困ったものであるが、世の中の金融商品の中で「日本円は最も質が高い通貨」と買われている。金融不安で行き場を失ったお金が、「より安全な、質の良い日本円」に逃避(Fly to Quality)している訳で大変名誉なことではある。しかし「借金大国の日本円」がそんなに価値があるのかは疑問が無いわけではない。一方の危機の本来の逃避先であるべき「金」は今一である。世界の投機家には、そろそろ「円から金」にむかって欲しいものだ! 「金」に関する想い出を一つ、、、、、
金はもっと上がって良し:
金は金でも、北朝鮮の「金正日書記」は随分消息が知れず未だに健在かどうかが不明で[好きにはなれない“金”]だが、中国や韓国にはMr.金の友人が沢山いるがみんな素晴らしい人たちである。今年は何と言っても、北京オリンピックでの日本人選手の「金メダル」が光った。金は正に黄金の輝きで、装飾や工業用途以外にも金価値に裏打ちされていた金本位制度が懐かしい。1971年8月のニクソンショックを経験したが、落ち着くまでには半年以上を要した。
http://blogs.yahoo.co.jp/fx40years/8160431.html
質への逃避:
上の写真は超円高の1995年頃、地中海のある金融島(オフショアー)を訪問した際に、友人の友の友達が何トンもの「金」を簡素な事務所、金庫に貯め込んでいた。生まれて初めて持たせて貰った1kg、3kgの金塊は正に「ズッシリ・冷たく重かった」が、99.999の純度の本物だった。銃で武装したガードマンはいたが、細い鉄格子の事務所と古びた金庫でなんとも用心の悪い話だが、島国故に泥棒も強盗も居ないと言っていた。
金の出所は、近隣・周辺諸国の政府や金融筋であろうがドルから金に転換され、金の延べ棒は1オンス、2オンス金貨となって一般市民が「質への逃避」で金貨に投資するので鞘を取る一種のファイナンサーであった。この様なビジネスは1992年のポンド危機、93年の欧州通貨危機、95年のメキシコ危機などの金融危機の後で、現在とよく似た状況下で繁盛した金取引だったのではないかと思っている。金貨の買い手の多くはロシア人で99年の金融危機の先を読んで、避暑の観光客が機内のDuty Freeショップで5枚、10枚と買っていたが、彼らはカジノで5万ドル、10万ドルを張る連中でもあった。
こちらは「金には縁がなく」、クルーガランド金貨と昭和天皇ご在位60年記念金貨の二枚しか持ってないが、何れも記念品以外の何者でもない。
連れ小便:
今年3月に1000ドルを超えた金価格(ロンドン)も株やドルと同様に連れ小便で700ドル台まで下落している。円だけをいじめずに、「金さん頑張れ」と言いたい!
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