『為替と40余年』

森羅万象を映す“為替”と四十余年を貿易マンとして共に生きてきたが、定年後は違った観点から眺めたい

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『14年ぶり』 “科学技術予算”
今日は三重県・榊原温泉の日帰り湯、紅葉を見ながら帰宅したが、夜7時のTVは、「14年ぶりの円高」だったと久しぶりの為替の話題がトップニュースだ。日経平均は▼58円程度で済んだのは寧ろ驚きだった。この所マーケットは冴えないが、企業業績も一段と円高で厳しくなるのではないかと二番底景気になりやしないか心配である。

田舎の定年オッチャンには為替は直接の影響はないが、我がブログ名の通り為替、それも円高恐怖が体に染みつき、中々消えそうにもない。定年後も旧年の職業病が時折にチクチク痛むようである。

14年ぶりの円高:
念の為に、チャートを点検したが、09/11/26 13:54pm 円最高値\86.30を記録していた。否応なしに、14年前は何をしていたのか為替記録帳を確めたくなるのも「職業ノスタルジア」なのかも知れない。
1995年4月19日、「恐怖の円高\79.75の超円高」があったが、丁度ドイツに駐在中であった。日本の本社ではY70委員会なるものが設置され、ドル70円を想定して海外生産が開始された時代であった。そんな為替も2007年7月20日の定年を迎えたときは¥121.24(関西弁でイニイニヨ=往に、去にヨ)と覚えている。だから、定年後に対$で35円も円高になった訳で、輸出ビジネスは厳しく、後輩達は苦労しているのではないだろうかと心配している。

当時の円高は国際経常収支の大きな黒字などだったが、今は投機要因だ。95/4/19の日本経済新聞夕刊は「円、ついに80円突破」とあるが、まさか80円までは行かないだろうと祈っている。ただ、相場も為替も水物、必ず反転するのが歴史であり、道理で慌てても仕方なさそう! 藤井大臣は口先介入らしきコメントをしているが、100億ドルや200億ドルではMrs.Watanabeなどの活躍で屁の突っ張りにも成らない程、取引の投機比率(90%にも)が高まっている。

科学技術予算:
事業仕分けで、科学技術予算までカットされ大きな問題となっている。大学関係者やノーベル受賞者が記者会見で「事業仕分けの見直し」を訴えられている。民主マニフェストの「何でも無料化バラマキ」の一方で、将来の日本を左右する科学技術予算を箱物・天下り予算などと同列で議論すること自体間違っている。高速道路の無料化を止めてでも、大学の先生方の意見に耳を傾け、科技予算を復活させないと行けない。If not,鳩山さんヨ、明日の日本はありませんゼ!

当面、為替には目が離せないが明日も前場は野暮用で休場となる。

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