『為替と40余年』

森羅万象を映す“為替”と四十余年を貿易マンとして共に生きてきたが、定年後は違った観点から眺めたい

三日坊主の仕事館

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『G2ワーク・その1』 相場とアノマリー

ホット一息の多忙の一週間であった。定年浪人にも“多忙と言える一週間”があったのは嬉しい限りだが、それよりも8月29日の日経平均が久しぶりに大幅高で終えるのは慶賀に堪えない。

アノマリー:
Anomalyの意味は“例外、変則、不合理”と訳されるが、株価や為替など毎年同じ時期に起こるような変則的な動きなど、合理的に説明がつかないものを言うらしい。今年の葉月(8月)相場は昨日で終わったが、日経平均終値は前日比+350だった。昨年(07年)も+415だったし、06年の8月末日も+268だったので、正にアノマリーだった。 “夏休みご苦労さん! 相場で夏バテ解消の意味もあろう。”

日経225銘柄の内、自分流のセレクション90銘柄をセンサー銘柄でモニタリングしているが、29日はなんと87銘柄が高値で取引を終えているので97%が高騰だったことになる。

G2ワーク:
昔、飛行機好きの先輩上司に「G2ワークしろ」とよく言われた。“G2って何ですねん?”と聞けば、米軍のスラング英語で「GROUP TWO」の意味で、敵味方、戦略・戦術など比較・分析、熟慮検討することだ!、と教わった。 貿易の仕事で海外市場のG2ワーク、競合メーカーとのG2(比較論)などシッカリ遣らないと決裁決済稟議の判子が貰えなかったが、実に重要な事を先輩から教わったことになる。

朝一のG2ワーク:
日本の経済は欧米、相場では前夜の米国市場が鏡のごとく翌日の日本市場に影響を与える。前夜のDOWが高値(前日比UP)で終われば、日経平均もほぼ確実に跳ね上がる事になる。シカゴの日経先物、NASDAQ、原油(WTI)も最近は大きな影響を与えるし、$やユーロも同様だ。涼しくなって朝寝坊に逆戻りしてきたが、8時ぐらいまでにはG2ワークと思っている。

先輩から教わった事を実行しようと、時間タップリの身分で朝一のデータをExcelに入れているが、世の中のトレンドは読めないこともない。直近の2ヶ月の前日DOWのUP/DOWNと日本市場の連動率は90%近いので、「表か裏?、丁か半?」のギャンブルではなく、相場は一種の科学的で知性的なお遊びでないかと思っている。

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美人コンテスト説(原文):
前ブログの続版でケインズの一般理論の「美人コンテスト説」の原文を添付した。
(The General Theory of Employment, Interest, and Money、Chapter 12: The State of Long-Term Expectation)


0r, to change the metaphor slightly, professional investment may be likened to those newspaper
competitions in which the competitors have to pick out the six prettiest faces from a hundred photographs,
the prize being awarded to the competitor whose choice most nearly corresponds to the average preferences of the competitors as a whole; so that each competitor has to pick, not those faces which he himself finds
prettiest,but those which he thinks likeliest to catch the fancy of the other competitors, all of whom are
looking at the problem from the same point of view.

It is not a case of choosing those which, to the best of one's judgment, are really the prettiest, nor even
those which average opinion genuinely thinks the prettiest.

We have reached the third degree where we devote our intelligences to anticipating what average opinion
expects the average opinion to be. And there are some, l believe,who practise the fourth, fifth and higher
degrees.


英国の経済学者であるジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes, 1883−1946)は主著『雇用、利子、貨幣の一般理論』(通称『一般理論』1936年)を発表し、世界の経済に影響を与えたが、ケインズは経済学者であると同時に投資家であり、実業家であり政府官僚を経験している。

実務家ケインズ:
那須正彦著、『実務家ケインズ』(中央新書1995年)によれば、ケインズが投資を始めたのが22歳(1905年)でMarine Insurance Companyの株を4株、160ポンドで買ったのは最初と言われ、亡くなる直前まで40年間投資を行った。証拠金取引で為替も手掛けているが、株式、綿花や小麦、鉛銅など金属など何でも手を出した。今風のファンドも友人と一生取り組んだとある。

ケンブリッジで教鞭らしき仕事もするが、役人となりインド省、大蔵省で活躍し、大手保険会社の会長も20年務め経済学者として世界から注目される。ケインズは役人時代には高給取りであったようであるが、投資活動で現在の貨幣価値で20億とも50億円とも言われる財を築いたとされる。投資(投機)では1920年ごろに大損失を出し、それまでの儲けどころか借金までする失敗をしている。この失敗こそ、『一般理論』の契機となった。

『確率論』の著者であるケインズをもってしても、相場や投機の不確実性は解き明かせなかったことだと思う。日本のケインズと呼ばれた高橋是清もケインズも株や為替の取引で損をし、その経験を糧に大成しているので、われわれも少しのロスには滅入らず研鑽積んでいき何かを掴めればと思う次第である。

上述の『実務家ケインズ』書には、ケインズの総収入と本業(アカデミックな大学の俸給と印税)収入、資産・負債状況表の年次記録も掲載されている。総収入と本業の差額は投資・投機の収入で本業の数倍を稼いだが、1910-20年の破産の危機なども詳しく述べられている“一読お勧め本”だ。

http://blogs.yahoo.co.jp/fx40years/11240133.html
http://blogs.yahoo.co.jp/fx40years/10746216.html

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