『為替と40余年』

森羅万象を映す“為替”と四十余年を貿易マンとして共に生きてきたが、定年後は違った観点から眺めたい

リスク考

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払いたいが金がない
徒然なるままのブログで、時系列はいい加減であるが、先にカウントリー・リスクの怖さを記したが、信用リスクについても備忘録に入れておこう。

イ・イ戦争が終結し1990年台始め、イラン政府は戦後復興として社会基盤の投資を急いだ。戦争も終わり一安心、国作りを急いだが(外貨)収入以上の買い物を行ったのでサラ金生活と同じである。本来、現金主義のイランもこの時ばかりは借金(正確には延べ払い)で大きな買いものを盛んに行ったと言うわけである。しかし支払期日になっても、借金(対外債務)は膨らみ「ない袖は振れない」状況に陥った。イランとしては外国に輸入代金の返済の意思もあり、借金を踏み倒すわけでもないし、石油資源もあるが「手元にお金がなく払えない」状態である。 

所謂、「信用リスク」の発生である。海外取引を行う上で、国自体のリスクや為替の変動リスクも怖いが、この信用リスクは元も子も(元本・利子)が戻ってこない。

友人を信用して貸したお金が踏み倒される、あるいは麻雀で勝って貰える筈のお金が清算されずパーになるのも信用リスク(Credit Risk)であろう。専門辞典でその定義を調べてみたが;

信用リスクとは、債権者の与信先や投資対象先など債務者に対する信頼が希薄化してくる潜在的要因とある。具体的には企業倒産、業績悪化、商品開発失敗、過剰債務負担、法令遵守違反、環境激変などの理由で債務不履行(default)ないしは、債務返済遅延など不良債権化が生じる懸念を意味する。再建が流動性証券の場合は核付け低下や悪評によって市場リスクを併発することもある。(リスクマネジメント辞典)

金融工学の世界では、債券の発行体や資金の借り手などが債務不履行に陥ることによって、当初予定しているキャシュフローが果たされないリスクの事で、通常、格付け機関の公表している信用格付けを目安としている。通常は債権の発行体の債務不履行などに伴うリスクを指すが、当該証券を時価評価するときの格付け変化に伴う時価の変化も含む場合があると書いてある。(金融工学辞典)

デリバテイブ取引の世界では、相手方の破綻など不測の事態で、債務不履行のより、自己ポートフォリオの期待していたリターンが得られないリスクとも。普通の現物取引の場合は元利合計を失うが、デリバテイブの場合は、原則として元本をやりとりすることはないので、信用リスクは再構築コストという別の尺度で見るらしい。(デリバテイブ用語辞典)
定義を見ると、昨年7月から深刻になった米国のサブプライム問題は正にこの信用リスクかなー?

幸か不幸か、信用リスクに類する思い出の事故を5,6回は経験した。借金取りの仕事は、「取り戻して=回収=して当たり前」の仕事である。借金取りの交渉ではGNN(義理、人情、浪花節)では取れるものも取れないが、かと言って“喧嘩をすれば、(借り手のほうが強い立場で)負け”である。

相手はゴネテ裁判にかけると脅してきても、笑って(腹をくくり)「最高裁」まで付き合いましょう! とハッタリで回収できたこともある。

借金取りのは、ビジネスの完結編であり、取ってなんぼの The Art of Business Closingと信じている。

為替とリスクについて

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今ほど、「リスクの管理」の重要性が叫ばれる時代はない。最近の国際金融の世界では最先端の金融工学を駆使したサブプライム関連の金融商品の価値低下が原因で世界経済の低迷原因となっている。世界の金融機関の損失はIMF推定によると約97兆円と報告されており(08年4月時点)、一般投資家の損失も加えれば100兆円は超える。為に、株も為替の変動幅を広げ市場は混乱している。

2007年の言葉は“偽”に選ばれたように、賞味期限の偽り、産地偽装、品質偽装、08年に入ってからも餃子の食中毒発生など枚挙にいとまがない事件が起きた。当該企業は信用の失墜、経営不振、倒産に追い込まれる事態となっている。これもリスクの一種であるが、“勿体ない“ と言って人様の食べ残しをだす一流料亭などはInsolent(傲慢な)でImpolite(無礼な)リスクに区分される。

リスクとは、「潜在的な悪影響、望ましくない影響を発生させる確率、ないし期待損失」と定義される。人間の行いで定義すれば、「ある行動に伴って(または行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性」であり、不確実性(uncertainty) とも言う。

為替取引の場合のリスクは、「ドルや円の価値がある事象における変動性に関する不確実性」と言えます。通貨の価値の変動によって「リスク(損失)とリターン(利益)の両方」が発生することも為替のリスクです。99.9%の為替トレーダーは為替変動を百も承知し、その変動を期待して取引している訳であり、その意味ではリスクは「予想と現実の乖離」と言えます。定義は何であれ、利益が発生するアップサイドリスク(Upside Risk)は誰も問題とはしないが、問題とするのは損失する不確実性、ダウンサイドリスク(Downside Risk)であり、思うところを今後取り上げたい。

企業活動おいては、従来の利益の最大化は当然のことながら、現在は寧ろリスク管理(RM:Risk Management)の方が喫緊のテーマとなりつつあります。J.SOX法の08年度の施行にあわせて企業ではその管理(財務報告に係る内部統制)が強化されようとしている。数え切れないほどのリスク評価項目(マップ)の中で、対外的な要因で影響を受ける財務リスク評価項目は、「価格変動、流動性、金利、為替変動リスク」の4つで、FX取引を行う上での留意事項と全く同じであります。米国危機管理庁が、時間軸でリスクの減少、起きた場合の損失軽減を示している。(出典:日本リスク研究学会 『リスク学事典』 阪急コミュニケーションズ,2006年)
       1   被害抑止(事前のリスク抑止・緩和=Mitigation)   
      2  被害軽減(準備・覚悟=Preparedness)
      3  応急対応(事後におけるレスポンス=Response)
      4  復旧・復興(損失・損害の発生後=Recovery Construction)
の4項目は危機管理の時間的な心得として参考になります。為替(今後FXと呼ぼう)取引でも損失を避けることは出来ないが、リスクを管理する上で上記の通り相場の予測より、変化への対応(抑制・軽減・対応・復興)の標となります。

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