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場所はパプアニューギニア。
滞在して数日後、我々が昆虫などに興味を持っていて、
捕まえて持って行くと喜ぶことを知った現地の村人たちが
獲物を持ってロッジを訪ねて来るようになっていた。
ある日の昼食中、食堂入り口付近が急に賑やかになった。
こちらは食卓囲んで「これ美味しい」だの「さっき○○捕まえた」だのと盛り上がっていたが、
なにごとかと全員の目と耳が入り口に向く。
賑やかな中に聞き取れた単語は“クロコダイル”。
「クロコダイルを捕まえた」と報告に来た村人がいて、
昼食中だから待てと止めるロッジスタッフやら、
クロコダイル?!本当か?!と村人同士のやりとりやらで賑やかになっているようだ。
食事とクロコダイル。
どちらを取るかは考えるまでも無い。
会話の中身を察知すると同時に食事を中断して席を立つ。
村人に先導されて行った先にいたのは・・・クロコダイルじゃなかった。
しかも紐でギリギリ締め上げられて元気がなくなってしまってる=生命の危険。
さっそく千石先生が紐をほどき、ご対面。
それを見て、さっきまで威勢のよかった村人たちはワーとかオーとか声を上げて我先に逃げだし、
大の男が遠巻きに物陰から「すげー!」とでも言いたげな顔で見ている様子がおかしかった。
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「少しでも長く」という願いも空しく2月7日に千石正一先生は旅立たれてしまいました。
人づてに千石先生を紹介されてからというもの、
海外旅行に何度もご同行頂いたり、
雑誌原稿書きの仕事を急に割り振られてあたふたしたり、
NPO活動に引き込まれたり、
講演会のサクラとして呼ばれたり、
某TV番組のためのクイズ問題を考えさせられたり、
まぁいろいろとお付き合いさせて頂きました。
教わることはまだまだ限りなく。
それなのに・・・
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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