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◆昼猫夜猫(本館)◆
JENS WeBlogにて掲載していたもののリニューアル。 画像は当時UPしたものでなく、元画像から作成し直し(大きさとか)。 この4つも、Yahooの別館と同期した記事です。 写真は同じのと微妙にトリミング変えたりのと。 『敬老の日の昼猫_灰猫編_その1』(2005/09/22)〜さすらい猫漂流記〜その日、俺は久しぶりにその島に上陸した。 夜ならただで島へ渡れるのに、 昼間だと100円もかかってしまった。 次来る時は別の手段にするべきか? 猫としては迷う。。。。。。。 ところで、最後にここに来たのは、いつのことだろう? 土産物屋街までなら2、3年内に来た記憶がある。 来てすぐ引き返したが。。。。。。。 ただ、灯台までとなると初めてだったし、 この公園もずいぶん様変わりしている。 そうか、この公園に入ったのは、かれこれ十数年前になるか。 そのときは夜、仲間達と大勢わいわいがやがやと歩き回ったっけ。 その公園も今は、ずいぶんとこぎれいになっている。 植木もきれいに刈りそろえられ、芝生の広いスペースが あちこちにある。 駐車場も拡張そしてきれいに整備され、いつからか有料だ。 さて、今日は、公園を突き抜けて、海まで出てみようか。。。。。。。 潮風にあたりたい。。。。。。。 おっと、その前に、前方をとぼとぼと歩いているのは 灰猫だな? 元気なさそうだな。 ちと、声をかけてみようか。 私は彼に近づいた。 「お〜い、灰猫君〜」 すると、灰猫は私に気付いたようだ。 to be continued。。。。。。。 (撮影地:神奈川県三浦半島南端市の島) ★この日の別館はこちら(その5)。 『敬老の日の昼猫_灰猫編_その2』(2005/09/23)〜さすらい猫漂流記〜灰猫は悲しげな顔で俺を見上げた。 「あ、はい。。。。。。。何でしょうか。。。。。。。」 「どうした?元気ないね。」 「いいんです。。。。。。。 僕のことなんか、かまわないでください。」 「まあ、話したくないのなら理由は聞かんが。 ところでほれ、コーヒーでも飲むかね?」 俺は手元にあった缶コーヒーを振った。 「そ、そうですね。。。。。。。お言葉に甘えて。。。。。。。」 と、いいながら彼の口からよだれがたれているような気もする。 ま、いっか。 俺は敷石に缶コーヒーを置いた。 彼は器用な足つきでぐいっと一気に飲み干すと、一息ついた。 「あの。。。。。。。聞いてもらえます?」 「もちろん。」 「僕、どうしても気になる猫がいて。。。。。。。 でも、どうしても話しかけられなくて。。。。。。。 どうしたらいいのかなって。。。。。。。」 なるほど、そういうことか。 「そうだねえ、お互い面識はあるのかい?」 「ええ、顔を合わして挨拶するぐらいは。。。。。。。」 「そうか、それならねえ、きっかけだねえ」 「きっかけですか。」 「きっかけにも偶然と意図的と2通りあるけど、どっちがいいの?」 「どっちでも、話すことができれば。。。。。。。」 そんな会話をしながら俺は、どんなアドバイスができるだろうかと、 頭を回転させていた。 と、その時、彼が叫んだ。 「あ!あそこ!」 to be continued。。。。。。。 (撮影地:神奈川県三浦半島南端市の島) ★この日の別館はこちら(その6)。 『敬老の日の昼猫_灰猫編_その3』(2005/09/24)〜さすらい猫漂流記〜彼が指し示したところに1台の青い車がやってきて止まった。 「いつもあの車なんです。 あの車で彼女はやってくるんです。。。。。。。」 彼が言うが早いか、その車のドアが開き、 一匹のぶち猫が下りてきた。 その猫は優雅に身をくねらせると、こちらを向いた。 灰猫はというと、ぶち猫に視線が釘付けである。 しばしその状態が続く。 どうも、ぶち猫の方もこちらに興味津々のようだ。 これは灰猫君、チャンスだぞ。 (でもまさか、灰猫を見てるんじゃなくて、俺のことが珍しくて 見てるんじゃないだろうな?っていうのは考えすぎか。。。。。。。) ともあれ、後押しするか。 「ほら、こっち見てるみたいだよ。 思い切って声をかけてみたらどう?」 と言おうとしたが、すでに灰猫の姿がない。 「あれ?灰猫君?灰猫君?」 俺は慌ててあたりを見回した。 「お!」 なんてことはない。灰猫君、 すでにぶち猫に向かって走り出してるじゃないか。 何だ、俺のアドバイスなんて不要だったんだな。 何だかほっとしたような残念なような。。。。。。。 ま、彼がよければそれでいいさ。 どれ、悪いけど、遠巻きにでも様子を見てみるか。 俺はここで腰を下ろし、成り行きを見守ることにした。 どうやら会話することには成功したようだ。 ふんふん、雰囲気は悪くなさそうだな。 。。。。。。。 。。。。。。。 あれ? to be continued。。。。。。。 (撮影地:神奈川県三浦半島南端市の島) ★この日の別館はこちら(その7)。 『敬老の日の昼猫_灰猫編_その4(終)』(2005/09/25)〜さすらい猫漂流記〜灰猫はしばらくぶち猫と会話していたが、 その時、ぶち猫がすたすたと向こうへ去っていくではないか。 私は呆然とする灰猫の方へ歩み寄った。 近づいてみると、灰猫は、今にも泣きそうな顔だった。 「灰猫君?」 「あ、アドバイスありがとうございました。。。。。。。 おかげで彼女と話すことができました。。。。。。。 きっかけは“偶然”でした。。。。。。。」 「いや、具体的なことはまだ言ってなかったけど。。。。。。。」 「彼女も前から僕のことは気にしていたそうで。 でも、遅かったとも言ってました。。。。。。。」 「それは??。。。。。。。」 「。。。。。。。実は彼女、。。。。。。。今から。。。。。。。結婚式らしいんです。」 「何だって!?」 「でも、彼女の話すところによれば、 相手は親の決めた許婚らしく、彼女は嫌いだけども、 しぶしぶらしいんですけど。。。。。。。」 「うん、そのシチュエーションだと、とるべき行動はあれだな。 今から行って、式の最中に花嫁奪ってくるとか。 昔どこかの映画にあったなあ。」 「そんなことできるんですか?」 「そうだなあ、ラストのとこだけ覚えてるなあ、誰だっけあの俳優。 ニャスティン=ホフマンだっけ? 新たな決意を秘めた行動だったんだなあ。。。。。。。 ま、それは映画の中の話だったんだが、っておい!」 俺が思い出を頭上のフキダシの中で語っているうちに、 灰猫は走り始めていた。 「待ちたまえ!灰猫君!」 灰猫は一瞬立ち止まってこちらを振り返った。 「ありがとうございます!名も知らぬ方。 僕、やってみます!行動あるのみですよね?」 そう言うがはやいか、ぶち猫が向かった方へ走り去って行った。 やれやれ、早合点もいいとこだが、案外うまくいくかも。 そうだな、俺が彼にしてやれることは、ここで サイモン&ガーファンクルを流すことぐらいか、どれ。。。。。。。 俺はあの有名曲を奏で始めた。 「♪はにゃほにゃへにゃれ〜。。。。。。。」 (終) (撮影地:神奈川県三浦半島南端市の島) ★この日の別館はこちら(その8)。 |
◆【本館保存館】
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