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ダフニスとクロエ
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GERARD, Francois
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( b. 1770, Roma, d. 1837, Paris )
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Musee du Louvre, Paris
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エーゲ海に浮かぶレスボス島での出来事で、
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あるお金持ちの野原で山羊の世話をしているラモンという男は、
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野原の山羊が捨てられた赤ん坊に乳を飲ませているのを見つけます。
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捨て子には珍しいほど立派な産着に包まっているのを見て、
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ラモンは赤ん坊を家に連れて帰り、ダフニスという名をつけて
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自分たち夫婦の子として育てることにしました。
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一方、それから2年ほどたったある日、
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野原と地続きの野で家畜を追っていたドリュアスという男が、
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岩穴で赤ん坊を見つけました。
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こちらの赤ん坊も立派な品を身につけていて、
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リュアスの羊が乳を飲ませて世話をしていました。
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ドリュアスも赤子を家に連れて帰ってクロエと名付け、
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自分たち夫婦の子として育てることにしました。
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2人の赤子はすくすくと育ち、
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ダフニスは山羊飼いに、クロエは羊飼いになりました。
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2世紀末から3世紀初め頃の古代ギリシアで書かれた恋愛物語です。
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アポロから逃げているダフネ
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LEFEVRE, Robert
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( b. 1755, Bayeux, d. 1830, Paris )
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個人所有のコレクション
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ある日、アポロンは弓矢で遊んでいたエロスを揶揄する。
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そのことで激怒したエロスは、相手に恋する金の矢をアポロンに、
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逆に相手を疎む鉛の矢を近くで川遊びをしていたダプネにそれぞれ放ちました。
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金の矢で射られたアポロンはダプネを求愛し続ける一方、
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鉛の矢を射られたダプネは、アポロンを頑なに拒絶しました。
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追うアポロンと逃げるダプネ、ついにアポロンは
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ペーネイオス河畔までダプネを追いつめましたが、
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ダプネはアポロンの求愛から逃れるために、
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父である河の神に自らの身を変える事を強く望みました。
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その望みを聞き届けた父は、ダプネの体を月桂樹に変えました。
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あと一歩で手が届くところで月桂樹に変えられてしまった
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ダプネの姿を見てアポロンはひどく悲しんでしまいました。
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そしてアポロンは、
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その愛の永遠の証として月桂樹の枝から月桂冠を作り
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永遠に身に着けています。
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ピュグマリオン
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GIRODET DE ROUCY-TRIOSON, Anne-Louis
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( b. 1767, Montargis, d. 1824, Paris )
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Musee du Louvre, Paris
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現実の女性に失望していたピュグマリオンは、
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あるとき自ら理想の女性・ガラテアを彫刻しました。
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その像を見ているうちにガラテアが
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服を着ていないことを恥ずかしいと思い始め、服を彫り入れます。
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そのうち彼は、自らの彫刻に恋をするようになりました。
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さらに彼は食事を用意したり話しかけたりするようになり、
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それが人間になることを願いました。
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その彫像から離れないようになり次第に衰弱していく姿を見かねた
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アプロディテがその願いを容れて彫像に生命を与え、
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ピュグマリオンはそれを妻に迎えた。
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*** ピュグマリオンの章 ***
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エウローペの誘拐 1632
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REMBRANDT Harmenszoon van Rijn
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( b. 1606, Leiden, d. 1669, Amsterdam )
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J. Paul Getty Museum, Los Angeles
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エウローペは、とても美しい娘でした。
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大神ゼウスは、心を奪われてしまい下界に降りて行き、
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真っ白な牡牛に変身して、エウローペの前に現れました。
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そして、野原で花を摘んでいたエウローペに近づいていきました。
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牡牛があまりにもおとなしいので、
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ついその気になったエウローペが牡牛の背中に乗ると、
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そのとたんに、牡牛はすくっと立ち上がって、走り出しました。
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野原や森を抜け、さらには大地を走るように海の上を渡って、
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彼女を乗せたままで、クレタ島まで泳いで行ってしまったのです。
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島に着くと牡牛はエウローペに、自分は大神ゼウスであり、
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貴女のことがすっかり気に入ったので、
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ここで仲良く暮らそうではないかと告白しました。
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*** エウローペの章 ***
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ヴィーナスとエロス (1745)
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NATOIRE, Charles-Joseph
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(b. 1700, Nimes, d. 1777, Castel Gandolfo)
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個人のコレクション
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ヴィーナスはエリュクスの山の上に座って息子のエロスと遊んでいたのですが、
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ハーデースの姿を目にすると息子に向かってこう言いました。
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「ねえ! エロス、誰だって相手がゼウスだって、
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打ち負かすことのできるおまえの矢を使って、
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あそこにいる暗黒の王の胸に一本射ち込んでおやり、
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冥界の国を支配している、あの男の胸にね。
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あの男だけが、おまえの矢から逃げられるなどと言う事はないはずだから。
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この機会を利用して、おまえと私の領土を広げるのです。
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天上においてさえ私たちの力を見くびるものがいるのだからね。
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さあ、矢を射ておやり、あのデメテールの娘とハーデスを
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結び付けておしまい。」
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そこでエロスは一番鋭い、そして狂いのない矢を選びだした。
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*** ペルセポネーの章 ***
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