「足湯」による温熱治療で、心臓移植を待つ患者の心臓血管機能が改善することが、 国立循環器病センター(大阪府吹田市)の研究でわかった。 体の深部の温度が上がって末梢(まっしょう)血管の血流がスムーズになることで、 心臓のポンプ機能への負担が軽減するらしい。 駒村和雄・心臓動態研究室長は、これまでに、全身浴のできない20〜40歳代の移植待機患者4人に 対して、温かい蒸気の出る「足湯」装置を使い、42度で15分間温め、30分間保温する治療を2週間行った。 最も効果があったのは、重症の拡張型心筋症で人工心臓を装着した20歳代の男性で、足湯治療により、 心筋に酸素や栄養を送る血管の広がりやすさ(血管内皮機能)が正常値まで改善した。さらに、 心臓が血液を送り出す能力も向上して、左心房の内径が縮小、リハビリで歩く速度も速くなったという。 |
医学
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肺炎を引き起こす細菌、マイコプラズマの一種に、クラゲのような形をしたたんぱく質の集まりが 一つ存在することを大阪市立大大学院理学研究科の宮田真人教授らが見つけた。 このたんぱく質構造は、体内に入ったマイコプラズマが感染のため、肺細胞に素早く移動する能力と かかわりがあるとみられ、構造の解明が治療法開発につながると期待される。 今週の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。 実験に使ったマイコプラズマは魚のえらに炎症を起こす。 細菌は長さ1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)弱のひょうたんのような形をしている。 |
【ワシントン=宮崎健雄】米食品医薬品局(FDA)は23日、服用した患者が起こす異常行動や 突然死が指摘されるインフルエンザ治療薬「タミフル」について、日本などで死亡事例があったとの 内容を注意書きに盛り込む方針を固めた。 27、28の両日、専門家らで作るFDA諮問委員会の承認を得て、注意書きの表記を正式決定する。 |
「999ドル(約11万円)で発病リスクを遺伝子診断します」−。米グーグルが出資する 新興バイオ企業23アンド・ミーは20日までに、個人向け遺伝子診断サービスを開始した。 アイスランドのデコード・ジェネティクス社もほぼ同価格で診断サービスに参入しており、 研究者や専門医向けだった遺伝子診断を個人が直接利用できる時代が到来した。 23アンド・ミー社のサービスは、利用者が唾液(だえき)などを研究所に送付すると、 数週間後にサイト上でDNA解析結果を確認できる仕組み。心臓発作や発がんのリスク のほか、自分が歴史的人物の子孫かどうかも分かる。 |
脊髄(せきずい)の一部が傷つき一時的に指を上手に動かせなくなった際、リハビリによる 回復過程で、本来は使われないはずの脳の領域の活動が高まっている様子を、生理学研 究所(愛知県岡崎市)の伊佐正教授らがサルを使った実験で初めて画像にとらえた。16日 付の米科学誌サイエンスで発表する。より効果的なリハビリ法の開発につながる可能性が ありそうだ。 |




