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久坂部先生は、相変わらずいい味を出されておりますね。
これまでも、『廃用身』・『破裂』・『無痛』と読ませていただきましたが、
本作品も十分堪能いたしました。
本作品のメインテーマは、【安楽死】、これは先生が最も身近に
感じられる問題の一つでしょう。
少子高齢化や医療費の増大と言った問題を考えた場合、この問題は
決して避けて通れるものではないでしょう。
しかし、本文中でも触れられていますが、厳しいのは高齢者ではないのですね。
それより若年者の方が問題は大きいのかもしれません。
高齢者の場合、すでに身体の機能はそれなりに低下していますから、
末期癌と言った非常に苦痛を伴うケースでは、その負荷に体が耐え兼ねて
多機能不全と言った状態となり、死に至るケースが多いようですが、
若年者では、それが起こりにくい。となると、激痛に耐え続けなければならない。
こんな時、私が付き添いの立場であればどうすればいいのか。
もしも、私の息子や孫(まだいませんが・・・)なら、私はその選択ができるのか。
せめて、そんなケースを体験するぐらいなら、自分自身の方がよさそうです。
【尊厳死】なる言葉がありますが、まあ自分で決められることなど
サラリーマンの私にとって決して多いことではないので、最後ぐらいは自分で
と思うのはいけないでしょうかね。
ただ、私個人は、選択肢として【安楽死】を選べる形をとることは重要ではないかと思います。
しかし、本作中にもあるように、本人より周囲(主に親族)の理由や経済的・財政的な
理由によるものも決して少なくないでしょう。そのあたりの線引きは非常に難しそうです。
さて、次作の『第5番』も早く手に入れなければ。
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nice
2014/4/25(金) 午前 5:55 [ klb*3o*bb*b9zb2 ]
現代は医学が進歩して寿命が伸びた分、
いわゆる100%でない生命も増えて、
命の問題における悩みも増えたような気がします。
実は父関連の記事で書こうと思っていたのですが、
その前にちょっとみてみたい本ですね(^^)
2014/4/25(金) 午後 2:44 [ もたんもぞ ]
この問題は、本当に奥が深いと感じます。
100年前なら、重い病気で寝付いてしまえば、
年長者であれば、1週間から1か月もすれば
お亡くなりになるので、献身的な介護も可能ですが、
それが1年2年となれば、破綻することは誰でもわかります。
そんなことも考えつつ、この本を読んでいました。
2014/4/26(土) 午前 3:29 [ gak*1*66* ]
安楽死の場合本人よりも周囲の問題の方が大きいという指摘は、その通りかもしれません。gakiさんのおっしゃる通り、生きるも死ぬも自分次第、というのが近代社会の原則のはずですが、自殺や安楽死が社会的に「否」とされる背景には、遺された者(の感情・経済状況)に配慮すべき、という暗黙の前提があるのでしょう。
2014/4/26(土) 午後 11:45
大三元さん、
本当に難しい問題ですよね。
ただせめて、本人に最後の時ぐらい決定権があっても、
と思わずにはいられないんですよ。
やはり人生の折り返し地点を過ぎている自分にとっては
結構身近な問題でもありますね。
2014/4/27(日) 午前 5:42 [ gak*1*66* ]