私の濫読日記

4/24 なんと今日は、下院選挙のための休日でした。

感想文(筒井康隆大先生)

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大先生の断筆前の最後の作品。
 
本作品は、映画にもなったため、読んでいなくとも、見た方も少なくないはず。
 
まあ、「マリ・クレール」の連載作品と言うことを考え合わせてみると
流石の先生でも読者を意識したのか、最近の作品としては読みやすく、
さくさくと読み終わってしまったと言う感じ。
 
改行もなく、3ページも続くロシア作家張りの長文も無いし(笑)、
とは言っても、後半のハチャメチャさは流石に大先生と言うべきであろう。
 
夢と現実の境とは、実際にはどのくらいのものであろう。
 
実は私自身はほとんど夢を見る事がない。
勿論、人である以上全く見ていないと言う事はないのであろうが、
REM睡眠の時間が短いのか、朝起きた時に夢を覚えているなど
年に数回程度である。一般に海馬に一時記憶されたその日の出来事の
整理がほぼ完了すると、REM睡眠状態に入り、夢を見るとかいったことのようだが
そうすると私の場合は、頭の回転が速く、あっという間に海馬の整理が完了し、
REM睡眠にとどまる時間が短いのか、それとも整理するほどの情報を
収集する能力に欠けているのか、できれば後者でないことを祈るのみである。
 
邯鄲(かんたん)の夢枕などと言う話もあったと思うが、
もしかして、こうしてブログを書いていること事態が夢であり、
目が覚めると、まだ中学生だったりすることもあるのかも・・・・
 
 
と言うことで、いつもの通りの脱線ぶりでここまで読んでくださった方も
「パプリカ」の内容は全くわからず、と言う結果になったわけですが、
とりあえず、大先生の作品は読むべきでしょう。
 
 
おやすみなさい。
 

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その名の通り、大先生はいつもの通り壊れかけておりました。
大先生の本を読むといつも感じることではあるが、読み進むうちに
現実と非現実の境がどんどんあいまいになる。

いわゆる小説と言うのは、当然のことながら空想の世界であり、
ノンフィクションでない限り、大なり小なり非現実であることは当然であり、
物語に引き込まれれば、自分自身がホグワーズにいると感じることもあるし、
恒星間宇宙船に乗り、異先人と戦うこともあるわけではあるが、
大先生のそれとはどうも一種異なる気がしてならない。

勿論、そんなことは大先生だけではなく、星新一さんや安部公房さん、
ちょっと古くなるが、夢野久作さんなどでも同じことを感じる瞬間があるのだが、
その感化され具合には大きな隔たりがるように思われる。

何気ない書き出しで始まるのに、いつの間にやら非現実に連れて行かれ、
しかも、いつからかがよくわからない。
あれ、これってもしかすると私自身の現実認識の方がおかしいのではないか、
あるいは、私の見ているものは他の人には全く違う見え方をしているのではないかと
自分自身を疑ってしまいたくなるのだ。

この快感が今日も私を大先生にひきつけるのであります。



さて、久しぶりに更新いたします。
約2ヵ月半ぶりとなります。皆様お元気でしょうか。
少々このところ、会社の方がきつく、しかも土日はバンドの練習等もあり、
全く書こうという気になりませんでした。
特に会社の方が最悪の状況で、明日(既に今日かもしれませんが)も朝から仕事に行く予定。
とは言うものの、何とか元気にやっております。
皆様のブログを訪れるまでにはまだ少々お時間をいただきたいと思いますが、
雑感を記していない本の束もこれ以上積み切れなくなってきており、
これから、少しずつ復活させていただきます。
また、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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先日ある方のブログで、大先生の作品の感想を見て以来、早く何か読まなければとの
強迫観念に悩まされつつ、本屋で見つけたのがこの1冊でした。
(実は、自宅には何冊かのハードカバーはあるのだが、重くてなかなか読む気になれません。
こんなことを言っていては、大先生にしかられるかもしれませんが、車内中心の
私には実に厳しいお話なのです。)

この本には、本の題名となっている『如菩薩団』以外に11作品が収められている短編集です。
勿論すべての作品は私の期待を裏切らず、大先生的であり、と言うことは当然、
私の好みにもあっているということです。

とは言うものの、やはりそのバイオリズムの符合具合と申しますか、
落ち具合のよさと申しますか、不思議なもので各作品の評価には若干の優劣がつきます。
勿論、このことは私がよいと思った作品がその完成度が高く、素晴らしい作品と言うことではなく、
単に私の未熟度によるものであり、決して大先生の作品に欠点があるなどということは
ないということをご理解ください。

と言うことで、いくつかを簡単にご紹介いたします。

【断末魔酔狂地獄】
大先生のおっしゃるこの地獄は、遠からずやってくることでしょう。
現在の高齢化が無策な(無能とは言い切る自信はありません)政治家達により、
推進されている限り、老人が社会に対しての怒りを覚え、暴徒と化すことは
当然の帰結であります。未成年ではありませんから、飲酒の制限はありませんし、
学生よりも多くの自由時間を所有しているのですから、本気になられれば
これ以上怖い存在はありません。


【ながい話】
今日、偶然に独居老人のニュースを見た。その自治会ではそうした老人のために
ある券を販売し、それによって自治会の方々の時間を30分単位で買う。
それで、電球の交換・部屋の掃除と言った作業をお願いするのだそうだ。
ある老婆は、その券で会話するための時間を買っていた。なんと悲しい話か。
しかし、大先生は既にそれを小説として完成させているのである。
なんと言う、先見の明でありましょう。


【わが愛の税務署】
人としてのあり方をこれほどきちんと定義付ける方は、やはり大先生しかありません。
本来、サービスとは受ける側が謙るべきものであることは、当然でしょう。
確かに、そのサービスに対する対価としてお金を支払うわけですが、
支払うからと言って、サービスを受ける側が慢心してはいけないと諭されているのです。
そこから、当然税務署のあり方もこうあるべきでしょう。



[雑記]
今日は、息子の所属している中学の野球部の試合があり、午後から見に行ってきました。
勿論、新入生であるわが息子は、運よく背番号こそもらいましたが、単なるベンチウォーマー
なのですが、それでもこれまでの小学生の野球とはちょっと違う試合の内容に
わくわくしながら応援してしまいました。なんと、明日も試合とのこと。
見に行かれないのが残念ですが、明日も勝ってくれるといいな。

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筒井康隆大先生に外れ無し。

我人生訓は今回も裏切られませんでした。
この本には、22作品の短編が収められているのだが、どれも相変わらず素晴らしい。

しかし、本題にはいる前に一つだけ苦言を呈しておきたい。
この本を発行してくださった角川文庫さんには感謝の念に耐えないわけであるが、
表紙に書かれた『ホラー短編集』と言う一言は如何なものか。
編集長は、この作品群を読んで本当にホラーだと思ったのか。
もちろん、ホラーと呼べる作品も無い訳ではないが、大先生の作品が
そんな一言で言い表せる範疇に入ることなどありえはしないし、
どう考えても、これがホラーとは思えない作品が随分とあるではないか。
これでは、大先生をよく理解していないほんのごく一部(文科省の統計によれば人口の
全人口の0.2374%とされている)の方にとり、ホラーだから読むのをやめようと
思わせるだけではないか。是非とも今後の改善を望むものである。

さて、本題から随分とそれてしまったが、中身にはいることといたしましょう。

当然すべての短編をここに記載は出来ないので、いくつかを抜粋して感想を述べておこう。


【生きている脳】
未来の医療に対し大いなる警鐘を鳴らす作品と言えよう。
安易な実験は周囲を満足させるものであっても、被験者となった者を満足させるわけではない。
脳と脊髄だけとなった彼の苦しみを一刻も早く解決してあげてほしいものである。

【星は生きている】
どこかで同じ題名の本を見たことがあるような気がするのだが、錯覚だろうか。
これは、ホラーと呼ぶべきではなく間違いなくSF作品である。
また、動物愛護に関するテーゼをも含む、深い深い作品である。

【さなぎ】
これは、ホラーと言ってもいいかもしれない。しかし、その前提条件は
現代社会の抱える問題点を的確に表現するものであり、同時にその行く末を
考察する鋭い視線である。こんな世の中が来ないことを望みたい。

【到着】
これほどの短編でありながら、これほど完璧な作品を私は読んだことがない。
なんとたった5行の小説なのだ。

【亭主調理法】
何も申しません。ご一読されることをお勧めいたします。
まあ、私自身はこんな目には遭いたくありませんが・・・


まだまだ、これ以外にも素晴らしい作品はあるのだが、今日のところはこの辺りまでと
させていただきましょう。



さて、本日はクリスマスですね。一応の仏教国である日本で、この日がこれほど
祝われると言うのもなんとなく理解しがたいものもございますが、
私は、これは本来八百万の神を信仰する日本人のおおらかさによるものと考えます。
この寛容さがだんだんと失われていく感じのする今日この頃ではありますが、
楽しいものはどんどん取り入れると言った素敵な文化が今後も続くといいですね。

メリークリスマス!

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いや〜、どうして筒井大先生はこんなにすばらしいんだろう。
もう、洋子と筒井大先生には私にとって『猫にまたたび』・『ちいらばに本』です。

この作品は、副題にもあるのですが、『リビドー短編集』ということで、
それこそリビドーのある作品が目白押し、もうそれだけで血液が駆け巡ります。

まず、収納されている14作品の題名をご紹介しておきましょう。

『欠陥バスの突撃』『郵性省』『脱ぐ』『活性アポロイド』『弁天さま』『泣き語り性教育』
『君発ちて後』『陰悩録』『睡魔の夏』『ホルモン』『奇ッ怪陋劣潜望鏡』
『モダン・シュニッツラー』『オナンの末裔』『信仰性遅感症』

半分は、名前を聞いただけでいや見ただけで笑みがこぼれてしまいます。

ちなみに、14作品はどれも性を扱ったもので、どの作品にも陰茎、陰嚢、S○X等々
一歩間違えば、単なるお下劣作品になりかねない内容なのだが、筒井大先生にかかれば、
すべてがすばらしい文学作品になってしまうのです。(単なる、私の思い込みだと
思われる方は、決闘状を私宛に送付してください。私は、決して相手にしません)

さて、私の特に気に入った何作品かだけでもご紹介しましょう。

『欠陥バスの突撃』
人には、誰にでも錯綜する思いがあります。『このまま送って帰るべきか』いやそれより
『このチャンスを生かし、ホテルへ』といった状況は常に起こる。こういった人間心理の
奥底をここまで簡潔に語るのは、大先生をおいて他にはいないでしょう。

『脱ぐ』
これも、上の作品と同様に人間心理を分析した作品です。自分の美点を知りつつそれを
表に出さないように抑制していく。その反動は・・・、

『弁天さま』
この作品は、その紹介の代わりに、その一部をご紹介すれば十分でしょう。
【「ああ。もう、×××××××××、××××××」弁天さまおれを強く××××
×××、××××××××××××××。「××××。×××」
「はい。はい。はい。××××。××××」おれは勢いよく××××、××××××
××××××××××××××××××。】(引用はここまで)
ブラボーとしかいいようがないではありませんか。

『泣き語り性教育』
やはり、いくら時代が進歩したとはいえ、性教育とは教育の中では難しい部類であろう。
個々人の家庭環境、地域性その他様々な要素により、多くの教師を悩ませている問題だと思う。
それに、深くメスを入れ、先生と言う一個人の人間性だけでは決して語りつくせない、
この問題に生徒の参画を図るという方法により、その教育法に関し一石を投じた作品であり、
是非とも全国の生成煮の皆様には読んで頂きたい。

これ以上書き続けてしまうと、これからこの作品を読んでみようと考えている方に
必要以上の先入観を与えてしまうこととなるため、この辺で止めておくこととする。

筒井大先生、バンザイ!!

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