私の濫読日記

4/24 なんと今日は、下院選挙のための休日でした。

感想文(日本)

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以前にも書いたと思うのだが、最近日本の古典が楽しい。
まあ、永井先生程度では古典とは言わないのが正しいと思うが、
明治は本当に遠くなった。
 
平成もすでに26年目、昭和は64年だから、大正でさえ
89年前と言うことだから、明治時代の小説は私にとっては
十分古典といえると思うのである。
 
仮に1年に100冊の目標を毎年クリアしても、平均寿命まで生きるとして
約25年しか残りがないので、あと2500冊しか読めない。
これは結構ショックなことである。
 
では、その中で何を読むべきかと本屋で考えてしまうことが多い。
勿論、現在は海外居住であるため、日本の本屋に行けるのは
精々年に数回、ここでどの本を手に取るべきか。
 
本来、SF好き(最近このブログでは、この手の感想はほとんど省略していますが)
特にハードSFがいい。当然、知る人ぞ知るペリー・ローダンは、
すべて読んでいるし、私の本棚には900冊以上のハヤカワSF文庫がある。
しかし、それだけじゃダメでしょと言う思いが強く、
教科書に載っていた作家は少なくとも1冊は読みたいという思いが
最近とみに強くなってきており、手に取ったのが今回はこの本である。
 
前置きが長くなりすぎたので、肝心の感想は短めにしよう。
(まったくの本末転倒であるがご容赦いただきたい)
 
主人公のお浪の生き方は、単純に言えば没落の人生である。
しかし、私あるいはあなた自身がその生き方をできるか
と問われれば、現在の私達にとってはできると答える人は
かなりの少数派であると思うのだが、その生き方を否定できるか
と問われた場合に否定すると答える人は、逆に少数派なのではないだろうか。
 
複雑さが毎年あるいは毎月増してゆく厳しい社会の中で、
日本人として持っている変わりにくいもの(決して変わらないとは思わないが)は
まだまだ残っていると思うのである。
 
何を言っているのかわからないという方が多いかとは思うが、
疑問に思われた方が非常に読みやすい本なので、ぜひとも手に取ってほしい
と思った1冊であった。
 
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幕末期の水戸藩に生まれた千世お中心に語られた当時の
女性の生活を素直に書いた珍しい1冊です。
 
作者の菊栄さんは、千世さんの実の娘。
 
幕末期のお話ですから、内容的には多少物騒です。
開国派と攘夷派の抗争は、日本全国いたるところで起こっていましたし、
攘夷派の代表格ともいえる水戸藩での生活ですから、
かなり血なまぐさい事件もその生活の一部であったようです。
 
でも、やはり読んでいて感じるのは、女性は強いよね。
と言うことでしょうか。
 
『女三界に家なし』などと言う言葉もありますが、
確かに、武家では特にその傾向は強かったと思いますが、
その中で、きちんと生きていくことができるというのはやはり驚嘆します。
 
当時は、水戸藩もかなり疲弊していたようで、武士といえども
その生活はかなり苦しかったようですが、それでも女子も含め
教育はきちんと行われていたようですし、現在とその道徳観は
必ずしも同じではありませんから、単純な比較には意味はありませんが、
こうした教育が日本の基礎を築いたんですよね。
 
 
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久坂部先生は、相変わらずいい味を出されておりますね。
 
これまでも、『廃用身』・『破裂』・『無痛』と読ませていただきましたが、
本作品も十分堪能いたしました。
 
本作品のメインテーマは、【安楽死】、これは先生が最も身近に
感じられる問題の一つでしょう。
 
少子高齢化や医療費の増大と言った問題を考えた場合、この問題は
決して避けて通れるものではないでしょう。
 
しかし、本文中でも触れられていますが、厳しいのは高齢者ではないのですね。
それより若年者の方が問題は大きいのかもしれません。
 
高齢者の場合、すでに身体の機能はそれなりに低下していますから、
末期癌と言った非常に苦痛を伴うケースでは、その負荷に体が耐え兼ねて
多機能不全と言った状態となり、死に至るケースが多いようですが、
若年者では、それが起こりにくい。となると、激痛に耐え続けなければならない。
 
こんな時、私が付き添いの立場であればどうすればいいのか。
もしも、私の息子や孫(まだいませんが・・・)なら、私はその選択ができるのか。
 
せめて、そんなケースを体験するぐらいなら、自分自身の方がよさそうです。
【尊厳死】なる言葉がありますが、まあ自分で決められることなど
サラリーマンの私にとって決して多いことではないので、最後ぐらいは自分で
と思うのはいけないでしょうかね。
 
ただ、私個人は、選択肢として【安楽死】を選べる形をとることは重要ではないかと思います。
しかし、本作中にもあるように、本人より周囲(主に親族)の理由や経済的・財政的な
理由によるものも決して少なくないでしょう。そのあたりの線引きは非常に難しそうです。
 
さて、次作の『第5番』も早く手に入れなければ。
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最近古典が好きである。
 
まあ、とは言っても古典ともいえないものが多いのだが、
もう、かれこれ10年以上前になるが、泉鏡花を読んだことがそのきっかけだと思われる。
 
なんだ、泉鏡花など古典に入らないという意見も少なくなかろうが、
私にとって読みにくいことこの上ないのだから、古典と言ってもいいではないかと思う。
 
しかし、そんなことで、明治あたりを中心にそれなりに数をこなしてくると、
そんなに読みにくくはないではないかと思われるので、
それならもう少し前まで戻ってもいいのではないかと、いわゆる古典に手を出すようになる。
 
『方丈記』・『土佐日記』・『平家物語』などをつまんでみると、結構面白くないかこれ!
 
と思っていた矢先に、本屋でこの本に出会う。
 
よしこれで、私に一気に古典博士にとは思わないのであるが、もっと楽しめたらいいね、
と考えるお気楽者の私にはぴったりの1冊であった。
 
古典を理解させようとしないところがこの本の最もいい点である。
それより、なぜ日本語の書き言葉がこのような形になったのか、
世界で最古の女性作家は日本人である(もしかすると間違いかも・・・)とか、
古典の入門書と言うよりは、古典を読むための準備の下準備と言った趣である。
 
よし、これに味をしめて、次は橋本さんの『桃尻語訳枕草子』に挑戦しよう。
と、心に誓う私である。
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なかなか作家の作品は知っていても、作家本人に関しては意外と知らにものだ。
 
確かに太宰を読めば、比較的女性っぽいのかもとか、ちょっと駄々っ子な感じとか
いろいろと思うことはあるものの、作品からだけではなかなかその人となりは想像しがたい。
 
作品からのイメージでは、毎晩大酒を飲み、指が変色するまでたばこを吸うとか
あらためて太宰の一面を知ると、ちょっと優越感を感じてしまう。
そんなことを感じさせてくれる1冊である。
 
美知子さんがこの本を書いたのは、ご本人が65歳を過ぎたあたりで、
太宰の没後30年近くが経過した頃とのことであるから、美知子さんにとって
太宰の存在がどれほど大きかったかがしのばれる。
 
正直私などであれば、もし仮に私の妻にも同様の文才があったとしても、
これほどの濃い内容にはならないだろうと、ちょっと人生を反省せざるを得ない気がするが、
それは、太宰と私との差と言うことであきらめるしかないことだろう。
 
こういった本を読んでしまうと、また太宰が読みたくなり、課題ばかりが増えるが、
それもまた楽しいことである。
 

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