時事随想抄

国家と国民のための政治を考える

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 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。フランス革命において荒れ狂った罪無き人々に対する無差別の殺害と暴力が、一般のフランス人ではなく、ある組織された特定の極めて残忍で野蛮なメンタリティーを持つ集団によって、専ら行われていたことが、ディケンズの『二都物語A Tale of Two Cities』からわかります。
 
その組織とは、本年9月11日付本ブログにて、第5点として指摘いたしましたように、「カルマニョール」という謎の非文明的な集団です。『二都物語』によりますと、「カルマニョール」のメンバーは、互いに「ジャックJack」という洗礼名の合言葉で呼び合っていたそうです(皆、同じ「ジャック」という名前であることから、ディケンズは、「ジャック1号」、「ジャック2号」、「ジャック3号」などと表現している)。この洗礼名で呼び合うという法方は、「カルマニョール」がカトリック系の集団であったことを示唆しております。
 
そして、パリのカトリック系集団と言いましたならば、イエズス会が想起されてくるのではないでしょうか。イエズス会は、イグナティウス・ロヨラ、ならびに、フランシスコ・ザビエルなどの修道士たちによって、1534年にパリで結成されたカトリック擁護の組織であり、その本部はパリにありました。16世紀以降、イエズス会は、パリの貧民地区の下層民(多くは移民)を組織して、「カルマニョール」という組織をつくっていた可能性があるのです。
 
本年2月3日付本ブログにて述べましたように、「ジャック・メリドゥー」という名の野蛮で残忍な少年が、飛行機事故で不時着した島の完全支配を狙うために、殺戮を繰り返すというあら筋の『蝿の王The Load of the Flies』という英国の小説が、イエズス会問題を扱っている可能性も、このような仮説を補います。1)「ジャック・メリドゥー」というフランス風の名を持つこの少年は、教会の孤児院の出身であり、孤児院はイエズス会によって経営される場合が多かったこと、そして、2)「ジャック」という名は「カルマニョール」の間で用いられた合言葉の名であることを考えますと、やはり、野蛮で残忍な殺戮行為を行う秘密結社の結成と活動には、イエズス会が関わっている可能性があるのです。
 
イルミナティーの一角を構成していると考えられるイエズス会のフランス革命への甚大なる関与は、フランス革命の真相を明らかとするための重要な問題であると言えるでしょう。

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(続く)

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