時事随想抄

国家と国民のための政治を考える

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 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーとラビ・ユダヤ教Rabbinic Judaism or Rabbinismとの関連は、‘ユダヤ教’の司祭であるラビとは、何者であるのか、という問題を提起しております。

 

そもそも、ラビとは、モーゼMosesの兄であるアーロンAaronを始祖とする人々であり、世襲制であったと推測することができます。ところが、昨年の4月5日付本ブログで扱いましたように、スタイン・ザルツStain Salts氏の『The Essential Talmud』によりますと、司祭の任命をめぐって、「After the rise of the Herodian dynasty and in the days of the Romangovernors, corruption was involved in the appointment on priests, and the highpriesthood was sometimes awarded to people who paid enormous sums in order topurchase the honor.(ヘロデ王朝以後、ローマ支配時代の間、汚職が司祭の任命においてはびこった。司祭長は、しばしば、この名誉ある地位を買うために莫大な金額を支払った人に与えられた)」という状況が生じるのです。

 
すなわち、紀元前1世紀に、ヘロデ王は売官行為によって、伝統あるユダヤ教司祭の家々を潰していったようなのです。伝統あるユダヤ教司祭の家の人々が、司祭長や司祭になれないといった事態は、正統的なユダヤ教の断絶をも意味したはずです。

そして、これらの伝統あるユダヤ教司祭の家々に替って新たにラビとなった人々が、ユダヤ教に新たな解釈を加えたのではないか、と考えることができます。さらに、1世紀のディアスポラ以降、むしろ、その新らしい解釈が、口伝となってバビロニアなどのユダヤ人コミュニティーに伝わり、『タルムード』やカバラの秘法の成立に影響を与えたと推測することができるのです。

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(続く)

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