時事随想抄

国家と国民のための政治を考える

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今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。「切り裂きジャックJack the Ripper」事件と「アメリカの切り裂き男AmericanRipper」事件の両事件の犯人であるハーマン・H・ホームズH. H. Holmesが、英米を舞台として犯行を繰り返していた点を踏まえますと、ちょうどその頃、英米両国におきまして、「シャーロック・ホームズSherlock Holmes」という私立探偵を主人公とした推理小説が脚光を浴びるようになっていた点が気にかかってまいります。
 
Wikipedia(日本語版)によりますと、シャーロック・ホームズシリーズの作者であるアーサー・イグナティウス・コナン・ドイルArthur Ignatius Conan Doyle1859522 – 193077日)は、スコットランド・エディンバラにアイルランド系・カトリックの測量技師補チャールズ・ドイルの息子として生まれております。イエズス会系の学校を出た後、1876年にエジンバラ大学医学部に進学し、1881年に学位を得て卒業し、医師として診察所を開業しております。
 
患者を待つ暇な時間を利用し、副業で小説を執筆して雑誌社に投稿するようになり、1884年にはホームズシリーズの第一作である長編小説『緋色の研究』を発表し、6年のブランクを経て、1890年にホームズシリーズ第2作『四つの署名』を発表し、1891年からは『ストランド・マガジン』で読み切りのホームズ短編小説の連載を始め、爆発的な人気を獲得し、以後、数々ホームズシリーズの長編・短編小説を世に出してゆくことになります。ドイルは、「最後の事件」The Final Problemにおいてホームズを死亡させ、ホームズシリーズを一旦、打ち切ります(「最後の事件」は、イギリスの『ストランド・マガジン』189312月号、アメリカの『マクルーア・マガジン』189312月号に発表)。
 
このことから、ドイルは、ホームズシリーズを、1984年から1893年にかけて執筆していたことになります(ただし、死んでいたはずのホームズを生きていたとして、1901年から再びホームズシリーズを書き始めている)。すなわち、「シャーロック・ホームズ」1984年から1893年末にかけて‘活躍’していたということになるのです。
 
一方、連続殺人犯のホームズは、1861516日に、ハーマン・ウェブスター・マジェット(英: Herman Webster Mudgett)としてニューハンプシャー州ギルマントン(英語版)で生まれ、両親のレヴィ・ホートン・マジェット(英: Levi Horton Mudgett)とシオデイト・ペイジ・プライス(英:Theodate Page Price)は、どちらもこの地区に初めて入植したイギリスからの渡来者の子孫です。父親のレビは、熱心なメソジストであったとされておりますが、「レビLevi」という名前から、ユダヤ教徒からの偽装改宗者、すなわち、隠れラビ・ユダヤ教RabbinicJudaism or Rabbinismの信者であり、イルミナティーであった可能性は極めて高いと推測することができます(ヒストリーチャンネルの『アメリカン・リッパー』によりますと、ホームズは、「生まれた時から悪魔とともにあった」とする主旨の告白をしているそうです)。
 
ホームズは、ミシガン大学医学部を1884年に卒業しますが、その後ホームズと行動を共にしていた少年の失踪事件が起こります。ホームズは、少年はマサチューセッツ州の自宅に戻ったのだと主張し、何の捜査も行われませんでしたが、ホームズが直後に町を離れていることから、この頃から猟奇的連続殺人を始めたと推測することができます。そして、1888年にはロンドンで「切り裂きジャック」事件を引き起こし、1894年の1117日にボストンで、フィラデルフィアから付けてきたピンカートン探偵社に逮捕されるまでの間、次々に、殺人を繰り返しています。このことから、ホームズは、1884年から1894年にかけて犯罪を繰り返していたことになります。
 
ホームズの連続殺人の最初の事件が1884年頃に起こり、この年はホームズシリーズの第一作である長編小説『緋色の研究』を発表した年でもあり、そして、探偵のホームズの‘活動’期間が、ほぼ、連続殺人犯のホームズの犯罪期間と重なっていることは、単なる偶然なのでしょうか。一人は凶悪犯罪者として、そしてもう一人は、架空の人物でありながら、巨悪を暴く探偵として…(まるで”ジギル博士とハイド氏”のよう…)。

 
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(続く)

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テーマとして取り上げてきただきありがとうございます。
どうやら、我々は、歴史的に重大な情報を知る事なく過ごしてきたようです。
コナンドイルの本、出版ビジネス的にどうんだったのか?当時の新聞社との関係において、手がかりを探す必要があると思います。
犯罪者ホームズは、当時の有力者と血縁的に近い存在だった可能性はないのか?
倉西先生が気づかれたことと同様の趣旨の英文で書かれたものが存在するような気がしております。 削除

2018/1/23(火) 午後 4:21 [ masurawo ] 返信する

masurawoさま
確かに歴史の真相は、教科書に書かれていることと全く異なっている場合が多いようです。H.H.ホームズの夫人の一人のMyrta Belknapは、ホームズの出身地のニュー・ハンプシャー州の重鎮であったBelknap一族のようですし、ホームズが当時の有力者と血縁的に近かった可能性は十分にあります(例えば、その容姿からロスチャイルド家)。そして、何といいましても、ホームズがイルミナティーのメンバーでありましたならば、英米を含め世界レベルで有力者と繋がりがあったと考えられます。

2018/1/23(火) 午後 7:41 [ 倉西裕子 ] 返信する

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