時事随想抄

国家と国民のための政治を考える

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今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。16世紀、スペイン領(ハプスブルグ家)ネーデルランドであった時代に、イベリア半島から多くの「黒いユダヤ人」がネーデルランドに移住してきたことを、ブリューゲルをはじめとしたオランダ人たちが恐怖・脅威に感じていたことは、オランダに残る伝説によっても補われます。
 
オランダ酪農協会発刊の『オランダナチュラルチーズのチーズ料理百家』(昭和61年、頁109)には、以下のようなオランダの伝説が載せられております。
 
「毎年12月5日がやってくる二週間前は、オランダの子供達にとって最大の関心事です。と申しますのはセント・ニコラスが遠くスペインの地より船に乗ってアムステルダムに上陸する日になるからで、この旅の僧は赤い衣装(僧衣)をまとい、白い馬に乗り、二人の黒人の少年ブラックピーターをお伴にしながら子供のいる家へ尋ねてくるのです。そして、良い子にはプレゼント、悪い子はお説教あるいはブラックピーターの持っている大きな袋に入れられて連れて行かれる。というわが国の秋田で毎年12月31日行われる“なまはげ”に似た古くからの伝説があります。二週間をかけて巡り歩いたセント・ニコラスは、12月5日のプレゼントの日をピークにサンタクロースと交代して去ることになりますが、この日は子供にとって胸がわくわくする喜びの日と言えるわけです」
 
おそらく、現在では、この日は、オランダの子供達がプレゼントをいただける祝日となっているのでしょうが、伝説は、「ブラックピーターの持っている大きな袋に入れられて連れて行かれる」という恐怖の側面があったことを示しています。
 
スペインからやってきたというセント・ニコラスと二人の黒人少年は、アフリカ・アジア出身の「黒いユダヤ人」を含意している可能性が高いと言えます。この伝説は、16世紀のスペイン領(ハプスブルグ家)ネーデルランドであった時代に成立しており、当初は、‘人さらい’集団の恐怖をも伝えるものであったと推測することができるのです(「黒いユダヤ人」の国際組織であるイルミナティーは、今日でも特に子供を狙った人さらい、人身売買、人身供養で知られる)。
 
このセント・ニコラスが、サンタクロースとは別人であることも気にかかります。事実、古来、「ニコラウス」と称された宗教人は、二人おりました。一人は、『聖書』「暴露録(黙示録)The Revelation」で、ニコライタンNic-o-la’i-tane
として神様から非難されている‘ユダヤ系’の邪教、もしくはキリスト教異端の教祖です。そして、もう一人がクリスマス・イブのサンタクロースとしてよく知られている聖人です。イベリア半島のキリスト教徒には、「隠れ黒いユダヤ教徒」が多かったことを踏まえますと、オランダの伝説に登場するセント・ニコラスという人物は、ニコライタンの教祖の方であり、「隠れ黒いユダヤ教徒」の頭を意味しているとも考えられるでしょう。

 
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(続く)

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