時事随想抄

国家と国民のための政治を考える

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 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。将棋の世界では、AIを用いて学んだ若手棋士の藤井翔太氏が注目を集めておりますが、昨日、囲碁界におきましても、10歳のプロ棋士・仲邑菫さんが、ハンディと時間制限はあったものの、井山裕太棋士との対戦で、いとも容易くイーブンに持ち込んだというニュースが、メディアで大きく扱われておりました。
 
僅か10歳の児童とプロ囲碁界の第一人者がほぼ互角となったこの対戦は、“話題作り”としては興味を引きますが、以下の問題点をも提起しているようです。
 
①何十年も研究を続けたプロ棋士と10歳の児童プロ棋士との実力の僅差は、囲碁界のプロ棋士達のレベルの低さを露呈した。
②何十年も研究を続けたプロ棋士と10歳の児童プロ棋士との実力の僅差は、囲碁や将棋といったゲームは、対戦相手の打った手に対して最も有効な次の手が何であるのかを“覚えて”いる方が有利であることにおいて、結局は若年層に有利のゲームであることが証明された(例えば、オセロも、つきつめると先手必勝となることから、プロ化できないゲーム)。
③プロの将棋界や囲碁界いおいて、②の理由から“次の手”を覚えるためにAIが活用されるようになったことから、必勝パターンとなる“次の手”や“次のパターン”をAIによって覚えることのできる子供の方が有利となることが証明された。かつて、チェス界において一世を風靡したボビー・フィッシャーBobby Fisher氏は、13・14歳で、全米チャンピオンとなっており、その勝法は、必勝パターンを覚えるというやり方であったそうである。ゲームのプロの世界のこうした“必勝パターン覚え法”は、AI化によってより簡単に習得できるようになり、AI技術の進歩によって、将棋、そして将棋よりもさらに難しい囲碁の世界にもひろがり、結局は、暗記力に優れた若年層に有利なゲームであることが証明された。
 
このような3点は、プロの囲碁界や将棋界におきまして、今後、「名人」や「棋聖」などといったタイトル保持者が、すべて子供となる可能性を示唆しております。中邑さんが、AIの活用が進んでいる韓国で修業を積んだとされておりますことも、こうした推測を補うでしょう。さらには、ゲーム遊びのレベルではなく、“究極の必勝法”をつきつめるプロであるからこそ、囲碁と将棋は、今後、プロの世界として成り立たなくなる可能性すら指摘することができます。
 
かくして、昨日の囲碁の対戦は、囲碁界・将棋界のプロ棋士の世界の終焉を予感させる出来事であったとも言えるかもしれません。

 
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(続く)
 

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シンギュラリティの始まりですかね

シンギュラリティ=ニューワールドオーダー

AIを所有管理する者が支配者

イルミナティーが主導じゃないとイイですね

AIに力を入れている孫正義も朝鮮人 削除

2019/1/7(月) 午後 5:25 [ キッド ] 返信する

キッドさま
AIは、特に、局地戦のような勝負事におきまして効力があるのでしょう。ただし、AIは、インプットされた情報の如何によって結論が異なると考えられますので、社会政策に用いるには危険であると考えられます。インプットする情報を操作することで、結論も操作できますので。

2019/1/11(金) 午後 1:10 [ 倉西裕子 ] 返信する

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