時事随想抄

国家と国民のための政治を考える

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 本日も、古代史・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。昨日、ヒトラーが、セファルディ系オランダ人を保護・優遇した可能性を示す証拠をめぐり、『アンネの日記』について扱いました。
 
昨年の11月16日に共同通信ベルリン支社によって配信された「ヒトラーの希少写真、米で競売 ユダヤ系少女と笑顔で撮影」と題された記事に掲載されていた写真も、その証拠の一つであると言えるかもしれません。
 
写真は、Alexander Historical Auctions社によって競売にかけられたもので、ヒトラーとユダヤ系の女の子、ニーナウさんが仲良く映っており、記事は、「第2次大戦中にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を実行したナチス・ドイツの総統ヒトラー(18891945年)が、ユダヤ人の祖先を持つ少女と笑顔で写った希少な写真が米国で競売に掛けられ、関係者の書簡などと共に約11500ドル(約130万円)で落札された。競売会社が15日、明らかにした。ヒトラーの専属写真家が33年、ドイツ南部にあったヒトラーの別荘で撮影したもので、笑顔のヒトラーがにっこり笑った少女を抱きかかえるように写り、写真にはヒトラーの署名も記されている。落札者は不明」と解説しております。
 
この写真を見て驚くべきことは、“ユダヤ人”を嫌悪し、すべての“ユダヤ人”の地球上からの抹殺を公言してはばからなかったヒトラーの、その“ユダヤ人”の少女に対す“愛情の深さ”です。あるいは、この少女が未来において笑っていられるためには、ヒトラーは如何なる悪事も厭わないであろうと疑ってしかるべきほどの少女に対する“溺愛ぶり”が、写真のヒトラーの表情から窺えるのです。ヒトラー自身が、“ユダヤ人”であったとする説に加えて、その最後において、ベルリンの地下塹壕で結婚式をあげたエバ・ブラウンも“ユダヤ人”であったという信憑性の高い説があります。エバ・ブラウンは、どこかこの少女に似ている気も致します。
 
このように考えますと、ヒトラーが考えた“ユダヤ人”の少女を笑顔にするための解決方法とは、“ユダヤ人”の少女の笑顔の邪魔になる人々の抹殺であったのかもしれないのです。すなわち、“ユダヤ人”の未来のために、第二次世界大戦を起こし、すべての非“ユダヤ人”、特にゲルマン系の人々をすべて抹殺しようと計画したのではないかと推測することができるのです。
 
この写真を持ち主が、競売にかけた意図は、ヒトラーは、本当は「黒いユダヤ人」側にあることを示すことにあったのか、それとも、ヒトラーにも人間性があることを示したかったのか否かはわかりませんが、ヒトラーと“ユダヤ人”の少女の写真は、ヒトラーが本当は、「黒いユダヤ人」側の人物であったことを示す証拠の一つであるとも言えるでしょう。
 


写真は、“ほほえましく”も見えるのですが、仮に、この“ユダヤ人”の少女の笑顔の実現のために、“狂人ヒトラー”によって第二次世界大戦がひき起こされたと仮定いたしますと、“ユダヤ人”の少女の笑顔の実現の引き換えに、空襲や爆撃によって、あまりに多くのゲルマン系の少女たちが笑顔を失った、すなわち、その家族を失い、また命を落としたことに対して、むしろ人々は思いを至らせるべきであると考えざるをえません。すなわち、ヒトラーのゼロサム的な他者犠牲、あるいは、他者抹殺型の解決方法は、間違っていたと考えざるをえないのです。

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(続く)

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