時事随想抄

国家と国民のための政治を考える

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本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。正当防衛以外の戦争、すなわち、大義なき戦争は、構造的に兵卒達に掠奪行為を認めることになる問題は、14・15世紀の百年戦争に留まらず、現代史にも当てはまってまいります。昨日指摘いたしましたように、北方四島問題をめぐるロシアの主張が、まさに、北方四島を“戦利品”と捉える認識であるのですから。
 
では、なぜ、殊更に、ロシア国民は、侵略地を“戦利品”と認識してしまうのか、その理由は、ロシアの戦争の殆どすべてが、大義なき戦争であったからなのではないでしょうか。そもそも共産主義とは、イルミナティーのメンバーであったカール・マルクスが、人類の非文明化・動物化・家畜化を目的に考案した詐欺思想ですので、現実には成り立つはずもない思想です。ロシア共産暴力革命が発生いたしますと、当時の世界の多くの人々が、“ロシア人は地獄を見た”と認識いたしましたように、成り立つはずもない思想に基づく政治・経済・社会体制がロシア国民に強制されたのですから、共産党政権によって徴兵された兵士達の士気は著しく低くかったようです(共産主義が詐欺思想であることを最もよく知っていたのはロシア国民では?)。すなわち、ソ連邦の起こす戦争はすべて、自らを苦しめている共産主義思想を広めるための戦争であるのですから、兵士達は、もとよりその戦争に大義があると認識するはずもないのです。そこで、共産党政府は、モンゴル由来の掠奪思想の下地があったことに加え、兵士達に対して、士気を鼓舞するために“侵略地は戦利品”とする思想を容認したのではないかと考えられるのです(連合国を構成する国々で、唯一戦争の大義を持たなかったロシア)。
 
かくて、ロシア国民の間に、“侵略地は戦利品”という意識が広がり、現政権もこの意識を引き継いでいると考えることができるのです。昨今、丸山国会議員の発言が問題となっておりますが、丸山氏は、ロシア側が戦利品と考えている以上は、日本側も、戦争によってしか取り返すことができないのではないか、という諦念において発言されたのか、それとも、丸山氏もロシアと同様に“侵略地は戦利品”と意識しているが故の発言であるのか、この点を明らかにすべきなのではないでしょうか。

 
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(続く)

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