emailの窓

GTKオーディオのブログです。YouTubeで、GTKaudio1 Shimomuraを検索すると、音を聴くことができます。

孫子


海音寺潮五郎の「孫子」の上巻が寝床の周りにごろごろしている本の中から見つかった。

いつか買って、読んでいなかったのである。

読む本がなくなったので、読んでみた。

はまった。


孫子は兵法の書という予備知識しかない状態で読み始めたので、まずは面食らった。

孫子が出てくるはずなのに、孫武が主人公である。

孫武って誰よ、って感じである。

まあいい、そのまま読んでいった。


全編、他人(ひと)の心理を読む小説である。

特に、才あるものに対する嫉妬心に対して、孫武はアンテナをめぐらし、自らおよび仲間を守るのである。

嫉妬心を抱いた人間は、醜い顔になる。

それを読み取る能力のない人間は悲惨である。

孫武はもともと弱い人間として描かれている。

他人の心を読む能力は、弱い人間が持つ特権であると私は思っている。

私自身が弱い人間だからよくわかるのである。

海音寺潮五郎も同じように考えているのだと思った。

ちょっと違っていたが。それは後で書く。


ところで、この小説は、上下2巻になっている。

孫武が孫子なのだと思いながら読んでいた。

当然、上巻で壮年、下巻で老年であろうと読み進めていた。

ところが、上巻で孫武の話は終わってしまったのである。

何だこりゃである。

まあ、私に知識がないだけのことではあるが。


上巻しかなかったので、急きょ、下巻を買った。

今度は、孫 臏(ぴん)の話になった。

面食らった。

孫武から何代か後の子孫にあたるそうである。

孫 臏(ぴん)は、明るい性格の人として描かれている。

かつ、他人(ひと)の心を読む能力があるのである。

海音寺潮五郎は、明るい暗い、強い弱い、に関係なく、他人の心を読む能力のある人はいると考えているようだ。

そうかもしれない。


下巻も面白い。

無二の親友に騙され、ひざから下の足を切り取られ、幽閉される。

脱出行と恨みを晴らす物語である。

無二の親友が持つ嫉妬心から話は展開する。

孫武に比べて、孫 臏(ぴん)は、明るく強い性格であるがゆえに、嫉妬心が見抜けなかったと海音寺潮五郎は考えたのかもしれない。


海音寺潮五郎の創作部分も多いのだろうけれど、孫 臏(ぴん)の話でさえ紀元前4世紀である。

何でしょうね、人間の心は進化していませんね。

特に嫉妬心はね。

この記事に

開く コメント(0)

Ortofon AS212購入の注意点

追加です。

私がYouTubeで鳴らしている音に関して、評価してコメントをくれるのは、ほぼ100%外国の人です。

AS212についてのコメントがありました。参考になるかと思いますので紹介します。

Are you running without anti-skating?
Yes.
It looks great like that. Is it because of the heavy tracking force of the Spu? That you can set it up without the anti skating? I am about to build something just like it. Same tonearm, and same cartridge.
There is no difference between with the anti skating and without it.All my systems are making a good sound.
I will try the same. Thank

追加終わり

Ortofon AS212はよいアームですが、テレフンケンのターンテーブルに使われていたものが多く、購入してそのまま使えるものは少ないです。

Ebayで通常売られているものは、ベースがありません。アームリフターも使い物になりません。

テレフンケンのターンテーブル本体に作りつけられた機構と連動しているため、この状態になっています。

イメージ 1

上の画像は、アームレストとアームリフターの付いた台をとってしまった状態ですが、もともとはアームの軸についていました。

とらなければ、アームレストは使えます。

リフターは下に飛び出た棒を上に押し上げる機構がありませんので、使えません。

私は、リフターなどという面倒なものは使いませんので、とってしまっています。

イメージ 2

手持ちのベースを付けた画像です。

私はアームレストを別に用意し、SMG212やRMG212と同じように使っています。

ただ、今は、台を残してアームレストを使った方が面倒はないと思っています。

台があってもなくても音に影響はないようです。

バラ線出しですので、ケーブルは自分でつける必要があります。

台には、インサイドフォースキャンセラーらしい機構もついていますが、使ったことがありません。

イメージ 3

こちらの画像は、アームリフターの機構が付いた珍しいAS212です。リフターの下から出ているレバーがみえます。

このアームは、軸の上にある黒い部品、ベアリングハウジングと呼ばれている部品、が金属製でした。

折れることがなく良いのですが、私は好きでありません。樹脂製のものに換えるつもりです。

さて音ですが、YouTubeにアップしてありますので、聴いてください。


試しに、SPUのステレオカートリッジで、モノラルレコードを左チャンネルだけで鳴らしました。国産レコードです。

Serge Chaloff Body And Soul Ortofon AS212 SPU


同じレコード同じ曲をXMSで鳴らしたものです。

Serge Chaloff Body and Soul Garrard Model-T Goodmans 12" Alnico


XMSのほうが良いと思いますが、SPUでも充分楽しめるはずです。

モノラルレコードはステレオよりもいいですね。ドスが効いています。

芸能芸術的には、モノラルです。


この記事に

開く コメント(0)

Goodmans Axiom 22 MK2

追加の追加です。

Goodmans Axiom 22 MK2を送ってしまいましたので、もっと古いスピーカで鳴らしました。


Goodmansはまともな会社ですから、枯れた音を目指してスピーカを作っていたわけではありません。


鳴らしているアンプの出力管は、オーディオの球としては最下位に属する6BQ5です。

レコードは国産盤。スピーカには修理の跡がある。スピーカの箱は小さい。

日本のオーディオマニアなら顔をしかめる。

日本のオーディオマニアの常識は間違っていることが多い。

ああ、こういうのもありました。

アンプはオリジナルが良い。

ばかばかしい。

古い機器は、手をかけなければ、良い音では鳴りません。

私の音を聴いて、Leakのアンプを買われた方ならわかるはずです。

私のような音は出なかったでしょう。



追加です。

私が機器を紹介し、YouTubeで鳴らすと、今まで安く買えていたものが、どんどん高い価格になってしまう。

その機器を買えば、私が鳴らしている音で鳴ると思うらしい。

どうせGoodmans 22 MK2も値が上がるのだろう。

同じ機器を買ったって、私が出しているような音にはなりませんよ。

私のシステムはすべて、個々の機器について、私好みの音になるように、手が入れられているのです。


私のシステムでGoodmansスピーカーの音を聴いたお宅訪問の雑誌評論家が、他の家で鳴っているGoodmansの音と全然違うと言ったそうです。

その時の言葉です。

「グッドマンはもっと枯れた音で鳴らす人が多い、こんなにバリバリ鳴るのは初めて聴いた」

Goodmans Axiom 22 MK2を買っても、私が出しているような音では鳴りませんよ。

枯れた音が好きな人は別ですけど。


料理人は味見をするでしょう。舌が命ですよね。

私の店も音の味見をするのです。耳が命です。

耳と言っても、耳の機能の話ではないのですよ。

小さな音やモスキート音が聴き分けられるから、オーディオに向いているというのは間違いです。

絶対音階を持っているからといって、音楽家になれるわけではないのと同じです。

芸能芸術的な感覚で、音を聴き分けられるかという問題です。

耳の機能ではありません。

耳の機能が落ちていても、芸能芸術的な耳を持っている人はいるのです。

味わいですから。


電気知識を誇って、音の味見の出来ないオーディオ従事者が多すぎます。

というより、自分の耳に自信のない買い手が、電気理論でもって論理的に語る言葉にすがりつくのですから、どうしようもありません。

あるいは、名器なら良い音が出ているはずだと安心しているのでしょう。名器にすがっているのです。

Goodmansスピーカの独り言です。

「俺、こんな音出したくないんだよ」

Goodmansスピーカに失礼ってもんです。

追加終わり。



家具職人さんに頼んでいたサンドフィルド後面解放箱が出来上がってきた。

だいぶお待たせだった。

お客様にお送りする前のテストをした。

今年の真空管オーディオフェアで主に鳴らしたGoodmans Axiom 22 MK2の12インチペア。

GTKaudio常用の12インチWarfedale CS/ALに比べると、音は少し低音寄りになっている。


3枚のレコードを鳴らした。すべて再発盤である。


左のスピーカに傷があるが、これはイギリスから輸送の際着いた傷である。

残念にも思ったが、スピーカの破れなどは、直せば音に影響がないことはわかっていたので、修理した。

スピーカは意外とこのようなことには鈍感である。

私の耳が鈍感なのかもしれませんが。


この記事に

開く コメント(0)

[ すべて表示 ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事