トホホ日記

ちょっと忙しくなってきました。

元銀行員回顧録

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今回は「行員徽章」をお送りします。
私が銀行に入ったときには、行員証(社員証)なんてものはアリマセンでした。
銀行員であることを示すためには、名刺と行員徽章のみ。
名刺なんて簡単に偽造できるので、唯一、行員徽章だけが身分を証明する道具でした。

今だとICチップ搭載の自社クレジットカードなどあるんでしょうけど、銀行ってシステム遅れてますからねぇ。
15年前は本当にそれしか無かったんですよ。
パソコンの世界もWindows3.1だったし。
便利になったものです。

話が逸れましたね。

で、銀行に入行して3日目、現金輸送で頭数として本店に。
確か2億円を取りに行ったんだっけ。
そこには、同期の姿が沢山。
みんな、戦力になってないので、現金輸送の頭数。

無事に、現金輸送して支店に到着。
あれれ、胸のバッチがない。
思わず、一緒に現金を取りに行っていた課長に報告。
「なに―!行員徽章なくしただと!!どこでだ!」
私は支店を出る時には付いていたので、本店で落としたと思うと告げた。
結局、もう一度本店に行くことに。
しかし、行員徽章は見つからなかった。

そうして、入行3日目にして始末書を書いたのだった。

支店長には「最短記録だ。」とお褒め頂きました(泣。

ちなみに行員徽章は銀行員時代にもう一度失くしてます。
銀行で書いた、いや人生で書いた始末書はこの2枚だけです。

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今回は「住宅ローン借換」をお送りします。
私が銀行員だった頃は、金利がドンドンと下落する頃でした。
だってもう10年以上昔のお話。
(でも、あの頃と今、短プラが同率なのは不可解だなぁ。)
住宅金融公庫の引き落としのあるお客様をピックアップして、訪問。
アポ取った後、提案書攻撃しました。
提案書を基に訪問しても、会えるのは奥様だけ。
普通に考えれば、高額マンションをカナリの額のローンを組んで購入できる方。
忙しくない訳が無い。
必然的に、日曜日の午前中に来て欲しいと要望が出ました。
モチロン、契約書は白紙なので持ち出しに関して、問題は無い。
住宅ローンの契約書に特約書。
抵当権の解除委任状に設定の委任状。
団信に火災保険。
ついでにカードローンと積立まで。
一体何枚名前を書くのかと言われました。
順を追って書類の説明しながら、記入していただきました。
ご主人も、わざわざ日曜日に来てもらっているので、ナンにでも協力的です。
順調に署名捺印してもらって、1時間後に撤収。
ただ、権利書を預かるのが気持ち悪かった。


ええ、サービス残業でした。
私は、ご主人さんと世間話をしながら、お仕事の様子を聞くのが面白かった。
ちょこっと残業代を貰うより、仕事の一線で活躍する課長さんや部長さんの話の方が価値ありました。
昔からお金よりもネタを優先する気質なもので。
普段では絶対聞けないお話や体験などに、異常に興味をそそられるのです。

そんなこんなで、住宅ローン借換は趣味と実益を兼ねたお仕事でした。
しかし、そんなバラ色も初期の頃だけ・・・

ある日、支店長が渉外会議でとんでもないことを言い始めた。
「最近、住宅ローンの借換が好調で、支店エリアで3位になった。」
私は内心、そりゃそうだよ。小さい支店で元の数字が小さい所で実績ヤリ上げてるんだからと思った。
てっきり感謝の言葉でも切り出すのかと思いきや。
「ここで、エリアトップを目指すぞ!今の倍やれ。」
おいおい、期の半分でやっと達成したのに、なぜ目標をゼロに戻すようなことを言うかなぁ〜!と心の中で叫ぶ。
課長も調子こいて、「そうですね。倍やりましょう。」
会議終了後、ヒラ渉外員、サボり喫茶に集合。
早速、私が先輩に向って「課長!1件も住宅ローン借換取ってないだろが!!なにが倍やりましょうだ。ぼけ!」
先輩は私をなだめにかかる。
「まあ、やるだけやってみようじゃないか。」
「私、もうそんなにネタないですよ。」
先輩も「俺も1〜2件しかない。」
後輩W「俺、全く無い。」
「げ〜!どうする?」

やがて、担保ワレ物件までもターゲットにし始めると状況が一変する。
既に毎週住宅情報を自費で買っては、対象物件の売り情報をチェックしていた。

あるお客様と私の会話
お客様
 「住宅ローン借換と同時に2百万円を打ち入れしようかと思うんです。」
私「そうですね。残高を減らすとお支払が楽になりますし、良い事ですよね。」
(良かった〜。実は2百万円担保割れだったんだよね。お断りしないといけないところだった。)
お客様
 「まだまだ、住まないといけないからねぇ。」
私「そうですよ。マンションは財産ですから。」
(もう、当初価格より5割ダウンなんだけど、この人知らないんだろうな。)

もう、這いずり回って実績を積み上げました。
後輩のWは、借換メリットが50万円無いのに無理矢理借換させるしムチャクチャです。
そして何とかエリア1位を獲得。

しかし、次の期に高〜い目標が来ました。
担保割れでも借換できる住宅ローンも出来ましたが、一度断ったお客さんに借換提案できないでしょ。やっぱり。

住宅ローン借換は散々な実績に終わりました。
銀行はやりすぎたら、必ずしっぺ返しが待ってます。

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今回は「不審者」をお送りします。
銀行員の皆さん、職場に新人がやって来たと思います。
新人がやってくると2年目行員はなぜか先輩面をしてえらそうになるものです。
私が渉外係りをしている時に、2年目のWが個人ローンから渉外に部署替えでやってきました。
Wは先輩が指導したのですが、ある日お客様からお叱りの電話が・・・
渉外の課長が電話をつながれ、顔を真っ赤にしながら謝っています。
一体、何をやらかしたのでしょうか?
課長は慌てて外出し、そのお客様の所に向いました。

どうやら、Wはそのお客様の家で捕まっている様子。

1時間後、課長とWが帰ってきました。

Wは一体何をやらかしたのでしょうか?


Wは定期預金の証書の書換でお客様宅を訪問。
呼び鈴を鳴らすも、家の中から反応が無い。
普通は「名刺に伝言を書いて、ドアに挟むのが定番」だが、Wはそんなことを思いつきもしなかった。
Wは辺りを見回す。
車が止めてある車庫の前のチェーンを越えて、家の中の様子を伺う。
誰もいない様子。
さらに足を進め、中庭に突入。
その時、リビングでくつろいでいたご主人とばったり眼が合った。
Wは引きつって会釈をする。
ビックリしたのはご主人。
飛び上がって、庭に出てきたそうです。
ご主人
 「お前は何モンだ!」
W「○○銀行のWです。」とオドオドして答える。
まるっきり不審者です。
ご主人
 「何しにきたんだ。」
W「定期の書換に。」パニックでほとんど単語だけ。
ご主人
 「なぜ、庭に入ってきたんだ。」
W「呼び鈴を押しても反応がなかったので。」
ご主人
 「どこの支店から来たんだ。」
W「△△支店からです。」

ご主人は支店にWという人間がいるか確認の電話をしてきたという訳です。
課長はご主人に「どういう教育しているのか!」とこってり搾られたそうです。

課長は銀行に帰ってきた後もWに説教をしようにも呆れて言葉が出ない。
課長
 「W、他人の家に勝手に入ったらダメだって分からんのか?」
W「・・・・」

私が思うに
課長、分かってたらお客様の家に侵入しないよ。
ほとんど小学生への説教です。

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今回は「ボーナスの現金輸送」をお送りします。
えー、gucciさんのところで小学校へ行った記事があったので思い出しました。
公務員の給料は銀行振り込みになって久しい。
県庁さんも市役所さんも振込です。
しかし、恐るべきことに学校は現金支給だったのです。
その理由とは「振込にすると事務員の仕事が無くなりリストラされるから。」
(10年前の話です。でも未だにやっているかも)
毎月、給料日には現金を金種別に準備させられ、学校にお届けする業務がありました。
そんなバカな!とお思いでしょう。
そんなバカなことが行われておりました。
これがボーナスの時期になると、金額が大きくなる。
先輩と3人で各々担当する学校に車で回っておりました。
これだけで半日潰れます。
しかも、ボーナスのお付き合いなど少額でスズメの涙もありはしない。
課長にはイヤミを言われるし。
「普段から深耕してないからボーナス取れんのんじゃ!」
私は頭にきたが、あえて反論せずに銀行を出る。
「なら、こんな現金輸送の仕事辞めたらええんじゃ!ボケ!!」
と溜り場の喫茶店で先輩相手に息巻く私。

本部の人には、教育委員会に本気で振込にするよう折衝してもらいたいと痛切に感じておりました。

その後も当分の間、現金を輸送していたようです。


本題とは関係ないのですが、「にぎり先輩」も私の前に小学校を担当。
この「にぎり先輩」は保健室の先生と仲良くなり、毎日給食を食べておりました。
一体、どうやったら給食費も払わずに毎日給食を食べれるようになるんでしょうね。

給食つながりでいうと、給食のおばちゃんの定年退職金は2千万円出るそうです。
銀行員の課長レベルより多いんじゃない?

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3月15日、地方紙の朝刊1面です。
銀行員を狙った振り込め詐欺。
地銀8行が狙われているそうです。
皆さん、窓口で振り込め詐欺の防止を呼びかけていると思います。
ご家族にもしっかり説明しておきましょう。
一番多いのは「セクハラ」の示談。
次は「横領」それから「現金事故」だそうです。

ちなみに被害も出ているそうですよ。
銀行員の皆さん、「あなた、狙われていますよ。」
気を付けましょう

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