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更紗についての考察1

暑い日が続いています。これで梅雨?という感じですが、九州では大雨による大災害が起き、心よりお見舞い申し上げます。地球温暖化がもたらしたものでしょうか。。。

今日は、更紗についていつも気になっている事を一つ。
簡単に言って、更紗と呼ばれる布地の産地はインド、ペルシャ、ロシアを含むヨーロッパ各地、日本などです。通常古渡更紗と言えば江戸時代に日本に渡ったものですが、インドネシアなどで同様の更紗が保存されていたことにより、ここ数十年でその多くが日本に来たことにより、それらも古渡と呼んでいる人が見られます。それが混乱を生むのか、更紗の年代及び産地についての記載がまちまちだと感じる事が多々あります。

細かくはここで触れませんが、たまたま同様のデザインの産地の異なる更紗がありましたので、その裏部分をご紹介致します。木綿の風合いなども異なりますが、それはさすがに画像でお示しすることは至難の業ですので、裏がどうなっているかのみご覧ください。

この写真のものは全て19世紀のものですが、インド製のものは既に売約済の反物、ペルシャのものはYahooショップで販売されているもの、あとイギリスの更紗です。
イメージ 1

厄介なのはイギリスを始めロシアなどで作られた、インド・ペルシャのデザインの模倣更紗です。理解している人にはこの差は明確ですが、一見インド・ペルシャ製に見えるので、そのようにして売られてしまう場合もあります。東博にもそのような例が見られ、残念ながらいつも間違えたキャプションが付いています。
同様に、古渡とされているものの中にインドではなく日本で真似て制作されたものがあり、時代は100年以上はあるものの、古渡のインド更紗として高額取引される場合があります。さすが日本人が作ったものは出来が良く、これはもう顕微鏡レベルの観察が必要になる場合があります。それとは別に、悪意のある偽物もかなり上手に作られており、これには注意が必要です。

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