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休養をとって1ヶ月半が経とうとしていたが、彼の病状は相変わらずだった。2週間周期で薬の作用で何らかの変化はあった。そのたびに2人でよかったねと話した。会話と言っても会話といえるものではなく、彼の言葉として出てくるのは、単語のみで、私が先読みしてつながるような感じだった。自分の気持ちを言葉で表わすのが困難な時期だった。このころの課題はたくさん合ったけど、特に自殺願望が強かった。 ■2001.7.10 医師に宛てた手紙 メンタルクリニック
○○先生 お世話になります。気になったことがあるので、次回お会いできるにしろ、この手紙をお渡しするにしろ、本日の時点でのことをお伝えします。 平成13年7月6日(木)本日、私は外出の予定があったため、9時45分ごろ自宅を出ました。出掛けまで彼は眠っており、出かける旨を伝えたときに起床したと思います。 その後、彼の話では10時ごろ起きてから、私が帰宅するまで非常に調子が悪かったようです。私が「今から帰るから」と電話を入れたとき(13時40分)は、元気のない声で対応していました。最寄駅で電話を入れたとき(15時10分)も同じでした。自宅についてからは、カーテンで部屋を暗くしたベッドの上でうつぶせになっており、様子をうかがうとぐったりとしていました。私がいない間、メンタルクリニックに電話を入れたりしていたようです。 その後、話を聞いたりすると泣き出して、「つらい、つらい」と言います。「何が辛いのか?」と聞くと「また、沸いてくる」と言って、私がどこかに行ってしまうというのです。そして「最近、自殺願望が強くて、時々出てくる。(自殺したい気持ちが)でも、今までは自分でコントロールできたのに今日はできない」と言います。話をして、泣き終わった後、マッサージをしてあげたら、そのまま眠ってしまいました。18時ごろ目がさめて、話をしたら、大分落ち着いたようです。 前回、診療していただいた後、水曜日辺りから眠れなくなってしまったようです。昼間の調子も悪かったです。外出する気も起きない、またはできない様子。良くなってきたと本人は言うし、私もそう思いましたが、もしかすると本人が周囲(私、実家の家族、先生)に対して、期待に答えようとする気持ちが強く、本当のこと(些細な症状)については、黙っているみたいなのです。 とりあえず、そのことをお伝えします。私も本人の言葉だけではなく、様子をみて外出するか、しないか決めたいと思いますが・・・。以前は頓服をいただいていましたが、今後、どのように治療を進めるのか、どこかで改めてお聞きしたいのですが、いかがでしょうか?(私がうかがうタイミングを本人に伝えてください) 妻より このとき、私は毎週彼の通院に同行した。一人では電車に乗るのが困難だった。病院の予約は1番。待たされるのが嫌なようで、数週間先まで予約を入れて、真っ先に見てもらっていた。 担当の先生は家族の協力が必要と強く言ってくれていたので、彼の治療方針、現状等事細かに先生から聞くことが出来た。毎回、メモを用意して彼の病状について質問をしていた。 はじめの数ヶ月、一緒に病院に通院していたが、私の失業保険が切れるころから、リハビリを兼ねて彼一人で病院に行く練習をしていた。私はフリーで仕事を再開し始めていた。このときはたまたま私が外出する予定が入っていたので、手紙で先生に伝えたいことをまとめ、送ったもの。
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病気のこと
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ここでは私が体験したことを書いています。
文章が多少前後して読みにくいかもしれませんが、はじめから読んでいただけるとうれしいです。
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■2001年5月21日「メンタルクリニックB病院」 |
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4月下旬から、医師のすすめもあって、ゴールデンウィーク+有給を使って、可能な限り休暇を取るようにした。本当は入院をして、完全看護してもらえるところが良かったが、彼が一人になることがかなり不安で、本人が納得しないのに強制的に入院させることにためらいを感じたし、私もそれがいいかどうか判断ができず、入院はしなかった。このときは2週間ほどの休暇をとった。本人はこの休暇中に回復し、仕事に復帰したいと思っていた。6月になるとCCIEの2次試験があるので、どうしても復帰しなければならなかった。 |
2001年4月12日「メンタルクリニックA病院」の2回目の処方
2週間ほど「メンタルクリニックA病院」に通ったが、状態は安定しなかった。彼は見てくれる医師に対して心を開くことができないようだった。このときはまだ会社に出社し、病院に行く日だけ午前中会社を休んだ。私もクリニックに付き添ったが、医師に彼の病状を伝えたが、今後どのように治療していくかなどの説明は無かった。 私はこのころどうしてよいのか分からず、ただこのままではいけないということだけ、感じていた。メンタルクリニックA病院で治療を受けていたけれど、安心できなかった。とにかく一番いいところを探さないといけないと思った。「総合診療部」のときのような過ちはしたくなかった。 このときの一番いい病院というのは本人が安心していけるところで、決して有名病院がいいとは思わなかった。患者の一人ひとりをちゃんと見てくれるところがいいと思った。システム的にカルテに病状を書き込んで、工場のように患者を診るところだけは選びたくなかった。 早速、別の「メンタルクリニック」を探した。彼の状態は、『眠れず、食欲もなく、顔色も悪く、泣いて、壁に頭をぶつけて、たまに石になっていた』。この石になっている状態は、寝ているか、うつぶせになって、全く動くけはいの無い石のような状態。 ホームページで「メンタルクリニックB病院」を見つけた。昼休みに電話をしてみた。本人を気遣った言葉が並べられ、対応が良かった。いい印象。早速、4月23日に予約を入れた。ここは、サラリーマン対象なのか、診療が17:00〜だった。初めてということもあったし、私も彼と一緒に病気を理解したいと思い、はじめの診療から付き添った。担当医師は利発そうな女性で、この病気は本人だけでなく、家族のバックアップも必要だと言った。彼はこの医師には、何でも話せそうな感じだった。(女性だから?)ということで、しばらく通うことにした。
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