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ガンバ大阪2−0鹿島 持ったまま。 競馬用語で、 レース中盤まで中団で控えながら 最終コーナーに向かっても、あるいは直線に向いても ステッキ(=ムチ)を抜かず、ふるわずに馬を追い、走らせることをいう。 「走ってくれる!」という 手綱から伝わる抜群の手ごたえに、 ジョッキーの「直線一気」にかける、並々ならぬ自信。 この合わせ技が、大いなる胸の高まりを競馬ファンに与えるのだ。 ひとつのロマンだな。 さて、ガンバは今日が延期第10節の鹿島戦。 球際の攻防での気持ちをみせた、渾身の戦いぶりが見事だった。 強く当たってボールを奪い、激しく寄せられたら倒れてファウルをもらう。 なんだか10数年前と比べたら、鹿島と立場がゴロリと代わった感もあったよ。 仲間に「球際!」って叫ばなくなりましたね、といわれる。 そう。 いうまでもなく戦ってくれてるのに、重ねて叫ぶ必要がないわけ。 そして今野だ。 彼は、セットプレーやゴール前のこぼれ球には 「ここ!」というところに詰めてくれてるなぁ。 05年12月3日以来、ずっと思ってる。 誰が何を言おうが、縁がないわけないやろう、ガンバに。 宇佐美がPKもらったシーンは、たしかに西(?)がボールに言ってるように見えたが ま、出足鋭くエリア内に飛び込んで、レフェリーのブラインドでプレーした宇佐美の勝利だ。 あれをヤットに蹴れといった長谷川監督は 宇佐美を「別格」と認めている証拠。 だから流れの中で得点獲ろうな、宇佐美。 鹿島にとって不運な失点かもしれんが、そのあとの岩下の「幻のゴール」は オフサイドなし!にみえたから、それでチャラだ。 そして時間は過ぎていく。 トニーニョ・セレーぞはムチを連打するかのように、 遠藤、高崎と入れてきた。 ガンバの代えの選手は誰も出てこない。 涼しさもあったし、次節相手の神戸がほぼフルメンバーでナビスコを戦ってたのも あったかもしれんのだが、 長谷川ジョッキー、 「持ったまま」、最終コーナーを回ってきた。 浦和にじわりと勝ち点差「2」を詰めて、な。 時間もないのではっきり言う。 浦和のようにメンバーを固定し、ステッキをふるいまくって勝ち点を積み上げていく戦法は 短期的にはいいんだろう。 でも、そのままでは毎年持ちこたえられないんじゃないか。 「持ったまま」のガンバが最終コーナーを回るのは おそらく8月末から9月初めごろ。 代表経験を積み、 あるいは代表の座奪還に燃えて精進する戦士たちには まだまだ「追って伸びる」ポテンシャルが十分にある。 抜群の手ごたえを有しながら じわり、じわりと詰めていこう。 その上でさらに スルガ銀杯でのリーベルとの試合があり、 そのあとACL8強戦、ナビスコ杯8強戦もあるぜ。 ガンバのファンにとっては、ハートが焦げそうなくらい たまらない夏場がやってきた。 |
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