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前回の続き。黒が左辺打ち込んできての、僕の白番。ここでは色々な応手が考えられるだけに難しいところ。
形勢は大差なので、手堅くBやCでも勝ちコースなのだが、こういう簡明なぬるい手を打っていると、すぐ細かくなってしまうので、実戦は緩まず最強の手を選択した。
1番簡明に33と打っても、白は勝てるが、かなり細かくなる(盤面で少し悪い程度か?)。秒読みで形勢判断がはっきり出せなかったこともあるが、左辺は簡単には死なないと思い、実戦は全部頑張りにいった。
実戦Aと1子を担ぎ出したのが、自分でもびっくりするぐらいすごい手(悪い意味でw)、実はこの手は下にへばりついてる黒の3子を取れると勘違いした大錯覚で黒1と打たれていたら白は33に入るぐらいのサバキしか残っておらず、かなり困る形だった。
実戦黒は、隅を守り、全取りにきたのは、前図でも黒が自信がないとみての判断だろう。
しかし、この形は152とつけて簡単に死なない形なので白も安心した(白は前図のほうが嫌だった)。
黒153のノビには白154がこの場合の筋。分断と3子取る手をみている。
黒が守った時に、白156が後続手で華麗な手筋。中央に利きがたくさんあるのでここまでいけると判断した。 黒157のハネにはキリを打ち、黒が159と抱えたときに白160のアテが絶好のタイミング。利き筋はぎりぎりまで決めないのがよく、これで白は完全にシノギきった。
なんとかシノギ、これで勝ちかと思ったが、出来上がった図を見てみると、左辺、隅すべてを頑張られ、しかも黒の先手。手どまりの中央抜きに回られ、しかもこれがまた先手(手抜きは下辺の黒が復活すると勘違いしていたのとまだ優勢だと錯覚していた)。しかし、実際は手がなく、H−16の肩からケイマを打つなどしなければいけなかった
大差だった形勢は黒がだいぶ挽回し、もはや形勢不明の半目勝負に。
やはり左辺のシノギが問題で、1子かつぎ出した手が大失着だった。
白198が起死回生を狙った勝負手。しかし、実際は無理手だった。
前図、黒Bと素直に出ていれば、中央2子との振り替わりだが、白の持ち込みがひどく、こう打っていれば黒の半目勝ちのコースだった。なので、白6でH−17にアテ、実戦と同じ形にするよりない。
しかし、黒は199と受けたので、ここでまた逆転。白勝ちのコースになった。
ここで、選択に悩むが、白Bと素直に打っていれば勝ちコースだった。しかし、形勢判断が秒読みで、正確にできずに、最強手のAを選択。この手でまた形勢不明になってしまった。
黒が下から受けてくれれば、だいぶ利かしなのだが、黒205と切ってきたのが、最強の頑張り。
このコウが最後の勝負どころ。
花見コウかと錯覚してしまいそうな形だが、実際には、白も絶対に負けられないコウ。しかし、コウ材は黒が多く、白苦戦に思えた。
黒219に本来は受けていないといけないのだが、ここでコウを解消したのが、好判断だった(白はコウ材が足りないので解消するしかない)。
この進行が予想され、下辺の黒は復活するが、上辺との振り替わりなので部分的には白の得した形。
こうなればはっきり勝ちだった。
しかし、白224と取りにいった手が大悪手。黒に生きがあるのは、白が172と手入れした時から読めていたのだが、秒に追われたのと、難解な変化の読みに追われ、取りにはいけないとわかっていたのに、ミスしてしまった。この図は前図と比べ、白が7目損した形。
しかし、実際には、上辺の振り替わりでだいぶ得をしていたので逆転には至らず。
上辺231の継ぎが油断のならない手で、白232のカケツギが正着。
この手で欲張ってしまうと、
例えば白1と這ったりなんかすると黒2のコスミから簡単に生きられ、逆転。
しかし、流石にここは冷静に黒を取りきった。
結局、白がコウを解消した手が勝着で、白232で黒をとりきり、はっきり勝ちにした。
この後は難しいところもなく、結果は白の10目半勝ち。
白が負ける図も何回もあったが、運よく難しい1局を勝ちきり、これで3連勝。
7段にまた一歩近づいた。 ・3時間以上検討してわかったこと。。。
白は198の局面でもっとわかりやすく勝つ手があった。白1と平凡にトンで白勝ちだった。しかし、これはいろんな図を検討したからこそいえるのであって、実戦心理としては、こういう手を打つのはなかなか難しい。だからこそ、形勢判断能力をもっとつけなきゃいけないと思う。
平凡な手すぎて、逆に気付きにくい好手だった。 |
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