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Metalic

入梅して、雨が続く。
こういう時は読書にはよい。田中長徳先生の”屋根裏プラハ”もあと少しで完読。
カメラ以外の話がほとんど(特に酒の話題が多い。)
プラハでアトリエと称するアパートを借りて、1年のうち何日かはプラハ生活者として
氏独特の目線でのプラハを描写されている。
プラハは旧東側からビロード革命により突然西側世界に引き込まれた街であるから、
変化という意味でおもしろい街である。
機会があれば行ってみたい。
かつての上海生活時代を思い出した。
 
さて、前置きが長くなったが、雨なので近所のバイク屋さんに飛び込んで、バイクの写真を撮らせて
頂いた。 バイク自身には興味はないが、モノクロで質感を出したかった。
明るいレンズで絞りを開き、被写界深度を浅くして被写体を浮き上がらせたが。。
 
(SD15 17〜50mm f2.8/50mm f1.4)
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
日曜日に中之島の国立国際美術館にて、”写真の誘惑ー視線の行方ーと題するセッションに
参加した。 当セッションは、写真というメディウムを少し違う分野からとらえて、その歴史も踏まえ、
存在意義について議論を行うものだった。 もちろん結論は出るものでもない。
 
この日は、畠山直哉、鈴木利策など写真家のほか、建築家、美術家、そして詩人。。多彩なパネリストの
先生方を交え、写真と建築、写真と自然 についてのセッションであった。 面白かった。
 
写真はテクノロジーは日進月歩で進んできたが、まだ200年程度の若い芸術なので、
これからの発展、どこに行き着くのか?だれにもわからない。。
 
急速なデジタル化が進み、ネットやハードディズクの中でのみ存在する写真(のようなもの)は
衛星のゴミのように永遠に仮想空間をただよい続けるのか?
 
建築でさえ仮想空間の世界に取り込まれ始めた。マンションやトビルは存在する前から
販売用のCGとして仮想空間に存在する。 存在とか何なのか?
 
最後に詩人(菅啓次郎)の64行の詩の朗読で幕を引いたが、目を閉じて聞いていると、
光景、色、におい、風みたいなものまで伝わってきた。 ギャラリーで一枚一枚の写真をみているように、
すっと入ってきた。 洗練され研ぎ澄まされた言葉の力は凄い。
 
と、写真のことを考えられるという、”今ここになる幸せ”を感じた一日だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今朝のNHK日曜美術館で、木村伊兵衛のパリが取り上げられていた。
写真集はもっていなかったので図書館でお借りして、それを手元に番組をみた。
 
伊兵衛さんは、学生時代からライカ使いの名手として、存じ上げていたが、
一瞬で構図を決めて切り取る技術は素晴らしいし、パリでもまったくその視線が
ぶれず、東京と同じ感覚で撮れるのがすばらしい。
(もちろん、HCBとドアノーという友人の存在は大きかったが)
 
伊兵衛さんの何気ない写真は、マネしても何気なく撮れないのだと思う。
”江戸の粋な写真家はパリでも粋だった” というのが、アタシの感想だ。
あらためて、写真っていいよね!
 
そう、カメラはライカM3のブラック+ズミクロン50mmだったとみえたが。。
 
 
イメージ 1

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