|
<以下引用>
宇宙の防衛目的利用に道を開く 自民党の「宇宙基本法案(仮称)」の概要が31日、明らかになった。 宇宙の利用範囲を「国連宇宙条約が定める平和目的利用」と明記し、 現状では制限されている偵察衛星や、 ミサイル発射を検知する早期警戒衛星の打ち上げなど 自衛隊の宇宙進出を可能とする内容。 首相をトップとする宇宙開発戦略本部の新設を盛り込む。 今後、公明党の合意も得て、与党案として次期通常国会に提出する。 概要は、総則で「世界の急激な変化への対応」 「研究開発中心の宇宙開発の見直し」をうたい、 「宇宙」を防衛目的のほか、 産業、外交、防災・災害復興などに幅広く利用すべき空間と位置づけている。 また、各省庁にまたがる宇宙関連施策を統括し、 内閣主導で進めるため、内閣府のもとに宇宙戦略本部を設置すると規定。 同本部に対し、〈1〉宇宙開発用のロケットの確保と発射場の整備 (2〉宇宙産業の強化〈3〉宇宙開発を通じた発展途上国の支援―― などを基本方針とする「宇宙開発基本計画」の策定を求めている。 <引用終わり>: まず、気になったのは 「総則」の「研究開発中心の宇宙開発の見直し」です。 これだと、「はやぶさ」のような計画はすべて潰されますね。 JAXAのほとんどの先進的研究は、先細りしてしまうでしょう。 夢のない所には、有能な若者は集まりません。 惑星協会は、米国で宇宙関連予算が削減されることに反論、 「Save our science!」「Don't Trash Space Science」と キャンペーンを展開しています。 (詳細は【惑星協会】) 宇宙のような「フロンティア」に進出するのに、 「研究開発中心」を見直すとは… そんなに日本の宇宙技術は進んでいるのですか? この分野こそ、「研究開発」が命なのではないですか? この考え方は、長い目でみて日本の技術力を後進させてしまうと危惧します。 産業の振興や防災・災害復旧の分野を強化するのには、 異論はありません。 ただ、なぜ自衛隊なのかが、今ひとつ不明です。 防衛戦略上、 偵察衛星や早期警戒衛星を独自で持ちたいという 自衛隊的な動機はある程度理解できます。 ただ、防衛と宇宙開発は別モノだと思います。 衛星は非常に高価なものです。 宇宙開発=防衛の考えが強くなりすぎると、 本当の意味での宇宙研究開発に予算はほとんど残らないでしょう。 アメリカもそうですが、 防衛と宇宙研究をてんびんに乗せたら、 政府としては、防衛に優先順位をつけるに決まってます。 首相がトップの戦略本部となれば、 なおさら科学者の意見は入り込む余地なしですね。 宇宙開発は本来、夢のあるものだと思っています。 人類全体の未来に関わるチャレンジだからこそ、 長い年月と巨額な費用をかけてでも、 取り組む意義のある分野だと考えます。 短い記事ですから、本案のどこかには隠れているのかもしれませんが、 この「基本法案」からは、その意図はみえません。 広大な宇宙の中で、地球の大気圏なんてちっぽけなものです。 日本はそのちっぽけな中で、 衛星を打ち上げることだけに、 予算と労力の大半をつぎ込もうとしているのでしょうか? この法案に対する科学者の意見が聞いてみたいです。
|
全体表示
[ リスト ]



科学者の「夢」と称する道楽に国民の税金を使ってきたのが、今までの日本の宇宙開発です。そのため諸外国に大きな遅れをとってしまった。失敗の連続で日本のロケットを買おうという国はない。日本のロケットで衛星を打ち上げようとしない。それ程コスト高だし信頼性が低いのです。実質偵察衛星の性能にしてもしかり。 そのための見直しです。簡単に言えば目的をはっきりさせ効率的に開発を進めようということです。遅きに失したくらいだと私は思いますが。
2006/9/17(日) 午後 5:31 [ じゃんご ]
日本の宇宙開発には、言われた側面はあると思います。ただ、この素案で不安に思ったのは、こうした方向性が、さらに宇宙開発の裾野を狭くしてしまわないか、ということです。「夢と称する道楽」という見方もあるかと思いますが、私は次にこの分野を担う子供たちのためにも「夢=高い目標」は必要だと思っています。「目的をはっきりさせ効率的に開発を進めよう」という考え方は、当然必要ですが、問題はその「目的」「目標」をどこに置くかだと思います。法案を整備する主たる目的が「防衛目的利用に道を開く」じゃ寂しい、そう思いました
2006/9/26(火) 午後 6:08 [ gar**mirro* ]