|
THORと呼ばれる計画で、 火星の表面に4分の1トンの銅のボールを激突させ、 表層の土を吹き飛ばし、 その下にある(はずの)水の存在などを検証しようとするものです。 計画している科学者(Phil Christensen)は 火星の自転軸がおよそ5万年ごとに大きく傾きを変えたため、 極地方の氷が融けて中緯度に大量の雪を降らせ、 それが地下に氷として残っているのではないかと考えていて、 インパクターを火星表面にぶつけると、 その下に氷があるかどうかが分かると言っています。 費用は4億5000万ドルで、「安価」だそうです。 その科学者は、氷の存在が確かめられたら、 今度はそこにローバーを送って詳しく調べたらよい、 というようなことを言っていました。 この7月にもNASAに提案して、 早ければ2011年にもミッション開始するかも… 非常に興味深いですが、
ちょっと荒っぽい感じがしますね。 |
ニュースJan06
[ リスト | 詳細 ]
|
メカニズムは良く分かりませんが、 Dual-Stage 4-Grid (DS4G)という反動推進エンジンで、 ESAが月へのミッションで使用するSMART-1の10倍、 最新型より4倍の速さで、 イオン排気を実現したそうです。 「はやぶさ」のイオンエンジンは、 地球上で1円玉も動かすことができないほどの推力だと、 TV番組で解説されてましたが、 これはどれほどのものなのでしょうか。 火星への有人(あるいは重い探査機を運ぶ)ミッションに 活用が見込めるほか、 恒星間任務の可能性さえあるそうです。 実用化までには10年がかかるらしいですが、
なんたって低燃費がウリです。 長い距離を走る性能は「はやぶさ」が実証しました。 これも有望な技術だといいですね。 |
|
かっこいい名前なのですが、 どうにも中学校の英語の教科書を連想してしまうのは、 私だけでしょうか… その記事によると、 New Horizonsは、最高速が7万5600キロ(秒速21キロ)。 想像もつかない高速です。 アポロ11号が月まで3日間かかったのに、 New Horizonsはわずか9時間後にフライバイします。 (ということはもう終った) 約1年で木星にたどり着くとのことです。 それでも冥王星まで10年かかります。遠いですね。 探査機自体は小さなグランドピアノ程度の大きさらしいので、 それをアトラスVで打ち上げたのですから、 たとえは正確ではありませんが、 原付バイクの後ろにF1のエンジンを積んで ロケットスタートを切ったようなものかもしれません。 このプロジェクトにかかわっている科学者Hal Weaver 氏の コメントが泣かせます。 "The New Horizons mission is going somewhere no mission has gone before. This is the frontier of planetary science." この通り言ったのだとしたら、 Weaver 氏は間違いなくトレッキーでしょう。 もしコメントを記者が加工したのなら、 その記者はトレッキーです。 アメリカの宇宙関係者は、マスコミも含め
大きなイベントの要所、要所で、 このようにトレッキーぶりをちらりと披露してくれるから 好きだなあ… |
|
日本の「はやぶさ」が苦しんでいる傍らで、 地球へのカプセル持ち帰りに成功した「スターダスト」。 カプセルの中身が気になるところですが、 なかなか状態はよいようですね。 【朝日新聞・1月16日】で報じています。 <以下引用>
彗星(すいせい)のちりを地球に持ち帰った 無人探査機「スターダスト」のカプセルについて、 米航空宇宙局(NASA)は米東部時間15日午前(日本時間15日深夜)に記者会見し、 ジョー・ベリンガ回収担当副部長は「状態は非常にいい」と語った。 カプセルは17日にテキサス州のNASAジョンソン宇宙センターに運ばれた後、 クリーンルームで開封され、ちりの詳細な分析が始まる。 カプセルは予定より2分ほど早い15日午前5時10分(日本時間午後7時10分)、 ユタ州の砂漠地帯にある米空軍施設内に着地。 強風でパラシュートが流され、着地点は予定より7キロほど北にずれたという。 ヘリコプターで向かった回収隊が約3時間後、 同州にある米陸軍施設のクリーンルームにカプセルを運んだ。 降下の際、カプセルの表面温度は2700度にも達したとみられ、 表面は黒くすすけて見えたが、ひびなどは見あたらないという。 ドナルド・ブラウンリー主任科学者は 「ちりを採取した彗星は太陽から遠く離れていて、物質の保存状態がいい。太陽系が形成された際の最初の材料が含まれていると確信している」と述べた。 <引用終わり>: |
|
正月も正月明けも何かと慌しく、 ブログに向かう時間が取れません。 今日のニュースは【時事通信・1月4日】で ちょっと古くなってしまいましたが、 非常に興味深いものです。 昨年、惑星協会がロシアのロケットで打ち上げようとして 失敗した「コスモス1」と同じ太陽帆船(ソーラーセイル)を 何と日本も開発しようとしています。 「はやぶさ」で実用化されたイオンエンジンと併用させて、 木星を探査しようという構想です。 <以下引用>
探査機「はやぶさ」を開発・運用し、 小惑星「イトカワ」への着陸を成功させた 宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授らが、 太陽の光の粒子を大きな帆で受けて進む 「ソーラーセール(太陽帆船)」探査機を開発し、 日本で初めて木星に飛ばす計画を立案している。 機構内には競合する天文衛星開発計画が他に2つあるが、 2月の審査でゴーサインがでれば、 2011年か12年の夏の打ち上げを目指す。 新探査機は、木星や付近の小惑星群の近くを通りながら 観測を行う親機と、途中で分解して木星を周回する子機で構成。 木星への突入機を追加する案もある。 本体には回転ドラムを設け、 極めて薄い樹脂膜でできた直径約50メートルもの帆を ゆっくり回して広げる。 重力や空気がない宇宙空間でも、 遠心力を利用すれば安定するためだ。 内側三分の一は薄膜太陽電池とし、 発電した電力ではやぶさと同じイオン噴射エンジンを動かす。 燃料がいらないソーラーセールと 燃費が非常に良いイオンエンジンの併用は世界初。 搭載燃料が少ないため、 探査機の重さはM5ロケットで打ち上げられる 600キロ程度で、開発・制作費も百数十億円で済む見込み。 (中略) 川口教授は「はやぶさと同じハイリスクだが、 ハイリターンな計画だ」とアピールしている。 <引用終わり>: |


