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長官の個人的意見で、過去を清算するほどの重さは この発言にはないと思いますが、 ISS計画に参加してきた国の研究者にとっては 「何を今さら」という気持ちでしょうね。 これからアメリカはどっちに進んでいくのでしょうか? ブッシュ大統領は月、火星への有人飛行計画を打ち上げましたが、 シャトル問題の事後処理は後を引くと思います。 ポスト・アポロの時代に、 月面基地、火星有人飛行などを含んだ計画を打ち上げて 具体的には何もできなかったブッシュ(父)大統領と 同じ道を辿ってしまうのでしょうか… (そうはなって欲しくないのです) 日本でも【読売新聞・9月29日】が伝えています。 <以下引用>
米USAトゥデー紙は28日、 「過去30年余りのスペースシャトル計画は正しい道筋でなかった」と 同計画の欠陥を認める米航空宇宙局(NASA)のグリフィン長官のインタビュー記事を掲載した。 NASA長官自らが米国宇宙開発の根幹を支えるシャトルを否定するのは異例。 長官は、日本などが参加する国際宇宙ステーション(ISS)についても 否定的な見解を示しており、計画縮小は避けられない情勢だ。 長官は、シャトル機体の設計が「非常に先進的で、どうにか実現可能というものだった」と、 安全面などに多くの問題があった点を指摘。 機体本体でなく、シャトルの燃料タンクや大型補助ロケットを活用した 新宇宙船の開発などで「我々はできるだけ損害のない形で道筋を変えようとしている」と述べた。 ISSについても「自分ならば、今の場所にISSを建設していなかった」と語り、 計画が誤りだったとの見解を示した。 <引用終わり> |
ニュースSep05
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これはすごいのでは…という装置が 開発されたというニュースをたまたま2つ見つけました。 いずれも日本の企業、研究者の仕事です。すごい! <以下引用>
ヒトの細胞表面に分布する高分子「糖鎖」の自動合成装置を 西村紳一郎・北海道大教授(46)=医薬化学=と 日立製作所などの研究グループが世界で初めて完成させた。 従来に比べ合成速度は数十倍早い。 糖鎖の異常はさまざまな病気の原因になるため、 新薬開発や病気の早期診断に役立ちそうだ。 東京都千代田区の東京国際フォーラムで27日始まった 「イノベーション・ジャパン2005大学見本市」で公開された。 糖鎖はブドウ糖など複数の糖が結合した高分子。 ホルモンと結びついて細胞の働きを制御しているほか、 構造に異常があると、がんやリウマチなどの疾患を起こす。 異常な糖鎖を合成し、 その働きを抑えたり反応する物質を作れば新薬や診断に応用できる。 生命現象の解明につながることも期待される。 従来の方法は手作業のため、合成に1年かかることが珍しくないうえ、 水銀など有害な試薬を使うことも難点になっていた。 研究グループは、生体内で水と酵素が反応して糖鎖が作られる過程に注目した。 磁石に反応する特殊な物質を酵素に結び付け、 数段階の反応を経て糖鎖を含むタンパク質を合成。 磁石で糖鎖だけを取り出すよう工夫し、 事前の試薬などの準備を含め1〜2週間での合成を実現した。 今月末から1台約2500万円で市販する。 糖鎖の世界市場は5年以内に1兆円になると予想され、 ノーベル賞級の成果になるとして世界の研究機関やバイオ企業が競争している。 研究グループはこの装置を使い、 がん細胞を殺すがんワクチンの開発に国内の製薬企業と着手した。 西村教授は「並行して他の病気の薬の開発も進めたい」と話している。 <引用終わり> もう1つは「遺伝子」です。 3つの企業が共同で新装置を開発しました。 何よりすごいのは、「安い」「早い」ということです。 この精度が医師の求めるレベルに達していれば、 相当売れるんじゃないですかね。 【朝日新聞・9月27日】にありました。 <以下引用>
1滴の血液から約90分で遺伝子の個人差を解析できる装置を、 理化学研究所と島津製作所、凸版印刷が共同開発し、27日発表した。 来秋の製品化を目指す。 遺伝子の個人差は薬の効きやすさや副作用に関係しており、 解析が簡便になることで、 病院での薬の選択に生かすなど「オーダーメード医療」の実現に貢献するという。 調べたい人の血液を入れると、含まれるDNAを自動処理し、 約90分で検査結果を出すことができる。 従来は血液からDNAを抽出する操作などに手間がかかり、 解析に半日以上かかっていた。 装置は事務机の上に載る大きさで、 病院が導入しやすいよう500万円以下での販売を目指す。 ある種の抗生物質で難聴が引き起こされる個人差や、 血液を固まりにくくする薬の効きやすさを左右する個人差の検出で、 装置の性能を確認した。 何を検査するかは1人ごとに取り換えて使う検査チップ(1個数千円程度)次第だが、 1回の検査で最大24カ所の遺伝子の違いを調べられる。 米国では、抗がん剤の効きやすさと副作用の予測で、 こうした検査が実用化されている。 どのような遺伝子を対象にした検査チップを販売するかは、 来秋までの研究動向をみて決めるという。 <引用終わり> 血液1滴で、約90分…というのがすごいですよね。
500万円は医療機器としては かなり安い部類に入ると思います。 大きな病院だけでなく、 小さなクリニックでも導入可能なレベルです。 すごいですね。 |
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NASAがまたユニークなコンテストをやります。 |
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日本としては、インフラ部門以外では 初の宇宙ビジネスの実現ではないでしょうか? ISSにハイビジョンカメラを持ち込み、 CM撮影用にレンタルするというお話です。 【読売新聞・9月23日】で紹介しています。 最初の利用企業は日清食品。 記事には書いていませんが、 カップヌードルのCMを撮影するのでしょう。 カップヌードルCMのコピー「No border」は 宇宙でこそはっきり理解できるかもしれませんね。 いいCMにしてほしいものです。 CMといわず、 いずれ映画などの「宇宙ロケ」も実現しそうですね。 <以下引用>
宇宙航空研究開発機構の支援を受けて設立された 宇宙での映像制作会社「スペースフィルムズ」は21日、 国際宇宙ステーション(ISS)で10月上旬に 日清食品のCM撮影を行うと発表した。 10月1日にカザフスタンから打ち上げられる ソユーズ宇宙船でハイビジョンカメラを送って撮影する。 撮影テープを持ち帰り、 11月上旬からカップラーメンCMの放送を開始する。 ISSでのCM撮影は2001年に電通が行った。 その時に担当した高松聡さんが 業務用小型カメラのレンタルと撮影事業を同機構に提案。 共同研究を始め、今年3月に高松さんがスペースフィルムズ社を設立した。 今回、ISSに持ち込むカメラは少なくとも1年間は使用。 来年3月のスペースシャトル打ち上げでは、損傷点検の撮影に利用される予定。 高松さんは「撮影ごとに機材を打ち上げる方法では数億円かかっていたCM制作が、 レンタルサービスを使うことで1億円台になる」と話している。 <引用終わり> |
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NASAが有人の月面着陸プロジェクトの概要を ついに発表しました。 「Return to flight」の次は 「Back to the moon」ですね。 4人の飛行士が7日間ほど月面に滞在するという内容は、 事前の情報通りでした。 CEVと月面着陸船を別々に打ち上げ、 軌道上でドッキングして、月に向かうシステムです。 NASAはどうしてもドッキングしたいみたいですね。 打ち上げ重量が大きいので、1回では済まないのでしょうか。 それなら、月面からの離昇機や月面探査車などを あらかじめ送っておいて、 そのあとに、有人宇宙船がダイレクトで月面着陸する方が 簡単ではないでしょうか? いろいろと難しい問題があるのだと思いますが、 地球軌道上でドッキングして月に向かうのは、 かなり難度の高い方法などではないでしょうか。 毎日新聞によると、
CEVは10回程度の再利用を目指しているようですね。 シャトルのように再利用する方が 使い捨てより「高くつく」ことのない運用で、 数多くのミッションを展開してほしいですね。 |


