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今世紀の新しい技術開発に道を開くであろう ナノテクノロジーへの警鐘です。 ナノテクに関しては、良く分かりません。 でも、これからはいろいろな分野で、 重要かつ基本的な技術になっていくのは間違いないと思います。 最近は論争が下火ですが、 人間が生み出した化学物質の新たな汚染として 「環境ホルモン」が脚光を浴びました。 いろいろな本を読んだり、講演を聞いたりした中で、 科学技術のリスクマネジメントの重要性に共感しました。 有害なことを証明するのに、 何十年という年月がかかりそうな問題の場合、 「今すぐ証明はできないけど、危ないかもしれない」 ということが分かった時点で、 何らかの対応をとらなければ、 後世に禍根を残します。 アスベストやBSEの「時限爆弾」みたいなものです。 目に見えないようなナノ粒子にそれがあるとしたら… 化粧品にも使われてますからねえ〜。怖いですよ… <以下引用>
ナノメートル(ナノは10億分の1)単位の超微細な炭素材料、 カーボンナノチューブ(CNT)を発見した「生みの親」が、 このほど東京都内で開かれたシンポジウムで 安全面からナノ粒子を研究していくことの必要性を訴えた。 ナノ粒子は現在、電子部品、化粧品などに使われているが、 第一人者が「安全研究」に言及したことは注目される。 シンポジウムは26日に開催された「期待される炭素ファミリー」で、 カーボンナノチューブの発見や、 量産化をリードした信州大工学部の遠藤守信教授と 名城大理工学部の飯島澄男教授らが参加。 遠藤教授はCNTと、形状が似ているアスベスト(石綿)を埋め込んだ マウスの皮膚組織や血液中の炎症反応などを調べた結果を発表。 アスベストは強い毒性を示したが、 CNTについては「差し迫った毒性はない」とした上で、 「ナノテクノロジーによってアスベストと同様の過ちを繰り返してはいけない」と訴え、 多面的に研究しデータを集積していくことが重要だと指摘した。 飯島教授も「ナノ粒子の長期的な安全面での検証は必要だ」と話した。 遠藤教授は10年ほど前から、 信州大医学部の研究者と共同でさまざまな炭素素材の毒性を研究してきた。 シンポジウム後、毎日新聞の取材に 「だれかがやってくれるのを待つのではなく、 幅広い分野の人たちと協力して取り組む必要がある」と語り、 開発者自身もリスク評価に関心を持つべきだとの考えを示した。 <引用終わり> |
ニュースOct.05
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脱化石のエネルギー技術は、 そのまま宇宙開発や月面、火星基地にも生かされます。 なかでも、水素を得るための技術は、 これから特に重要視されていくと思います。 日本の技術者が大きな発見をしたようです。 【毎日新聞・10月26日】が報じています。 同日のNHKニュースでも破格の扱いで詳しく説明されていました。 ガリウムってたくさんある元素なんでしょうか? でも、チタンよりは豊富にありそうですね。 <以下引用>
東京理科大などの研究グループは26日、 青色発光ダイオード(LED)などに使われる窒化ガリウムの光触媒機能を使って、 水から水素を発生させることに成功した、と発表した。 今後、クリーンな水素燃料の製造につながる技術として期待されるという。 光触媒は、光のエネルギーを受けて、他の物質に化学変化を促すもの。 東京理科大の大川和宏助教授らは、 窒化ガリウムが光を吸収して電気エネルギーを生み出す性質に着目。 窒化ガリウムと白金を電極にして水槽に入れ、 窒化ガリウムに光を当てることで水素を発生させた。 験では、照射する光エネルギーに対し、 水素エネルギーが発生する「変換効率」は0.5%だった。 光触媒として既に実用化されている酸化チタンの約2%を下回る。 今後は、光触媒反応に有効な光の波長の幅をコントロールするなどして、 3年以内に変換効率20%を目指すという。 研究の総括責任者で、 青色LEDを発明した中村修二・米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授は 「水素燃料というクリーンエネルギーを作り出す有望な方法になる」と話している。 <引用終わり> |
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宇宙開発の象徴で、 あこがれの的だったスペースシャトルが これほどに権威失墜してしまうとは… 何だか悲しい気持ちがします。 でも、外野席の僕なんかより、 シャトルに乗るために訓練してきた 本当に優秀な飛行士や 「きぼう」関係の研究・開発を担当してきた科学者の 落胆の大きさは想像に余りあります。 最初の最初で大きな路線選択の誤りがあったのか、 それとも誤りに気づきながら路線変更できなかったのか… NASAの検証が待たれます。 待たなくても、何となくは分かりますが、 きちんと反省しないと、 月や火星に向かうミッションでも 同じ轍を踏む可能性は大です。 (莫大な予算を長期間にわたって投入し続けたため、 たとえ新たな優れた方法が見つかっても、 路線変更できない状況に置かれるというような…) これでますます日本の宇宙開発の行く末は 不透明になっていきますね。 ロシア、ESAと組んだほうが、 地味だけど、着実なような気がしてきました。 月、火星は確かに魅力的ですが… <以下引用>
米航空宇宙局(NASA)のグリフィン長官は、 日本などが参加する国際宇宙ステーション(ISS)の建設に必要な スペースシャトル飛行回数の削減検討を、再び担当部局に指示した。 NASAは日本側に、2010年のシャトル退役までに、 ISS建設で18回、 ハッブル宇宙望遠鏡の補修で1回とする削減案を提示したばかりだが、 次回のシャトル打ち上げが来年5月以降に遅れ、 07年以降の多数打ち上げが予算上厳しくなった。 年2回ずつ計8回の飛行という大幅削減案も取りざたされている。 19回の飛行を実現するには、 07年以降に毎年4〜5回の飛行が必要だが、 安全対策の強化により、シャトルの打ち上げコストは、 コロンビア事故以前の倍近くまで増えているとされる。 ハリケーン被害にあった関連施設の復旧や組織再編に伴う 人員削減で作業能力も低下している。 事故でコロンビアを失い、機体も現在は3機しかない。 この夏に議会承認された10年までの予算計画では、 年3〜4回の飛行が限界だ。 安全確保の面でも多数打ち上げは「問題あり」との見方が強い。 整備・打ち上げを半年に1機とする計8回案の方が現実的との見方もすでに出ている。 <引用終わり> |
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何かと忙しく、1週間もアップをさぼってしまいました。 アメリカの宇宙開発の興味は、 見事に「シャトル=ISS」から「月、火星探査」に 転換されたようですね。 月面基地を建設、運営する上で、 明るい情報がリリースされました。 月に酸素を含むチタン鉄鉱が広く分布していることを 確認したというニュースです。 【読売新聞・10月20日】【毎日新聞・10月20日】で報じています。 以前から言われていたことですが、 改めて確認することで、 月関連の予算獲得しやすくしたのでしょう。 ただ、酸素は何とかなるとして、 問題は水素ではないかと思います。 運んでいくのは大変ですね。何かいい方法があるのでしょうか? より詳しかった毎日新聞の記事を引用します。
<以下引用>
米航空宇宙局(NASA)は19日、 月面に比較的容易に酸素を分離できる「イルメナイト(チタン鉄鉱)」が 豊富に存在する可能性があると発表した。 ハッブル宇宙望遠鏡による紫外線観測で判明した。 建設予定の有人月面基地やロケット燃料などへの利用が考えられ、 NASAは将来の有人月面探査の弾みになると期待している。 イルメナイトは60〜70年代の米アポロ計画で持ち帰られた月の砂にも 10〜15%程度含まれていた。 今回は、イルメナイトの存在が確認されているアポロ15、17号の着陸地点と、 探査が行われていないアリスタルコス・クレーター付近などを紫外線域で観測。 両地域ともに、同様の物質が存在することが分かった。 今後数カ月かけてさらに分析する。 イルメナイトは水素を加えて900度程度に加熱するなどの方法で 酸素を取り出すことができる。 NASAは今年5月、月の砂から効率的に酸素を取り出す方法の公募を発表した。 受賞者には25万ドルの賞金が与えられる。 アリスタルコスは数億年前にいん石の衝突でできた比較的若いクレーターで、 周辺地域は過去に激しい火山活動があったと考えられている。 直径は約40キロと小ぶりだが深さが3キロ以上あり、 地殻上層部の過去の活動の調査に適しているという。 NASAは08年に無人探査機「LRO」を打ち上げ、 約1年間周回軌道から詳細に月面の観測を行う予定だ。 <引用終わり> |
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人への大流行を起こすかもしれないと 世界的に警戒されている鳥インフルエンザですが、 流行すら始まっていないのに、 坑ウイルス剤への耐性菌が見つかったそうです。 【朝日新聞・10月15日】で速報しています。 トルコやルーマニアでも鳥への感染が確認されて、 ヨーロッパでも大問題になってきました。 アメリカもかなり警戒レベル上げてます。 そろそろ危ない感じがします。 今回みつかったのは、 鳥インフルエンザ対策として世界的に備蓄が進んでいる 「オセルタミビル(タミフル)」という坑ウイルス剤への耐性菌です。 確か日本もこれを備蓄してるんじゃなかったかなあ… それにしても、ウイルスは強い。 しかも対応が素早い! 人間の叡智で、対抗できるのでしょうか… <以下引用>
東南アジアなどで猛威を振るう 鳥インフルエンザウイルスH5N1型に感染したベトナムの患者から、 服用した抗ウイルス薬オセルタミビル(商品名タミフル)の 耐性ウイルスが検出されたことが分かった。 東京大医科学研究所とベトナム国立衛生伝染病研究所などのグループが、 20日付の英科学誌ネイチャーで発表する。 耐性ウイルスは今年2月、 H5N1型に感染した兄を看病していた少女から検出された。 当初、微熱やせきなどの症状が現れ、 予防目的で通常より半分の量のタミフルを飲んだが、 4日目に39度の高熱が出て感染を確認。 このとき採取したウイルスから耐性ウイルスが見つかった。 感染が発覚してから通常量に増やし、3月中旬には回復したという。 東大医科研の河岡義裕教授(ウイルス学)らが、 少女から採取したウイルスの遺伝子を調べたところ、 ウイルス表面のたんぱく質に耐性を示す変異があった。 この耐性ウイルスをフェレットに感染させた実験で、 別の抗ウイルス薬ザナミビル(商品名リレンザ)は効果が認められた。 タミフルは耐性ウイルスが出にくいとされ、 新型インフルエンザの出現に備えて世界的に備蓄が進められている。 グループは、備蓄には新たにリレンザも加えるべきかもしれない、という。 河岡教授は「耐性ウイルスが検出されたのは1例だけで 現段階では広まってはいないが、 引き続き監視していく必要がある」と話している。 <引用終わり> |



