|
香川県坂出市で祖母と孫の女児2人が行方不明になったと連日報道されている。
この報道に関して疑問を感じることは無いであろうか?
おそらくこのブログの読者の方も気づいておられると思う。
それは「女児の父が犯人」と思わせるような報道内容である。
報道内容のほんの1例を挙げてみる。
「強盗目的ではない」
「祖母の自転車は偽装のため持ち去った」
「外部から進入した形跡が無い」
「血のついた足跡は1つしかなかった」
女児の父に対して毎日のように取材を行う。
確かに、女児の父の言葉遣いが乱暴で良い感じはしない。
しかし、それとこれとは別の話である。
色々な面を考慮し、直接には女児の父が犯人と報道してはいない。
しかし、多くの人がこのようなイメージを持つ報道内容になっている。
このような報道を「推知報道」と言う。
マスメディアの発達によって情報の「送り手」「受け手」が分離した現在
受け手側に居る一般国民はマスコミの内容を真実と思い込まされる。
マスメディアによって国民をコントロールできる可能性すら秘めている。
松本サリン事件の際には酷い冤罪報道があった。
真犯人は宗教の名を語ったテロ集団「オウム真理教」であったが
事件から数日は近所の会社員の方が犯人扱いされた。
その理由は庭に多数の農薬がおいてあったから。
実際にはその農薬でサリンが生成できないことは明らからしい…
この会社員の方は冤罪報道により苦しい思いをされた。
奥様は今でもサリンの影響で寝たきりであるそうです。
当時、幼かった私はテレビを見て「悪いオヤジが居る」と思ってしまいました。
マスメディアは逮捕・疑惑では視聴率が獲得できるので盛んに報道します。
しかし、その嫌疑が晴れた際の名誉回復の措置は無いに等しいです。
ニュースの中でアナウンサーが一言謝って終わり。
疑惑報道と同じ時間を割けとは言わないが、名誉回復に必要な報道はすべきと思う。
多くの人はマスメディアの報道が真実と思ってしまう。
嘘の情報を流した以上は、それを取り去るだけの措置はすべきである。
今回の件に関して、現時点では犯人が誰であるかはわかりません。
そして優先すべきは犯人探しよりも、被害者の行方です。
犯人を推知させるような報道に危機感を憶えます。
|