■メンヘルお役立ち本紹介■

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ざくろが読んだ本の感想(主にメンヘラ用ですが、普通の本も載せます)
皆さんのお役にたてるかどうか解りませんが、暇な時は覗いてやってね★
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『ブラッドレッティング』 ヴィクトリア・リーサム著

   ■リストカットの闇を生きたヴィクトリア

初めてこの本を目にしたとき、本の帯に書いてある赤い字の紹介文にドキリとしました。

 「すごく嫌なのに、安っぽい音楽やCMソングが頭から離れなくなった経験がありますか?
それが音楽ではなく、手首から流れる血の海だったらと想像してみてください。
朝起きたとき、テレビを見ているとき、仕事をしているとき。
たえずそのイメージがあなたの 頭の中に 割り込んでくるのです。
あなたならどうしますか?このイメージに支配されたとき、
あなたは手首を切ってしまうかもしれないのです」

この言葉は正に、人がリストカットをしてしまうまでを表していると思いました。
そう、私もいつもいつも[手首を切る事][流れ出す真っ赤な血]のイメージに囚われているから。
この本の中で、ヴィクトリアはこう語っています。

「欲しかったのは目に見える痛み。心でなど感じたくない。肉体的な痛みなら理解できるし、
それこそがわたしに安らぎをもたらした------。」


この気持ち、本当によく解る。
目には見えない心で感じる痛み。それにどれだけ苦しめられるか、支配され続けるか・・・。
体の傷なら、いつか癒える。それも目に見えて。でも、心の傷は、いつ出来たのか、いつ
治るのか検討もつかない不安が常に付きまとう。自分では気付かない内に、自分の中で
その傷が育っていき、ついには精神を蝕んでいくのです。それも、意図しないうちに・・・。
心の傷の大きさに耐えられなくなった時、『自分を傷つける』という行為に救いを求めて
しまう人たちがいるのです。

ヴィクトリアは転職と引越しとを繰り返し、「今度こそ上手くいく」とその度に、自分に
言い聞かせます。仕事仲間やルームシェアをしている友人達との関わりに苦労しながら
リストカットと精神病に立ち向かおうとするその姿は、今まさにそういったものに対峙している
私たちとなんら変わりはありません。何度も精神科医に通い、時には耐え切れずリストカット
しながらも、自分に言い聞かせます。

『私は仕事について聞かれると、常に前向きで楽天的だった。
すべて順調よ。忙しいけど、とても上手くいっているの。
仕事は大好き。』

私も両親や友達に装っていた時があるからわかります。何も自分には起こってない、何も
心配されるような事にはなっていないし、心配をかけたくない、心配されたくもない。
きっと。
でも、そうじゃない事に薄々気付いているからこそ、そんな風に思うのです。
そのうち、限界が来てヴィクトリアも自分を騙していた事を認めざるを得なくなります。

『とうとう、そしてとてもほっとしながら、しょっちゅう手首を切りたくなる事を認めた。
職場でも、朝起きたときも、テレビを見ているときも、運転しているときも、食事を
しているときも、シャワーをあびているときも。ずっと。手首から滴っている血、汚れた
ナイフ、使用済みのカミソリ、ギザギザの傷、それぞれが目に浮かび、互いにぶつかり
あっている。必死になって頭から消そうとすればするほど、強烈になっていく。そのイメージ
は鮮やかで、惨たらしかった。』

リストカットをする人達なら、この言葉に共感をおぼえられる事と思います。
逃げられなくなってしまうのです、そのイメージから。
ヴィクトリアはCTB療法という治療法と出会い、何とか自分をコントロールできる方法を
見つけられました。人それぞれ、効果のある薬やセラピーは違うと思いますが、この本の中で
ヴィクトリアが語った事は、リストカットをする人達に対してひとつの道を示唆してくれるのでは
と思います。きっと、いつか自分もヴィクトリアのように嫌なイメージから逃れられる日が
来てくれるのではないか、という小さな希望の種を、この本で見つけて下さい。

でも、「今すぐにでもリストカットしたい!!」と思っている人、またはすでにリストカッター
で切りたい気分になっている人は、読むのを控えた方がいいかもしれません。

本の内容に引きずられないように、注意して読んでね!

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この本は、私が精神科に通いだす前・・・・自分はうつなんではないか?と悩んでいた
頃に出会った本です。

言わずと知れた、リストカッターには一種の救いのバイブルのような本ですね。

もちろん、ネット環境にあるリストカッターなら、誰もが一度は
”南条あやの保護室”というあやちゃんのオフィシャルHPに行った事があるかと思います。
南条あやの保護室→
http://nanjouaya.com/hogoshitsu/memory/
私なんかが語らなくても、超有名です。なので、ここでは私がこの本を読んだ感想を書きたいと
思います。

地元の本屋で『何か私を救ってくれる様な画期的な本はないものか?』と目をうつろにして
彷徨っていた時、ふと目にとまったのがこの本でした。
その頃、自分でも自殺願望の強さに怖くなっていて、自傷行為をしたくてしたくてたまらなくて。

「卒業式まで死にません」

というタイトルに惹かれて、立ち読みしたのが始まりでした。読んでみたら、あらまあ。
私以上に、悩んで自傷行為もしていて薬マニアな、原寸大の"患者”がソコにいるではありま
せんか!速攻レジに走りました。大げさですが、天啓だと思いました。

あやちゃんの文章には、確かに孤独や、憂鬱や、絶望があるはずなのに、それを感じない位
「過激でポップ」
です。今はもうこの世に居ない人だとはとても思えません。
リストカットする時の様子も、薬にハマっている所も、父親との確執も、リスカの代わりの
献血三つ子宣言なども、辛い事のはずなのにとても楽しく読めてしまいます。

素敵だ、南条あや!!

と叫びたくなります。それは、日記の読者を意識したあやちゃんなりの
心使い&私はこんなに辛いのよ・と言いたくても言えない心の現われなのではないでしょうか?

『2月28日(日) コンクリートの屋上』
の日記は、心を揺さぶられます。

たった一人で、死ぬ為に屋上に向かって泣きながら走る気持ち。

私もそんな気がする時があるから、解ります。でも、本当のところはあやちゃん本人にしか
解らないんだろうけど・・・。でも、その気持ちの何分の一かでも解ってあげられてたら。
きっと、あやちゃんはまだ生きていたかもしれない。そう思うと悔しい気持ちになります。
あやちゃんの好きなCoccoだって新曲が出たんだよ。

それを聞いて欲しかった。まだまだ楽しい事あったんだよって。


それでも、私もあやちゃんの様に「死んでしまいたい」と毎日思いますけれど。

リストカットだって、止めちゃいたいけど止められなくて。
何とかして生きたいと思うからこそ、死ぬ事を考えるんだと思います。

あやちゃんの文章からはソレがとても感じられる。だからこそ共感できるのでしょう。


まだ読んだ事のない人、リストカッターの気持ちをのぞいてみたい人、ぜひ読んでみて!!
リストカッターや、自殺願望のある人というのは、決して特別な人ではないという事が
解るはずです。あなたの周りの心を病んでいる人たちだって、皆そうなんだと。

ま、あやちゃんの影響で薬に執着を見せるようになってしまいましたけど(笑)
それでも好きだ、南条あや!!

今でもバイブルかもw(@2010年)

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