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ポコンが入れられた緊急治療室は、 名前を聞くと凄そうだが、カーテンで仕切られたベットが3つある普通の病室。 ただ、わざわざ病棟の端の遠いトイレに行かなくても、 室内にトイレと患者さん共用のお風呂が備え付けてあるだけ。 しかし、そのトイレの調子も悪いみたい。 看護婦さんに「直して」とお願いしたが、その日はゴールデンウイーク直前の日曜日。 そう簡単に業者さんも来てくれない。 仕方なくトイレは一般患者のトイレまで、結果普通の病室より遠くなってしまいました。 もうひとつのお風呂も、 交代で患者さんが入りに来るので、 使用した後は、熱気が緊急治療室内に充満し5月だというのに結構ムシ暑い。 それでもゴールデンウイークで患者さんが少なかったので、 ポコンは1日中ベットでテレビを見ながら気長に陣痛待ち。 しばらくすると腰を押さえながらゆっくりとベットから降り、 「トイレに行ってくる」と言うポコン。 あいにく部屋のトイレは故障中。 超スローでしか歩けないポコンは、遠いトイレまで歩いて行くしかなかった。 一人で行けると言うので私は部屋の出口で様子を見ていると、 ゆっくり歩いていたポコンが廊下の途中で立ち止まった。 ピ「あれ?どうしたんかな?」と思っていると、 いきなり大きな声で、 産婦人科の廊下で「出る〜」って叫んだもんだから、 廊下中の人が「ダルマさんが転んだ」状態で、一斉に立ち止まりポコンに集中! ピ「ま、まさか赤ちゃんが出るんか? ? ?」と思っていたら ピ「ウンチかよ〜」(;^_^A (おそらく廊下中の人が思っただろう) 近くに居たナースがやさしく ナ「大丈夫よ、無理しなくて」と言ってくれたが、それはここで出しても良いって事? しかし、いくら良いと言われても廊下でウンチするには愛と勇気と妥協がいる! ポコンは気力を振り絞ってトイレまで歩いて行った。 (良く頑張った! 君はプライドを守りきった!) でも、トイレの中は修羅場だったらしい。 そう言えば、さっきナースが ナ「陣痛をうながす為に下剤を入れましょか〜」て来てたな〜。 便秘になりがちという妊娠中も快食快便だったポコンに そんな事したら... それからは、便意が無くてもに小まめにトイレに行くポコンでした。
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ポコンが妊娠!
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ある日我家にやって来たププ太郎との格闘日記
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ポコンが妊娠中、何度か一緒に病院に行きましたが、 一人の気になるナースがいました。 年齢は45歳くらいで、身長は170cm以上 色黒の顔にチリチリのロングヘア 一見、「黒人?」 「男性?」と思う風貌ですが、 ナース服と名札で辛うじて「日本人女性なんや!」と判断出来た。 他のナースがにこやかに接してくれるのに対し、 無表情で無口、おまけにガニ股で歩いている。 ピ「でも、年齢的にベテランナースなんやろな〜」と良い方に納得していた。 そして、ポコンの帝王切開手術後。 ベットのまま手術室から帰ってくるポコンと廊下で会うと、 先日はそのまま病室に戻ったと書いたが、 実はその前に新生児室の前までププ太郎を見に寄り道をしたんです。 ベットを新生児室のガラスに横付けしたが、 全身麻酔から目覚めたばかりで目がうつろなポコンはププ太郎が見れない。 そこで出て来たあの色黒ナース! 新生児室に入ると、 産まれて1時間程しか経っていないププ太郎をオムツだけの格好で抱っこし、 廊下に出て来た。 他のナースがそれを見て「毛布着せたげて」と言っていたが無視! 普通に人が通っている廊下でポコンの手術着の胸元を「ガバッ!」と開き、 ププ太郎をうつ伏せの状態で無造作に載せた! 一瞬の出来事に私とポコンのママは唖然... すると色黒ナースは首の座ってないププ太郎の頭を持ち上げ、 ポコンのほっぺたにグリグリ押し付けてる。 わずか1分程の初対面。 後でポコンに、この時の事を尋ねると、 何かが乗ってるのは分かったが、よく分からなかったらしい。 じゃあ、無理して会わせる意味ないヤン! いますよね〜 色んなナース...
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手術から約4時間後、 ポコンは全身麻酔も切れ始め、腕が動かせれる様になり3人で話してた時、 ナースさんがププ太郎を病室まで連れて来てくれた。 さっきまでは新生児室で泣き続けていたププ太郎も、 今は泣き疲れたのか、お寝んね中。 ナースさんがそっと抱き上げポコンのベットに添い寝するように置いてくれた。 まだ酸素補給器を口に付けたポコンの顔は痛々しかったが、 初めて我が子に触れた時の表情は、既に母親の顔になっていた。 しばらく添い寝した後、 ポ「アピン(義妹)とお父さんにメールで知らせといて」と頼まれたので、 お寝んね中のププ太郎を携帯電話で撮影し、アピンにメール。 13時8分に無事産まれた。 赤ちゃんもポコンも元気です。 すると、 仕事中のハズのアピンからすぐに返信! ア「かわいい! また服買っちゃった。」 産まれる前から、 ププ太郎の服を何着も買ってくれて、自他共に認める「叔母バカ」爆進中です。 ありがたい事です。 次はポコンのパパに電話。 (メールの見方を知らないので) ポコンパパは古いタイプの人で、 あまり人付き合いが上手ではなく、 ポコンママの話では「子育ては女の仕事」と言って ポコンとアピンの子育てにも非協力的だったそうなので リアクションは薄いと思うが、とりあえず報告だけはしておこうと電話を掛けてみると。 ピ「は、はい、産まれました。」 ピ「は、はい、二人とも元気です。」 予想に反して親戚の中で一番喜んでくれた気がします。 さぁ、我が子誕生の余韻に浸る暇もなく、 俺は年2回の大きなシステム変更作業の為、今日はこれから夜勤や! しんど〜
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ププ太郎が寝かされたケースには、 産まれた時間の他に身長と体重が書かれていました。 身長44.3cm
平均は50cmらしいので、やはり少し小さいようです。体重2375g
先生は2週間前の検査で約2348gだったので、手術の時点では誤差があっても2400gを超えてるだろうとの事でしたが、 若干少なかったです。 (病院によっては2500g以下は低体重児のようですが、 この病院では特に何も言われませんでした。) ププ太郎は、細い声ですが元気に泣いているので一安心。 後はポコンの腫瘍摘出手術が成功するのを祈るのみ。 ププ太郎を見ながら30分程待ったが、 終わる気配が無い為、この間に実家のピピンママに報告しようと思い、 公衆電話に向かうとタンカで運ばれてくる人がいた! もしや!と思い覗くと、 麻酔でうつろな目のポコンに、 ピ「ポコン!分かるか?」と聞くと、タンカの上で小さくうなずいた。 集中治療室に運ばれたポコンは、数時間休むと意識がしっかりし、 多少喋れる様にもなったので、さっき撮ったププ太郎のビデオを観せてあげると、 全てが上手くいったと思われたこの時、
しかしポコンは1ヵ月後、二度目の手術を受ける事になる... |
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ポコンが手術室に行くと、病室に残ったナースに ナ「だいたい約40分くらいですので、その間は食堂で待って下さい。」 と言われ、ポコンママと食堂に移動。 5分... 10分... 15分... 20分... ポコンが手術している思うと、時間の流れがとても遅く感じる。 30分... そろそろ終わる時間だと思うと、じっと座っていられなくなる。 45分... 食堂の入り口でウロウロしていると、 遠くの方から、かすかに赤ちゃんの泣声が聞こえた様な気がした。 ポコンママに、 ピ「今、赤ちゃんの声が聞こえませんでした?」 ポマ「え〜? 何にも聞こえへんかったけど...」 ピ「気のせいですかね〜」 それでも気になって食堂の入り口から病棟の方を見ていると、 ひとりのナースが近づいて来て、 ナ「おめでとうございます。」と声をかけてくれた。 ピ「母親は大丈夫ですか?」 ナ「今、腫瘍の摘出手術をしています。赤ちゃんをご覧になりますか?」 ピ「ハ、ハイ!」 |








