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〔曽田寛三作・母への追慕〕
高校の同級生、曽田寛三君の話です。
曽田君、母一人子一人の母子家庭やったんです。
あたしも貧乏でしたが、曽田君はもっと貧乏でした。
その境遇の近さからか、あたしと曽田君はいつも一緒にいてたんです。
あたしは書道、曽田君は彫刻の道に進む事を希望してました。
お互い貧乏なんで、国公立大学にしか行けません。
あたしの頃には共通一次試験がありましたんで、国公立大学に行きたい者は、自ずと勉強にも力を入れんと仕方なかったんです。
書道や美術だけをやってる訳には行きませんでした。
二人ともあんまり勉強が得意やなかったんで、励まし合いながら頑張ったもんです。
塾や予備校に行けるハズもありませんから、学校の図書館やお互いの家で、挫けそうになる心を叱咤しながら、一生懸命、勉強を続けました。
お蔭さんで、あたしは書道関係の大学へ、曽田君は芸大の彫刻科へ進む事が出来ました。
「オレは彫刻家として一家をなす。
志維求堂、オマエは書家として名人になれよ!!
どっちが歴史に作品を残すか、一生を掛けた勝負やな。」
若き二人は熱い誓いと共に、お互いの道に進みました。
曽田君は順調に大学生活を送ったのですが、志維求堂、少し予想とは違う状況に、大学へも行ったり行かんかったり、ウズウズとした日々を過ごしていました。
そんな時、曽田君から展覧会の誘いがあったんです。
まあ、大学へ行くのもツマランし、曽田君の展覧会に行こう、、、、そんな気持ちで展覧会場に足を運びました。
京都の美術館でした。
会場内をブラブラ歩いてますと、
『曽田寛三』 のネームプレート
大学の1回生でしたが、上級生の作品を圧倒する2mを越す木彫の大作でした。
「オカンをイメージしたんや。」
はにかんだような笑い顔で、曽田君は説明してくれました。
その言葉に続いて、曽田君が言いました。
「志維求堂、オマエ、作品を観る眼が死んでるぞ!!
創作者の眼やない。
どないしたんや??!!」
あたしは、大学生活がウマク行ってない事を正直に話しました。
いつの間にか、あたしの目から、大粒の涙が溢れ出ていました。
「志維求堂、オマエ、そんな生活をするために、苦労して大学へ入ったんか?!
違うやろ!!
オレは彫刻で、オマエは書道で、歴史の片隅にでもエエから名を残そう、作品を残そう、ちゅうて話をしてたやないか!!
あの時の話はウソか?!
何をフラフラしてるんや!!
もう帰ってくれ!!
そんな眼のオマエを見たない。
作品に立ち向かうオマエに戻ったら、また、オレの前に来てくれ!!」
一体、オレは何のために大学まで来て書道をやろうとしたんや。
曽田君の言葉で、あたしは、やっと自分を取り戻す事が出来ました。
その後、精進に精進を重ね、無事大学を卒業。
そのまま就職にも恵まれ、書家としての精進を続ける事が出来、24歳の時にその年の最年少入選者として日展入選を果たしました。
その後も幾度か日展入選を果たし、某大展覧会の審査員まで務めました。
個展も2回開き、それなりの称賛の中での書家活動でした。
残念ながら数年前、故あって書壇から身を引きましたが、そこまでの活動を支えてくれたのは、紛れもなく、曽田君の言葉があったからです。
その曽田君が亡くなったのが、平成15年6月24日です。
今日が7回忌でした。
あの日の早朝、お母さんから連絡を頂き、取る物もとりあえず病院へ駆け付けました。
曽田君は、もうしゃべる事は出来ませんでした。
幾本ものチューブに包まれるようにしながら、弱々しい、途切れ途切れの呼吸を繰り返すだけでした。
「志維求堂君、最後に手を握ったってくれる。
あなたとは本当の兄弟みたいでしたもんねえ。
『アイツがおったからオレは大学に入れた。』 寛三は、ようそんな話をしてくれたんですよ。
『オレの人生があるのは、アイツのお蔭や。』 ってね。
結婚もせず、子供もいてなかったけど、
『志維求堂んとこの子供がオレの子や。』 って、よう言うてたわ。
彫刻だけしか無い人生やったけど、あなたの人生に自分の人生を重ねてたんやと思うわ。
志維求堂君、本当にありがとうね。
枕元のこの作品、あなたが来たら渡して欲しいって・・・・・・・・・・・・・・・・。
2点あるんで、一つは私が、一つは志維求堂君に、って言われてたんです。」
そこには、曽田君が、若い頃から追い求めた 『オカンのイメージ』 の作品でした。
あたしは曽田君の手を握り締めました。
骨に皮だけが張り付いたような、か細い指でした。
強く握れば、折れてしまいそうな、枯れ枝のような指・・・・・・・・・・・その、か細い指が、あたしの手をグッと握り返してくれました。
いえ、もはや曽田君にその力は無かったのかも知れません。
あたしの希望がそう感じるように仕向けたのかも知れません。
でも、
次の瞬間、その力が抜け、一気に曽田君の手が紙切れのような軽さに感じられました。
医者が聴診器を胸に当て、曽田君の瞳を小型の懐中電灯で照らしました。
その動作は、医者にとっては極々日常的な物であったのかもしれません。
でも、我々残された者にとっては、あまりに非日常的で場違いの行いのような、妙な違和感のある行動でした。
「午後6時08分。 御臨終です。」
今まで気丈に振舞っていた老母が、すべての支えを失ったこのように崩れ落ちました。
その老母の鳴き声に倍する声であたしは泣きました。
あたしの人生を支えてくれた友人の死を悼み。
ウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜曽田〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜寛三〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
????????????????????????????????????????
ウ〜〜〜ソだぁーーーーーあ、かんぞう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
嘘だ〜〜〜〜〜アカンぞう〜〜〜〜〜〜!!
(全部、大)嘘だーーー!! (信じたら)アカンぞーーーー!!
ヒツレイしました!!!!!!!
久し振りにやっちまったよう!!
どうぞお許しくださいませ。
二度と、二度としませんから、許してチョンマゲ!!
コイツ、四天王寺さんで買ったんですぅ〜〜〜〜〜。
どこの、誰の物とも知れんのですが、あまりに “作家物然” としてましたんで、買わずにおれんかったんです。
300円ですぅ。。。。。。。
買ったら、何か “物語り” を作らんとしゃあないぐらい、よ〜〜〜〜〜〜〜う出来てたんですよぉ。。。。。。
もし不覚にも、涙を流した方がおられましたら、御一報ください。
お詫びに、志維求堂絵手紙をお送りします。
ホント!! ヒツレイ致しました!! 許してね!!
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シビレました・・。
欲を言えば・・。
盛り上がった所で止めて、数日放置して頂くと、
さらにシビレたかも・・・。
ごっつあんです━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━! 。
2009/6/24(水) 午後 7:05 [ OOO ]
イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、、、、、これを放っておくと、一人歩きしてしまいそうでしょ。
実は、半分にしようかとも思たんですが、まあ、一気に行こかな、ってね。
ビンちゃん、ありがとうございました!!
2009/6/24(水) 午後 7:21
うっうっうっうっうっ・・・・・・・・・・・・・ 涙 。
悲しすぎるぅーーーーーーーーーー!!!!
絵手紙はいらん。
2009/6/24(水) 午後 8:18 [ oim**uokya ]
鼻水垂らしながら号泣しました。
あれ、あれあれ・・・・・・・・
300円は安いですね。
2009/6/24(水) 午後 8:27 [ おいちょ株 ]
OKやさん、そう遠慮せえでもぉ。。。。。
2009/6/24(水) 午後 8:30
89さん、何時間もかけて考えた値打ちがありますわ。
購入以来、毎日、磨いて艶出ししてるんですよ。
300円にしては、よう遊ばせて貰てますわ。
2009/6/24(水) 午後 8:32
大作ですねぇ。
ナゼか最初からホントの話しじゃないなぁと感じてましたが、
オチが『う、ソダ あ、カンゾ〜〜!』とまでは読めませんでした・・・
300円は安いですねぇ。これはもう立派な作品ですね。何をヒョウゲンしているのか判りませんが・・・傑作!
2009/6/24(水) 午後 9:40 [ さかな男 ]
アハハハハハハハ、そうですかあ、、、、見抜かれてましたかあ。。。。
コイツ、アフリカかどっかのプリミティブアートみたいな風情がありますよねえ。。。。
さあ、どこの何なんでしょうか?
また分かる事があれば教えてくださいね。
2009/6/24(水) 午後 9:51
あはは、まんまとかかってしまいました。
300円でも、なぁんだか欲しい得体のしれないけど、惹かれる形の物ってありますよね!
この形と「母」の組み合わせ、非常にあってると思います。
2009/6/25(木) 午前 6:23 [ - ]
アハハハハハハハ、掛かりましたかあ。。。。
ネッ!!
こんな訳の分からん300円の品物でも、十分、楽しめるでしょ!!
初めてコイツを見た時に、「これは女性をモチーフにしとるな。」ってね。
じゃあ、何かそれにまつわる話は無いかいな・・・・・・・・・・ウチのオカンネタではイカンしなあ。。。。。
で、
架空の“高校時代の同級生”が登場したんですわ。
でもね、
この話の3分の1はホンマなんですよ!!
さあ、どの部分でしょうか?
それも考えてくださいね!!
2009/6/25(木) 午前 6:33
トラックバックしました2記事と共に、『志維求堂大法螺三部作』ですわ。
また、忘れた頃にやったろ!!
2009/6/25(木) 午前 6:37
あらら・・・・
無理をして、痛いおなかに手をあてながら、感動を胸に・・・読んでいたら。。。。
なんちゅう〜結末で、ありましょうや!!!!
胃が痛く、なってもうた。。。(笑)
もっとも、詩人・俳人のたぐいも上手に、おお嘘をつきますが。(笑)
2009/6/28(日) 午後 5:57
アッチャーーーー!!
病み上がりには厳しいネタでしたねえ。。。。
くれぐれも、お身体にさわりませんように。
こんなん考えるんが好きですねんねぇ。。。。。。
また、上手に機会を狙ときますわ。
2009/6/28(日) 午後 6:03
みやさん、お身体回復されましたら、6月25日の補足記事もお読みくださいね。
こっちは真実ですわ。
→http://blogs.yahoo.co.jp/gatukonosense/archive/2009/6/25
2009/6/28(日) 午後 6:05